これらの異人と言うのは、天狗などを部下にして使う、異次元のオリオン星人のように思えます。異次元の「あの世」とこの世を様々な形態で往来しているようです。日本には太古から、プレアデス星人やリラ星人、シリウス星人などが飛来していたようです。「源氏がシリウス星人の末裔、平家がプレアデス星人の末裔」と言う説もあります。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。ネガティブなシリウス星人は邪悪なオリオン星人とも言われます。オリオンの邪体霊がモンスター・タイプの生物や人間を遺伝子操作などで作ったそうですが、それで神に嫌われたそうです。ネガティブなシリウス星人やオリオン星人は堕天使ルシファーのグループのようです。意外に思いますが、堕天使ルシファーやサタン(悪魔)と言われるリラ星人は、遺伝子科学者のグループの名前だそうです。彼らはある種の遺伝子実験に反対したグループで、それ故に対立抗争が起きたようなのです。

・ハリウッド映画に『猿の惑星』と言う映画がありましたが、猿顔で人間タイプの異星人がいるそうです。ケンタウルス座α星人は、猿が人間になった外見の者もいるようです。インドの神話でも猿顔の神様がいます。こういった種族との遺伝子操作による実験に抵抗する勢力があるそうです。リラ星人のコンタクティのクロード・ボリオン・ラエルは、米国でクローン実験を行い社会問題を起こしたそうです。コンタクティの中にはキリスト教会の道徳に反する者もおりトラブルになるようです。未来透視のマクモニーグルによると「遺伝子操作には問題もつきまとう。2022年から2028年の間に、ある女性科学者は自らの肉体を使って悪夢のような存在を生み出し、法廷で裁かれるだろう(生命はその後も生き続ける)」とのことだそうです。遺伝子操作でモンスターが生まれることを政府は厳禁することでしょう。

・「ケンタウルス座α星の私たちの恒星系は7つの惑星から構成されています」というケンタウルス座メトン星の【宇宙人エイコン】という人間タイプの宇宙人の話もあります。金星人の末裔といわれます。そこには多種類の異星人が存在しているようです。

・ポリネシアなどの南太平洋の島々の異人や神人の伝承は、多いのですが、それに似た伝説は、世界中にあるそうです。つまり、異人や神人が古代の原住民の生活様式のしきたりの起源を創ったようなのです。性的な習俗も異人が始めて、人々に教えたともいわれます。南太平洋諸島の多くの伝承やUFO目撃談、カーゴ・カルトなどの存在は、異人が原住民に部落生活、社会生活などのしきたりを教えたことが窺われます。

・日本でも「異人」の伝承は多いのですが、柳田國男が明治43年に発表した『遠野物語』の異人の伝説には、明治時代の頃の遠野地方にうごめく異人の姿があります。「真っ赤な顔の異人」は目立ちましたが、現代では、異類混血等で一般人と区別がつかないようになっているのでしょうか。現代の異人の情報もメディアで報道されないと、私たち一般人には、何も理解できないでしょう。「遠野郷の民家の子女にして、異人にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という「異人」はオリオン星人だったようです。

・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、記憶の甦った人が異星人で、その差は少なくなっているようです。異次元に存在するといわれている異星人の存在は、精神世界の話になってくるようです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうですが、現代のメディアでも把握できないようです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」が、エリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等がいるといわれます。宇宙人「グレイ」の故郷もベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだといわれます。

・江戸時代に天狗に連れられて異次元世界に行った仙道寅吉という少年によると、「天狗は位が最下層であり、最上位の階層には山人や山の神がいる」そうです。またオリオン星人はエジプトのピラミッドにも関係しており、厳格なピラミッド状の階層組織があるそうです。神々には厳格な階層があるといわれています。それに対してプレアデス星人は比較的緩やかな階層社会があるようです。天狗や異人も人間化して、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のように様々な形態で、社会生活をしているようなのです。「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」そうです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。

米国に登場したメン・イン・ブラック(黒衣の男たち)はオリオン星人だそうですが、「オリオン星人は階級意識の強い宇宙人種族」のようです。グレイのようなバイオロボットを召使・部下に使っているのかもしれません。メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)は、「この世のものとは思われない美男子」ではなく容貌魁偉か人間とは少し違った容貌だったそうで、UFO研究者を脅す悪者のイメージでした。しかし、ハリウッド映画の「MIB・メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)」では、宇宙警察のイメージでした。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったともいわれます。「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」とクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロが述べています。そして「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」とも語っています。

・オリオン星人のトップは、いわゆる神々なのかもしれません。神々といっても魔神なのかもしれません。魔神の存在が「人間が障害者の子どもを持つ原因だ」という説もあるそうです。「河童=宇宙人」説が出始めてきておりますが、「異人=宇宙人」説はまだのようです。そもそもアバブ・トップシークレットのためか、「宇宙人やUFOの存在を主張する学者」はまだ少ないようです。

米国のように国家の総力を挙げて異星人文明や超テクノロジーを入手すべきでしょうか。日本でもプレアデス星人とのコンタクト話があるようですが、国家の総力を挙げて「プレアデス星人の文明や恒星間飛行技術の「超テクノロジー」を入手すべきだと思いますが。宇宙連合とコンタクトすれば神々ともコンタクトできるらしいのですが、アバブ・トップシークレットのためその存在も否定されているようです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。ちなみにハリウッド映画「猿の惑星」のような顔が猿の宇宙人(神)も存在するそうで、インド神話でも猿の神様(ケンタウルス座α星人)の神話があるようです。昔は猿の神様(ケンタウルス座α星人)との異類混血が恐怖であり、「人身御供」とされたのでしょうか。現代ではビッグフット等の「獣人」の話もあります。

・私たち一般人は、学者ではないので日本におけるさまざまな「神」についても詳しくは知りません。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると

山王信仰(さんのうしんこう)とは、比叡山麓の日吉大社(滋賀県大津市)より生じた神道の信仰である。日吉神社・日枝神社(ひよしじんじゃ、ひえじんじゃ)あるいは山王神社などという社名の神社は山王信仰に基づいて日吉大社より勧請を受けた神社で、大山咋神と大物主神(または大国主神)を祭神とし、日本全国に約3,800社ある。神仏習合期には山王(さんのう。山王権現、日吉山王など)と称され、今日でも山王さんの愛称で親しまれている。猿を神使とする」とのこと。猿の神様(ケンタウルス座α星人)とのコンタクトもあったのかもしれません。

・「異人」の正体が解らないのは、ウォークイン(異星人の憑依、人格転換された人間)やワンダラー(転生)のような人が分からないのと同じではないでしょうか。フリーメーソンのようにその実体は不明で手法は巧妙なようです。フリーメイソンリーは発祥がシリウス星人とも関係があったといわれ、現在では表向きは秘密結社ではなく、一般に公開されていますが、その根本的なところは秘密のまゝだそうです。フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであるといわれます。

・シャンバラに関する説も色々ありますが、エーテル界に突入した「都市型の超巨大宇宙母船」という説もあるそうです。目に見えない非常に細かい粒子の世界、エーテル界は、現代科学では解明できない世界ですが、昔から神智学などで語られているようです。そこに神々などの高等知性体が存在するようなのです。エーテル界にある神々の都市で、高等知性体は、何をしているのでしょうか。私達の現実の世界に神が影響力を行使しているという説もあるそうですが。

・米軍は、天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人とコンタクトしているようなのです。イスラエルがシリウス星人と通商協定を結んだという話もあり、事態は相当進んでいるようなのです。日本に関係する神々も来ているという与太話もあるそうです

・核兵器の議論については政界では低調のようですが、やはりタブーのことだからでしょうか。「日本も核兵器を持つべきだ」という外国人の有識者が増えているそうです。核兵器どころか「貧者の核兵器」といわれる『細菌兵器』や「化学兵器」についてもしっかりと議論してもらいたいものです。仮想敵国が、それらの兵器を使わないことを想定していては話になりません。最悪の事態も考慮して、しっかりと日本の防衛政策を決めてもらいたいものです。バージニア級の攻撃型原子力潜水艦や巡航ミサイルなどの「核兵器周りの兵器」を装備するとか、徐々に準備をすすめておかないと、核兵器が世界的に拡散して「安上りの兵器」となる時代になっては遅すぎるでしょう。

・「反日国家」に潜む経済問題を直視して、国際問題に対処していくべきだそうです。世界的に経済がうまく回っておらず、不況下では失業者が増えております。失業者の増大が、過去の世界大戦の一因になったということも懸念されているそうです。中国の不動産バブルの崩壊が懸念されています。

・「23世紀と24世紀に2度の世界大戦があり、人類の人口が6分の1になる。核兵器やペスト菌のような細菌兵器が使われる」という不気味なアメリカのジョー・マクモニーグルの未来透視があります。現在、生物兵器を所有し、開発をすすめている国は、少なくとも27カ国はあるそうです。その時代(23世紀)には、日本も大量の核兵器、細菌兵器、化学兵器を持っていることでしょうか。また現在、ほとんどない核シェルターも整備されていることでしょうか。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。

・中世のヨーロッパの空に出現した空飛ぶ円盤。「空飛ぶ円盤から霧状のペスト菌が噴射され、ペストが大流行した」という奇説があったそうです。「病原菌などをばらまく堕天使もいる」そうですので、深刻です。インターネット情報によると、「14世紀のペストの大流行で、全世界でおよそ8500万人、当時のヨーロッパの人口の3分の1から3分の2、約2000万人から3000万人が死亡したと推定されています」。「貧者の核兵器」といわれる細菌兵器や化学兵器を作っているトラブルの多い旧共産圏諸国もあり、それらの兵器は核兵器よりも容易に作れるそうです。シリアですら化学兵器が作れたということでしょうか。

・「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」と言う説もあるそうです。しかし、異星人情報は、国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのため、私たち一般人は、知りません。4次元以上の異次元世界であるパラレル・ユニバース(並行宇宙)とは、どのような世界なのでしょうか。スター・ウォーズが様々な宇宙に拡がって行ったようなのです。21世紀は「プレアデスの世から、シリウスの世に変わる」そうですが、どのようになるのでしょうか。

・が、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」という話もあるそうです。シリウス星人にもネガティブ・グループとポジティブ・グループがあり、ネガティブ・グループがいわゆる「闇の勢力」を作っているようなのです。

・太古から飛来している異星人と人類との関わり合いは、(超)太古に核戦争や生物兵器戦争もあったのでしょうか。中世のヨーロッパは魔女狩りや戦争などの悲惨な話が多かったのですが。2種類の宇宙人の争いが地球に波及してきて代理戦争の様相を呈することもあるようです。悪疫や病気をはやらせる恐ろしい堕天使か悪魔がいるそうで、大宇宙ではスター・ウォーズが絶えないそうです。核戦争も頻繁に起こったといわれます。

・本来、人間は完全な神の似姿であって寿命も長かったようなのですが、魔神や悪魔のために肉体的にも精神的にも病気になるという終末的な様相を生みだしたようです。中世フランスの民間伝承にあるマゴニアという異星の場所とは、どこでしょうか。中世ヨーロッパでは、異星人が飛来し地上を探索していたようですし、悪疫の腺ペストの黒死病の生物兵器と異星人の関連もあったのでしょうか。中世のヨーロッパはあまりにも陰惨な暗黒時代であったようです。UFOや宇宙人と人類のつながりを示す民間伝説は世界中にあるそうです。フランス人のクローボ・ボリロンことラエルは、大きな影響力を持ったコンタクティのようです。ラエルの話は日本でも10冊くらいの書籍になり、当時の日経新聞などで大きな広告を打ちだしたので記憶に残っている人も多いでしょう。

・サタンと呼ばれるリラ星人は「実験室で人類を創造した」と主張しているラエルは、クローン人間の創造という実験のことで、米国で社会問題を起こしたこともあるそうです。カルトは、いろいろ悪い評判がありますが、その後も活動しているのでしょう。小柄な人間タイプのリラ星人がもたらした情報はその後大きな影響を世界に与えたようです。

・ヒトラーは霊媒であったといわれていますし、現代風にいえば、コンタクティでアブダクションをうけていたのでしょうか。ドイツ国民を狂わし数百万人の犠牲者をだしたヒトラー・ナチスとは、人格転換を受けた悪魔の集団だったのでしょうか。ヒトラー・ナチスが妄信した“金髪碧眼のアーリアの超人たち”は、戦後の米国に現れた“金髪碧眼の宇宙人ノルディック”、“金髪碧眼のエンジェル“だったのでしょうか。一時、米国のマスコミを賑わしたエイリアンのアブダクションやキャトルミューティレーションの話も最近では、その現象が起こっていないのでしょうか。

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」

「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド


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# by karasusan | 2017-11-24 12:55 | その他 | Comments(0)

『失われたメシアの神殿『ピラミッド』の謎』

飛鳥昭雄、三神たける   学研  2010/1/1

<秘密組織フリーメーソン>

・預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。

預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密儀宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行きつく。もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。

・すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

<地底王国シャンバラ><チベット密教とカッバーラ>

・シャンバラは、チベット密教において語られる世界である。一般の仏教では語られることのない思想である。仏教には表と裏がある。表が顕教であり、裏が密教である。

・最終経典にシャンバラが説かれているように、シャンバラの存在を最初に説いたのは仏教の開祖、釈迦なのだ。釈迦は自ら、北の果てにシャンバラへの入口があると説いた。なぜ釈迦はシャンバラの存在を知っていたのか。

<釈迦はセムメーソンだった!>

・釈迦がカッバーリストであり、預言者であったことは間違いない。神を信じ、神とまみえ、そして、神の言葉を授かったフリーメーソンだったはずである。

 注意してほしいのは、ヤフェトメーソンではなく、セムメーソンだという点にある。バラモン教はアーリア人の宗教であり、それを担ったのは、ヤフェトメーソンだが、釈迦はセムメーソンだった。

・モンゴロイドはアーリア系ではない。有色アジア系であり、ユダヤ人やアラブ人、そしてトルコ人と同じセム系なのである。したがって、釈迦がカッバーリストならば、民族的にセムメーソンだったと考えられるのだ。

 しかも、それだけではない。釈迦はシャンバラの住民と同じ血を引いていた可能性がある。鍵となるのは、釈迦族=サカ族を生み出したスキタイにある。

<釈迦は失われたイスラエル10支族だった>

地球内天体アルザルとは、まさにシャンバラのことなのだ

・では、シャンバラはどういう形で存在するのか、これを現行科学で理解するには少しむずかしい。まだ、一般に認められていない現象を前提とするからだ。その未知なる現象は、プラズマ・トンネルである。

・プラズマ・トンネルは地球内部に通じており、そこには巨大な亜空間が形成されているのである。まさに、この亜空間の中心に、実は地球よりもひと回り小さい天体が浮かんでいるのである。

・アメリカ軍は50年以上も前に、この地球内天体の存在に気がつき『旧約聖書』の外典にちなんで、コードネーム「アルザル」と名づけている。コードネームでわかるように、失われたイスラエル10支族が北極圏から入り込んだ世界こそ、この地球内天体アルザルなのである。

・日本人の中には古代イスラエルの血が流れている。そういっても、多くの人は、すぐに信じることができないであろう。

『日本人から奪われた国を愛する心』

黄文雄   徳間書店   2005/2/28

日本の核兵器選択が迫られる理由> 

・日本が核を保有すべき理由と背景は、主に以下のようなものである。かって日本国憲法で謳われている「平和愛好」の近隣諸国は、ロシア、中国、北朝鮮ではすでに核を保有するだけでなく、大量破壊兵器の開発に余念がない。核を持つ近隣諸国は日本にとって脅威となり、日本の国家安全の危険度が増大している。

・そのうえ、対米追随よりも日本独自の防衛体制の声が台頭、独自の核抑止力の必要性が迫られている。アメリカ政府と世論にも、日本の核保有の黙認、容認の意見がみられるようになっている。少なくとも戦後60年にわたる日米の同盟関係から、日本の核選択がアメリカにとって大きな脅威というよりもアメリカの世界戦略からすれば、仏独以上に頼もしい盟友の出現となる。

・日本は北朝鮮の核脅威に神経を尖らしているが、現実的な脅威である中国を忘れることが多い。中国は日本から巨額の経済援助を受けながら、日本をターゲットに核ミサイルを年々増産している。しかも恫喝には余念がない。例えば、台湾に対しては「核先制不使用の原則から除外」とし、アメリカに対しては「7回アメリカを消滅することができるだけの核を持つ。1回でも核行使すれば、アメリカ人の頭も冷静になる」、また日本に対しては「20発で日本列島は地球上から消えていく」などだ。

しかも、BC兵器、大量破壊兵器の開発にも余念がない

・このように隣国が核を日本に向けている以上、日本の核保有も正当化される。核を保有しても、東アジアの地域的平和と安全に貢献することは、少なくとも日本の政治体制、経済システムからみて、反日国家を除く多くの国から信頼されると確信する。

・日本国憲法には日本の核武装についての制約はない。日本の核保有は政治的にも軍事的にも得られるものがないという指摘もあるが、それは核の抑止力に対する否定であろう。

日本が核保有でもしたら、中国が有史以来絶対に放棄してこなかった地域覇権や世界覇権の道が閉ざされるだけでなく、従来の恫喝戦略も利かなくなる。中国にとって天敵となりうる勢力の台頭は絶対に許すことのできないことなのである。それが中華思想の本質である

『地球の支配者は爬虫類人的異星人である』

  (太田龍)(成甲書房)2007/9/15

黒死病は異星人の生物兵器だった

中世(~近世)ヨーロッパの黒死病(ペスト)の原因はUFOを使った異星人の生物兵器作戦であった、などという説明は初めて聞く。これは何らかの根拠のある話なのか。ブラムレイは以下の3冊の著作を引用している。

1、ヨハネス・ノール著「黒死病悪疫の年代記」(1926年)

2、ジョージ・デュー著「黒死病―1347年」(1969年)

3、ウォルター・ジョージ・ベル著「1665ロンドンの大悪疫」(1924年)

・この時代の黒死病(ペスト)には、二つの型が観察、記録された。一つは腺ペスト。つまりリンパ腺がやられる。二つ目は、肺炎。いずれも致死的なもので、ごく短期日のうちに死亡する。

1347年から1350年までの4年足らずのうちにヨーロッパの人口の3分の12500万人が黒死病で死亡した。ある歴史家は、死者は3500万ないし4000万人、あるいはヨーロッパ人口の半分と推計している。このあと18世紀まで継続的な黒死病の罹病による死者は、1億人以上と信じられている。

・ところが前記3冊の専門家の研究所によれば、黒死病の発生時にはUFOの活動が頻繁に見られたのみでなく、UFOの飛行物体の襲来に際してある種の霧が降下し、そして、その後突如として黒死病の大伝染と莫大な死者という順序だったという。この一件は初めて知った。私の知る限り、日本で公表された著作論文のたぐいでヨーロッパ黒死病とUFOの活動の濃厚な関連が指摘されたことは未だかってなかった。もしこの説が事実であるとしよう。しかし、その「動機」と「目的」は何か。いかなる目的で地球を支配している異星人は、14世紀以降のキリスト教ヨーロッパにかくも残酷な生物兵器戦争を展開したのであろう。

・ブラムレイは、14世紀以降たびたびヨーロッパを襲った黒死病(134750年のものが最も有名で最悪の災害をもたらしたが、その後も178世紀まで何度も発生した)を異星人による意図的な生物兵器作戦の結果である、と論じている。それはなぜか。いかなる理由で異星人はこんな攻撃をヨーロッパキリスト教国の国民に仕掛けなければならなかったのか。

『地球の支配者は爬虫類人的異星人である』 

 (太田龍)(成甲書房)2007/9/15

<人類のジョノサイドがいよいよ始まる>

・ 「悪疫の腺ペストによる症状は、旧約聖書の神(GOD)によって加えられた罰の中のあるものと、全く同一でないとしても、きわめてよく似ていた」として、ブラムレイは、『サムエル記』を引用している。

これはイスラエル軍とペリシテ軍の戦闘の場面である。イスラエル軍は敗北し、ペリシテ人はイスラエル人から神の箱を奪い取った。すると、

 「主の御手は、シュドトの人々の上に重くのしかかり、災害をもたらした。主はシュドトとその周辺の人々を打って、腫れものを生じさせた」

「箱が移されて来ると、主の御手がその町(ガド)に甚だしい恐慌を引き起こした。町の住民は、小さい者から大きい者までも打たれ、腫れものが彼らの間に広がった」

「実際、町(エクロレ)全体が死の恐怖に包まれ、神の御手はそこに重くのしかかっていた。死を免れた人びとも腫れものを打たれ、町の叫び声は天にまで達した」

・「神の箱」とは「契約の箱」とも呼ばれるユダヤ教と旧約聖書で最も重要なものの一つとされるが、BC6世紀、バビロニア軍がエルサレムを陥落させる直前に行方不明になったという、あの箱のこと。

腫れものを生じさせるこの時の悪疫はごく局部的な現象であったが、1418世紀のヨーロッパ人を襲った悪疫は人類史上、最大規模のものであろう。もしもこれがブラムレイのういう監視人的異星人の仕業であるとすれば、彼らには、それだけの作戦を演出しなければならない理由があったはずだ。つまり、ローマやカトリック教会とその支配が及ぶ中西欧南欧一帯の住民、その文化と文明が、彼らにとって大きな脅威となって来た。ゆえにこれをしかるべく料理しなければならない、ということなのか。

『図説UFO』

 (桜井慎太郎)(新紀元社)2008/4/11

世界中にある異星人の民間伝承

・誰が何といおうと、UFO現象こそ究極の超常現象であり、UFO研究は、超常現象研究の王道である。

・我々は、何者なのか、どこから来てどこへ行くのか?もしかしたら、UFO研究こそ、この究極の問題を解決する糸口になるかもしれないのである。

<マゴニアとラピュータ>

<天空の世界マゴニア>

・マゴニアとは、中世フランスの民間伝承において、空中にあると信じられた架空の領域である。マゴニアと地上とは、空中を飛行する船により連絡されると信じられていた。

9世紀のリヨンの記録には、「空中を飛ぶ船から落下した人物が捕らえられた」という記述が残っている。この時、男3人、女1人が捕らえられた。民衆はこの4人を石打の刑にして殺そうとしていたが、現場に駆け付けた当時のリヨン大司教アゴバールは、彼らが通常の人間であるとして、その解放を命じたという。

マゴニアの名が一般に広まぅたのはUFO事件と古来の伝承との内容の共通性に注目したジャック・バレーが『マゴニアへのパスポート』を著したことによる。

<飛行体ラピュータ>

・ 同じく空中に漂う国としては、「ガリバー旅行記」に登場するラピュータがある。ラピュータは、ガリバーが3回目の航海で訪れた国で、その領土は、地上にあるバルニバービと呼ばれる領土と、直径7837ヤード(約7166メートル)の真円の飛行体ラピュータとで構成されている。

<ラエル事件>

・フランス人のクローボ・ボリロンことラエルは、自らのコンタクト・ストーリーを公開し、周囲に多くの信奉者を集めている。

・この異星人達は自らをエロヒムと呼ぶようにいい、人類を含む地球の生物すべては25000年前、自分たちが地球を訪れた際に作り出した人造生物だと明かした。そして、「旧約聖書」は、そのことを詳しく記したものだという。また、イエスや仏陀などの預言者は、いずれも人類を正しい方向に導くためにエロヒムが送った使者であった。

・このラエリアン・ムーブメントは現在、日本を含め世界の20カ国に支部を持ち数万人の信者を集めている。

『2000年5月5日 宇宙人大襲来』

(草刈龍平)(第一企画出版) 1996/12

<ヒトラーが宇宙人と密約していた動かぬ証拠>

<ヒトラー>

・ナチスが開発したというこのUFOの性能は想像を絶するものだ。いったい今から50年以上も前にヒトラーのエンジニアたちはどこからこうした超高度技術を獲得したのだろうか。その疑問には、ヒトラーが副官のフォン・ラウシュニングに語った以下の言葉がヒントになる。

全ての人々の上に私が語ることのできない新しい高貴な人類が君臨するだろう。しかし、普通の軍人たちはこれらの計画については何も知らない。新人類は今我々の間にいる。彼はここにいるのだ。これで十分だろう。私は、君に秘密を話した。私は、新人類を見た。彼は大胆で冷酷だ。私は、彼を恐れている

いったいヒトラーはこの「新人類」という言葉で何を意味しようとしていたのであろう。ラウシュニングによると、ヒトラーはいつも何かに怯えていたらしい。彼は就寝中、悪夢にうなされて気狂いのように目覚め、目に見えない何かに向かって訳の分らぬ言葉を叫んでいたという。

宇宙人に誘拐されたのではないのだろうか。ヒトラーは宇宙人とひそかに接触したのだと筆者は想像する。


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・外国や日本の民話・昔話のオリジナルなものは、残酷な話が多かったのかもしれません。しかしながら、語り継がれていくうちに、童話のような子どもでも読めるような内容に修正され、変えられていったのかもしれません。ドイツの中世は、暗黒時代で陰惨な話がほとんどだったといわれます。ドイツの地は、ゲルマンの神々や異類の悪魔の伝承も残っていたようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。またイギリスは、アルクトゥルス星人と昔から繋がりがあったといわれます。アルクトゥルス(牛飼い座の一等星)の意識は、天使の姿で人間の前にしばしば現れるといわれます。そのような異次元の神々や天使、堕天使、悪魔のような得体のしれない実体が、人間社会の農奴たちの伝承に交じっているのかもしれません。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。ドイツの中世の森は、奥深かったようです。ちなみに「幽霊」事件や「人間消失・蒸発」事件は、異次元の断層や異次元の宇宙人が関与しているのかもしれません。

「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン(爬虫類人)の争い、戦争」だったといわれます。「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいる」という説もあります。異次元にいる異類や怪物が、当時の中世の暗黒の森林地帯に出てきていたのかもしれません。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。「魔女狩り」の魔女たちも、人間がほとんど犠牲者だったようですが、異次元からでてきた異星人の幻影を「魔女」として目に映ったのでしょうか。中世ヨーロッパでは、「異人」や「妖精」の話も多かったといわれます。異類の異星人も「魔女たちの夜宴」に出てきていたのかもしれません。当時は、飢饉になれば「子捨てや子殺し」も非常に多かったようです。

『一寸法師』のような非常に小さい小人は、現代でも異星人のミイラなどで発見されています。小柄なバイオ・ロボットのグレイなども、10センチくらいのものもいると指摘されています。宇宙人には、非常に大きい巨人タイプもいましたが、一寸(約3センチ)のような小人も異次元には、存在したようです。

・通過儀礼の「若者宿」も人間が考えて、共同体に生きる知恵として、自然と発生したものではなく、異人の性習俗から発展したという説もあるといわれます。太古からの性の習俗は、異人が教えたともいわれます。

この若者組が文献史料に表れるのは、鎌倉期からですが、民俗学者や、民族学者のあいだでは、そのはるか古くにさかのぼって起源があるというのが常識です」と指摘されています。また中世は恐ろしい疫病の時代でもありましたが、黒死病は異星人の生物兵器だった」という説もあります。

高等知性体の異星人が、残酷な中世社会を消滅させようとしたのかもしれません。「ハーメルン伝説」は、「子殺しの伝承」か「疫病の伝説」か、異人のアブダクション、人さらいか神隠し伝説なのか、さまざまな説があるといわれます。この話も残酷な話が、「魔神が善神と同一だったというファンタジー物語」、伝説になったのかもしれません。

インターネット情報によると、「2017/11/22」【ブリュッセル時事】「199295年のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時のジェノサイド(集団虐殺)などの罪に問われた当時のセルビア人武装勢力司令官、ラトコ・ムラディッチ被告の判決公判が22日、オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で開かれ、被告に最高刑となる終身刑が言い渡された。(時事通信)」と報道されています。

ヨーロッパでは、現代でも民族浄化等の内戦やホロコースト(大虐殺)がありました。宇宙人や異人の末裔の存在が背景にあったのかもしれません。

ヒトラーは『霊媒』で、『霊界から来た男』、『魔神』ともいわれていました。ギゼー知的生命体に『人格転換』され、あくどく利用されたようです。現代風に言うと、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形で地上にでてきたのでしょうか。「ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。

つまりヒトラーは「イルミナティに培養された独裁者」だったのだ」と語られています。。

・ギゼー知的生命体は、エジプトの異次元に現在も存在するといわれている、オリオンの邪体霊のようです。邪悪なオリオン星人は、「オリオン大戦」、「スター・ウォーズ」の原因となった種族のようで、ネガティブな宇宙人の集まりだそうです。

・「アシュタール・シェラン」とは、ニューエイジ運動で良く出てくる、「アシュター司令官」、「ハトン司令官」を連想させますが、アシュター・コマンドと呼ばれる宇宙人の集団を構成している、リーダー格の名前なのかもしれません。

・よく言われる「天使と悪魔の戦い」、「神と魔神の争い」が地球上にも及んでいるのかもしれません。天上の争いが地上の戦争に結びつくことはあるそうなのですが。

・ナチスとアルデバランの宇宙人とのつながりは昔から指摘されていましたが、オリオンのギゼー知的生命体との関連は、セムヤーゼとの情報です。

・モーゼの時代に現れたり、『キリストの磔刑を見物した宇宙人』もおり、キリスト・クラスよりも遥かに進化したタイム・トラベラーもいるそうです。「イルミナティの円盤でタイム・トラベルしてキリストの磔刑を見るのが人気のあるコースだ」というSFのような与太話もあるそうです。

・ヒトラーに関連するナチス事項は、現在ドイツの法律で禁止されていますが、当時のドイツ国民を狂わしたヒトラー・ナチスの魔力は、魔王のような宇宙人の超常力だったので、多くの人々が犠牲となったのでしょうか。

金髪碧眼のアーリア人種、ゲルマンの神々(宇宙人)に狂ったヒトラーのナチス・ドイツは、人類の歴史に大きな汚点を残したと語られています。

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人もポジティブなシリウス星人と「モンスタータイプの生物を遺伝子操作で創り神に嫌われた」ネガティブなシリウス星人がいるそうで、宇宙の混乱に拍車をかけているそうです。

・アンドロメダ星雲からの異星人も飛来しコンタクトしているようです。アンドロメダからの使者も2種類あり、グレイ・タイプと人間タイプといわれています。遠くからの異星人のほうが、超能力がはるかに優れており、一説では、アンドロメダ星雲からの黒人の異星人という話もあるようです。プレアデス星人セムヤーゼのコンタクト記録は多くの書籍で取り上げられており出版されました。

・ちなみに、「現代のヨーロッパ人の3分の2には、紀元前に栄えたケルト人の血が流れている」といわれているように、純粋な「金髪碧眼のケルト人」の末裔は大変少なくなっており、現在の「黒目黒髪の民族」等との混血により、ヨーロッパ人の容貌は非常に多様化していると語られています。

・スイス人のビリー・マイヤーとプレアデス星人のコンタクトは有名で、そのコンタクト記録は大部の書籍となり、日本のテレビ番組になったり、写真集もでたようです。

・プレアデス異星人は、ピラミッドの異空間にギゼーの知性体が存在すると語っています。異星人とコンタクトしていると主張すれば一昔前は、詐欺師、ペテン師、気違い、呼ばわりされたようでしたが、現代のスイスのビリー・マイヤーのプレアデス人とのコンタクトは世界中で認められているといわれます。エジプトのピラミッドに関する書籍は、膨大ですが、オリオン星人とのつながりを説く者も増えてきています。太古に異星人が飛来して、人間を造り文明を与え、その文明が衰退し、というストーリィを繰り返していると言う説もあります。いくら、ピラミッド周辺を実際に発掘しても、何もわからないし、異次元の異空間は想像できないようです。

・まるで、現代にもメン・イン・ブラック(黒服の男たち)に似た男たちがあらわれたような話ですね。宇宙人情報が、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』にされて、50年以上もたちますが、当初から米軍の関与は続いており、異類や異種の宇宙人のハリウッド映画も世界中で放映されていますが、「異類や異種の存在を一般人に知らさない」という歴史的な掟は、今世紀中も継続されるそうです。果たしてアリゾナ州セドナにおいて、ウルフダンサーの身に何が起こったのでしょうか。アメリアでは、行方不明者の数も多いといわれます。

・肉体的な要素の強いプレアデス星人は人類に6千年進化しているそうですが、アルクトゥルス星人は、次元的にもっと進化しているようです。アリゾナ州のセドナは、UFO目撃多発地帯で、それを目的の観光客も多いそうです。が、周辺地域には米軍基地もあり米軍も動いていますので、「UFO異星人」が核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』扱いのため、事件も起こっているようです。何事も『君子は危うきに近寄らず』でしょうか。米国ではUFOや宇宙人に関するペイパーブックやブログが非常に多く出されていますが、整理が大変のようです。

・アシュタール司令官とは、チャネラーの書籍などによく登場してきており、たくさんのニューエイジのチャネラーが接触している司令官、アシュタールの最高指揮権に従っているポジティブな宇宙人たちの銀河間連邦を表すのに用いられるのが、アシュタール司令部といわれます。

アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊のことだと語られています。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」と語られています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。サナンダは神智学ではサナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれていますかってイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいるといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。「宇宙人の実体をエーテリアン(霊人)と呼び、彼らの乗用する円盤のことをエーテル船(霊船)と呼ぶべきだ」いう説もあるといわれます。

・古代からの神々や天使にしても“宇宙連合”からの接触とみればよいそうで、異なった宇宙連合間同士の戦争が大規模なスター・ウォーズになったようです。宇宙連合や銀河連邦など種々の形態や存在がチャネラーやコンタクティによって報告されているそうです。

・「最も高等なギゼーの知性体」とアルクトゥルス星人との関係とは、奇妙なようです。また、ヒトラーは、「ギゼーの知性体」とのコンタクティであったのでしょうか。歴史的なイメージとしては、ヒトラーは、悪魔か魔神が憑依した黒魔術師だったのでしょうか。

・アリゾナ州セドナはニューヨークの芸術家が憧れるUFOで有名な観光地ですが、最近は多くのヒーラーが集まっているそうです。

・異類婚姻譚といえば、誰にでもフィクションの塊のような印象を与えます。動物との異類婚姻譚は、農民たちの「作り話」にしかすぎないのでしょうか。柳田國男は「『遠野物語』は、実話であって、農民の作り話ではない」と述べているそうです。河童との異類混血の話も不思議な伝説です。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」といっています。河童はグレイのようなゼータ・レチクル星人か、バイオロボットというのです。河童はUMA(未確認動物)というよりも全国に400以上の異名を持ち、人間との関わり合いの伝承から、グレイのような小柄な宇宙人だったかバイオロボットだったのかもしれません。文明開化によって、日本全国から姿を消したようです。急に消えたようなイメージです。

・異類婚姻譚は、動物や蛇との伝承がでてきますが、異類異形の宇宙人のイルージョンだったのかもしれません。「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」といわれていますが、昔は龍神のイメージを与えたようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。またラージノーズグレイの容姿は中世ヨーロッパの「魔法」をかける魔法使いのイメージです。鼻が大きく曲がっているようです。異類異形の異神ばかりでなく、人間タイプの神も多いようです。

・中国の明代に成立した神怪小説の『封神演義』では「遥か昔、世界は仙界と人界に分かれ、仙界はさらに、人間出身の仙人・道士達からなる崑崙山の仙道「闡教(せんきょう)」と、それ以外の動物・植物・森羅万象に由来する「截教(せつきょう)」に二分されていた」ということです。宇宙人の世界でも動物タイプが3割存在しているそうです。また宇宙連合でも全宇宙を把握していないともいわれています。そのような動物タイプの宇宙人とのイルージョンを伴う異類婚姻譚だったのかもしれません。また仙界(異星人の世界)では「闡教(せんきょう)」と「截教(せつきょう)」の対立から、宇宙人の戦争、スター・ウォーズが起き、地上でも並行して戦乱になったそうです。異類婚姻譚も「異星人」を切り口にすると理解しやすいと思いますが。

・柳田國男や『遠野物語』は、外国人も研究の対象にしているようです。『遠野物語』や遠野地方に興味を持つ外国人も増えているのかもしれません。やはり外国人の目からみた評価は、日本人のそれと違って、特色があるようです。「柳田は常民の目から、戦後の日本を高く評価していた」ということです。「農地改革」も敗戦でないと実現ができないことだったようです。また、戦後の占領軍の占領政策が、日本の「民主化」をうながしたことは事実のようです。日本国憲法にしても占領軍から与えられたものと酷評するむきもありますが、ポジティブな面も大きかったようです。しかし、現代では世界基準から見て「普通の国」に日本を変えていく力が強まっているようです。日本が「普通の国」になっていくということは、自衛隊員の死傷者が増えていっても「やむをえないこと」と認識することのようです。しかし、歯止めを失うとアメリカの要請もあり「限界のない状況」になるのかもしれません。アメリカも「世界の警察官」として、多くの米兵の死傷者を出してきたからのようです。

・中世ヨーロッパの伝承にも、多くの「取り換え子」の伝説があるようです。また中世のドイツでは領主の多くが異人だったそうです。実の親を探している異星人の物語や話は少なくないそうです。ファンタジー物語も実の親を探し求めて、長い旅に出るというのがあるそうです。「かぐや姫」のように異星人か神様の子供をもらった伝承も多いそうです。人間の感情や感覚に反する世界が異人の世界だそうです。人間を創った山の神には人間の感覚が通じないのでしょう。地球の人間が、あまりにレベルが低すぎて、「宇宙連合」に参画できないと従来から言われてきたそうです。

・異人との異類混血のパターンも様々な形態があるようです。スター・ウォーズの原因が異類混血であるという説もあるそうです。異星人のアブダクション(誘拐)も人体実験のほかにいろいろな理由があったようです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。超太古に神々が人間の女と交わり、人々の数を増やしていったという神話もあるそうです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球だそうです。ネガティブなシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。


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# by karasusan | 2017-11-24 12:54 | その他 | Comments(0)

『プレアデスとのコンタクト』

(ビリー・マイヤー)(徳間書店)2001/8

・プレアデス人によると、「ギゼー知性体は、異なった時空層に存在するリラ・ベガ圏から数千年前に地球に移住したヘーノック系地球外知性体であり、1980年代にプレアデス異星人により地球から追放されたようです。

・「ギゼーのピラミッドから2キロメートルほどの地下の奥深く、1200メートルの異空間に直径300メートル、高さが114メートルの宇宙船が置いてある。何千年もこの地下ホールに収納されているのだ。小型の宇宙船が現在使われており、地球から40キロメートルの上空で初めて物質化するので、地球から見えない。そして戻ってくるときは、不可視の状態で目的地に向かって飛び、地球に着く少し前に非物質化する。現在の地球の科学では、異空間にあるホールを探知できない」。

2012年にパワーをもらう生き方』 セドナUFOコネクション

リチャード・ダネリー  徳間書店  2009/9/17

<軍は関係しているのか?>

・私の友人は、もう一人の男と一緒に、UFOを目撃できることを期待してドライ・クリークにいた(ポイント・キャニオン、フェィ・キャニオンとともに、シークレット・キャニオンもまたドライ・クリーク地区にある)。突然、白昼堂々キャピトル・ビュートの上空に空飛ぶ円盤が現れ、シークレット・マウンテンの方角へ北上していった。この目撃談がことのほか驚異的なのは、その空飛ぶ円盤の後に、隊列を組んだ戦闘機が4機飛んでいたということなのだ。

・ウルフダンサーは、カリフォルニア州のシャスタ山の付近で数ヶ月間、UFOを撮影しようとビデオカメラを持って歩き回ったばかりで、実際にいくつかを撮影した。私の友人によれば、ウルフダンサーは、事実、シャスタ山付近を飛ぶ何機もの宇宙船の映像ばかりでなく、山の頂上付近に入口のように見えるものが口を開き、UFOがその中に入っていくところの映像も持っていたのである!明らかにウルフダンサーは、ちょうどいい時にちょうどいい場所にいるのが得意であるらしかった。ウルフダンサーと私の友人が空飛ぶ円盤と戦闘機を目撃した数日後、ウルフダンサーのキャンプに二人の男性が訪ねてきた。二人は、軍関係者が民間人を装っているように見える。彼らは、ウルフダンサーに「あなたのしていることは知っている。やめた方が身のためだ」と言った。その後数日後、ウルフダンサーは姿を消し、それ以来消息を絶っている。

 私の友人は、ウルフダンサーが拉致されたのではないかと考えている。

<アリゾナ州セドナ>

・現在、セドナは人気の観光スポットであり、同時に「石を投げればヒーラーに当たる」と言われるくらいで、数多くのヒーラー、セラピスト、霊能者が住んでいる町である。マドンナをはじめとして、バケーションハウスをここセドナに持つセレブリティーも多いと聞く。

導く者=アルクトゥルス星人との接触

<本書を書くインスピレーションとなったのはアルクトゥルス星人である>

1992年の夏、私は、セドナのドライ・クリーク周辺でよくキャンプをするようになった。私のガイドが近くにいるときに感じるのとよく似たエネルギーを、よくその辺りで感じたのだ。何日もそこで過ごすうちに、その辺りをしばしば訪れている数人の人たちが、アルクトゥルス星人の一団が乗った高次元の光の船(宇宙船)がその谷の上空に浮かんでおり、彼らのことを知りたい人なら誰でも、テレパシーによる交信ができるような態勢を整えている、と主張するのを聞いたときも私は、少しも驚かなかった。

『昔話のコスモロジー』  ひとと動物との婚姻譚

小澤俊夫    講談社学術文庫    1994/10

<民話の比較研究>

<昔話・民話とは何か>

・近頃ではいろいろな呼び方を耳にする。民話、昔話、童話、おとぎ話、伝説、笑話、動物昔話。そして出版物でもテレビでも、あまりしっかりとした区別をせずに使っているようにみえる。そこでまずそれらの用語の整理をしておきたい。

 民衆のあいだで口伝えに伝えられている話に、人類の文化遺産としての価値を見出し、学問的にとりあげた最初の人は、ドイツのグリム兄弟であった。グリム兄弟の兄のほうはヤーコブ(1785―1863)、弟はヴィルヘルム(17861859)という。

・そこで日本における用語法だが、関敬吾は、日本の昔話研究史における記念碑的著作『日本昔話集成』全六巻において、「第一部 動物昔話、第二部 本格昔話、第三部 笑話」という構成をとり、スティス・トムソンのカタログの大枠を導入した。わたしは昔話という大きなジャンルのなかに、この三つのジャンルを認めることに賛成である。

<人間と動物の結婚について、本書は扱う>

・つまりドイツ語、英語とも「魔法昔話」という意味である。魔法が話の中心になった話である。魔法が重要なはたらきをする話でないと、本格昔話と感じないのである。そういうヨーロッパ人の昔話感覚からすると、わたしがドイツ語に訳した日本の本格昔話は、ほとんど伝説に近くみえてしまうのである。

<民話の比較研究の必要性と可能性>

・わたしはこの本で、人間と動物の結婚の昔話をじっくり読み込んで、この大きな問題解明へとひとつの試みをしてみたいと思う。これはまったく大きな問題なので、わたしのこの試みの方法だけで解明できるかどうかわからないが、ひとつの手がかりは得られると思う。

わたしはここに人間と動物との婚姻の話をとりあげた。その場合の動物と言うのはすこし広くとって、人間以外の、超自然的なものとすることもある。すなわち関敬吾が「異類婚姻」とよぶ話を中心としている

 なぜ動物との婚姻をとりあげたかというと、わたしの問題意識からすると、そこにそれぞれの民俗の昔話観が集約的に現われていると思うからである。つまり、動物の配偶者を人間のほうではどうみているか、人間から動物、動物から人間への変身を、登場する主人公はどうみているか、そして語り手はそれをどう受けとめているか、どう説明しようとしているか、というあたりが、昔話の世界をどう造形するかというその仕方の、かなめになっていると思うのである。

・日本の異類婚の昔話を世界のあちこちの民俗の異類婚の民話(前述の如く、どの民族でも異類婚の話を日本人のいう「昔話」の形で語っているとは限らない)のなかに置いて読み込んでみると、そこにはおのずから日本の昔話の特質といえるような性質が浮かび上がってくる。よその民俗の民話のなかに置いて見るからいっそうよくその性質が見える、ということがあると思う。

・そうした昔話や民話のなかには、その民族が気づかずにもっているような基層的な考え方、自然への対し方、動物への対し方がしみこんでいるはずである。異類婚の話の分析を通じて、そうした基層をなす考え方をさぐることができるのではないか。

<ひとと動物との婚姻譚――動物の夫>

動物が、あることの代償として娘を要求する

<日本の異類婚姻譚の比較研究>

・昔話を構成している重要なモティーフとして、ひとと動物との結婚がある。日本の昔話でいえば「蛇婿入り」、「つる女房」などがそれで、日本の昔話の類型のなかでは、この「異類婚」をテーマにした話は相当に多い。

<日本の異類婚の例――猿婿入り>

<父は猿を猿として見、しかも友好的>

・その仕事のなかで、わたしはヨーロッパ以外のいろいろな民族の民話と親しくなった。それらはまさに「民話」という大まかな概念が妥当する口承文芸であって、けっしてヨーロッパの意味での「魔法昔話」でもないし、日本の意味での「本格昔話」でもない。そこにはたくさんの「人間と動物の婚姻譚」が、さまざまな様相を示しながら語られている。「異類婚」と呼ぶよりも「同類婚」と呼ぶにふさわしいような話もある。

『「強い日本」を取り戻すためいま必要なこと』

日下公人、田久保中衛、ロナルド・モース  PHP研究所 2013/6/10

<「戦後レジームの総決算」>

・憲法改正、基地問題、歴史認識………日本では、経済(アベノミクス)の変化に加えて民意と社会の大変化が起こるだろう。安倍首相の唱える「戦後レジームの総決算」をやるなら今しかない!やばいアメリカ、瓦解する中国を横目に、いかに強国・日本を取り戻すか?3人のストロング・ジャパン派による緊急鼎談。

アベノミクスを論じるよりも、強い日本を取り戻そう 日下公人>

・このことを心あるアメリカの経済学者は反省して、「われわれはこの何十年間、単にフィッシャーの貨幣数量説の周りを回っていただけだ」と言っている。とくに、アベノミクスと称されるものに欠けているのは、三番目の成長戦略である。

・しかし、いままでの「絶対反対!」や「補償金よこせ!」ではなく、形勢観望に変わったとすれば、農政改革はすでに半分成功したと言ってよい。

“攻めの農業”が実現すれば、アメリカは自動車産業保護で受け身に変わるから、安倍首相が得意とする“攻めの外交”に転じる準備が整う。

 そもそも安倍首相の政策は、第1次政権発足時から続く「戦後レジーム(体制)の総決算」の一部なのである。

<京都はユートピアだった>

・(日下)ところが、日本は平安時代には、その理想に到達していた。天皇は軍隊も警察ももたないのに、平安時代は4百年近く平安のまま続いたのです。

・その間、支配者側の天皇や公家たちは何をしていたかというと、文化をつくっていました。歌を詠んだり、物語を書いたり、絵を描いたりして、それらを娘に仕込んでいた。その娘が、他国(地方豪族)への輸出商品となった。京都の流行の文化を娘に教えて、その娘を地方豪族に嫁がせる。地方豪族はありがたがって進物をして娘たちをもらい受け、文化を学びました。

・(モース)日下さんが教えてくれた安倍首相のルーツ、アイデンティティによると、2千年、縄文まで遡れば1万年という日本の歴史が、彼の受け継いできたものにすべて組み込まれているわけですよね。

・たとえばハンチントンは『文明の衝突』のなかで、世界の文明は宗教で衝突するようになるだろうと書いています。でも日本は多神教、八百万の神です。それも先祖崇拝だけではないんですよ。土着信仰、原始的なシャーマニズムがあるし、キリスト教や仏教以前のアニミズムまで残っています。

 日本にはそういう特別で複雑な多重精神構造がある国です。安倍氏がそれを理解してくれていればいいのですが、おそらく明治の指導層はわかっていなかった。その抵抗の意味も込めて、柳田國男は『遠野物語』を書いたのです。

<柳田國男とグリム兄弟>

・(モース)なぜ柳田は『遠野物語』を書いたのでしょうか。ヒントは序文のなかにあります。「この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり」という書き出しがグリム童話と同じなのです。明治時代の日本ですでに翻訳が出ていました。柳田は遠野出身の佐々木鏡石と会って話を聞き、それを文語体にして文学作品にまとめて発表しました。これもグリム童話と同じ手法です。

1812年にグリム兄弟が、なぜグリム童話を書いたのかというと、ヨーロッパはキリスト教が広まると、それまであった地域や文化が衰退していきます。カトリックという言葉は「普遍的」という意味です。カトリックが宗教的にも文化的にも支配的になると、民族固有の文化は伝説のなかであるとか、古い宗教というかアニミズム、民間宗教のなかにかろうじて残されることになった。

・当時のドイツはプロシアを中心に、ドイツ語を話す人たちによるドイツ帝国ができかけていた頃で、グリム兄弟はいまのうちに伝説のなかに残っているアニミズムを記録しておかないと、民俗の歴史や記憶が完全に消えうせてしまうと考えたのです。そこで彼らは伝説、童話の収集に乗り出しました。

・(日下)そうして出てきた学問がfolklore(民俗学)とethnology(民族学)の二つですね。民族学は人類学に近い。自分の国のものを研究するのではなく、文明国の研究者が他所の国へ行って、未開の人種について研究する。自分の国の伝承文化を研究するのが民俗学という考え方です。

 民族学が発達したのは植民地経営の手法に使えたからで、ヨーロッパの列強はこうして海外侵略に出て、略奪した資本で近代化を成し遂げました。産業革命で資本を蓄積したのではありません。植民地から奪ったのです。

<『遠野物語』の異議申し立て>

・(モース)日本も台湾などの植民地経営をするようになって、列強の仲間入りを果たそうとします。外向けに日本を説明しようという新渡戸の『武士道』に対して、地方の日本の精神構造は「違う」と異議を申し立てるために、柳田は『遠野物語』を書こうと決めたのではないかと私は思っています。

・『遠野物語』の序文に、「この書のごときは陳勝呉広のみ」という一文があります。この陳勝呉広というのは、紀元前209年に、中国で反乱を起こした二人のことで、彼らは中国史上初めて農民革命を指揮した人たちです。

 柳田國男は『遠野物語』を明治政府に対する革命的な本と考えていたんですよ。彼は、農民や社会の底辺にいる日本人を「常民」と呼んで、支配階層ではない名誉も肩書きも権力もない普通の日本人の意味で使っています。

 粘菌を研究した南方熊楠とも交流があり、二人は明治政府のやり方にかなり反発しています。常民の日本精神を政府は軽視しているということです。

 明治憲法と日本国憲法との関係で言えば、柳田は天皇制に反対でした。『遠野物語』のなかに天皇は登場しません。

・柳田は日本国憲法の象徴天皇制に賛成し、教育勅語についても、日本人の考え方ではないと反対しています。

 それと宗教の自由を喜んでいます。彼は明治政府の宗教政策、とくに神社の整理合併政策である神社合祀令に大反対でした。村々にある神社を整理合併して、国家神道の天皇組織をつくると、共同体の結びつき、普通の日本人の精神構造が崩れてしまうと考えたからです。

 

・もう一つは農地改革です。柳田は農商務省の役人で、常民である小作人のことを思って地主制度に反対でしたから、戦後の農地改革を評価していました。柳田は戦後の日本が、明治以前の昔の日本、日本人に戻ると考えていたようです。

柳田は常民の目から、戦後の日本を高く評価していた

・柳田の考え方は、日本には明治時代よりずっと昔から、多層な精神構造があるというものでした。伝承文化や地方文化を学んでいくと、縄文時代から生き残っているものが見つかるのです。さらに平安時代からのものが、その上に積み重なっている。

 日本の近代化がいつ始まったのかは明確に区切れません。少なくとも明治ではない。鎌倉時代か江戸時代、ひょっとしたらすべてが連続して境目自体がないかもしれない。そう考えていたと思います。

 そうすると明治・大正・昭和というふうに歴史を分けることに、たいした意味はないということになります。日本の大学で教えている歴史学は間違っています。

危険水域に入った格差大国

・ジニ係数が0.4になると、不満が爆発する危険な水域と言われています。

 2012年、中国の新聞各社が「中国のジニ係数は0.61」と書きました。これも昔の中国ではありえなかったことです。一党独裁といえども、中間層に耳を傾けなければならない状況が進行しつつあるのではないかと思います。

<NICが描く4つのシナリオ>

・(田久保)アメリカのNIC(米国国家情報会議)では、さまざまな国の10年か20年後を予測した報告書を出していますが、今回、中国について4つのシナリオが出ていました。

 現状が続くというのが、第1のシナリオです。中国の現状は、四面楚歌で、周辺国から完全に孤立しています。このような状況下で、指導部が13億人をまとめていくためには、生活水準を下げるわけにはいかない、ということが大前提になります。つまり、経済規模は小さくできません。しかもナショナリズムをさんざん煽ってきましたから、外に対して強く出ないと自分たちの立場が保てないのです。

 

・アジア全域から米軍が撤退した場合、中国の力が圧倒的に強くなり、アジアで支配的な勢力になるというのが第2のシナリオです。

3のシナリオはアメリカだけでなく、ほとんどの国が希望しているシナリオです。中国が中産階級の人々の声に耳を傾けるようになると、次にこうした新しい階層を代弁する党ができて、共産党一党支配ではなくなり、複数政党になるかもしれない。そうなれば独裁政権が一気に崩壊するハードランディングは避けられ、ソフトランディング(軟着陸)して民主化へ向かうというシナリオです。

4のシナリオは危険なシナリオです。先ほど述べたように、中国は国内の不満を解消するために外に対して強く出ざるをえません。ところが、アメリカのような国は、「何を!」と反撃します。日本は、安倍首相以外は、殴られっぱなしで、お詫びをし、お金を出し、譲歩に譲歩を重ねて、まるでサンドバック状態でした。相手が図に乗ってくるのは当然です。

 でも日本にも我慢の限界がありますからね。日本が強硬な姿勢に転じれば、中国の指導部は行き詰ってしまうでしょう。すると国内の不満を散らすために、たとえば尖閣のようなところで危ない冒険をするのではないか。その場合、中国は内部の崩壊に向かって進んでいくだろうというのが、第4のシナリオです。

 第3になるのか、第4なのか、私自身もまだよくわかりません。NICは次にまた新報告書を出すでしょう。次の報告書に注目したいと思います。

『世界の中の柳田国男』

REモース、赤坂憲雄 編     藤原書店  2012/11/20

『遠野物語』の表と裏―柳田国男と井上ひさし (クリストファー・ロビンス)

<民族の受容・抹消・回顧>

・「遠野郷の民家の子女にして、異人にさらはれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり

・「異人」という語は、文字通りには「異なった人」を意味するが、そのニュアンスには、幅があり、『遠野物語』においては、いくつかの特定の文脈において、それぞれ意味が限定される。上の引用では「異人」は「山男」の同義語である。山男は大まかに言って、西洋のブーギーマンのようなもので、残忍で人に似た形をしており、女や子供をさらって、二度と会うことも便りを聞くこともできない山奥に連れていってしまう。『遠野物語』の中で「異人」が登場する他の三例では、それぞれ天狗、外国人、山の神を意味する。この話がさまざまなニュアンスを持つのは、その文字通りの意味が、人間に似ていて、かつ(もしくは)見知らぬ存在すべてを包括するような、あいまいな範疇として機能し得るからである。

・「土淵村の柏崎にては両親とも正しく日本人にして白子(しらこ)二人ある家あり、髪も肌も眼も西洋の通りなり、今は二十六、七は同じからず、声細くして鋭し

・このアルビノ(白子)の兄弟に対して「異人」の語は用いられていないが、その身体的特徴が「西洋の通り」である以上、彼らは観念上「異人」とみなされていることがわかる。声が変わっているだけでなく、話し方からも、彼らが、地域共同体の周縁の外から来たよそ者であることが示される。違いを示す烙印が付されるのは、人間に似てはいるが、奇形と言う異形の徴を示している者、あるいは認めがたいような差異を示している者である。

<周縁にいる山男山女>

・「遠野郷より海岸の田ノ浜、吉利吉里などへ越ゆるには、昔より笛吹峠といふ、山路あり。山口村より六角牛の方へ入り路のりも近かりしかど、近年この峠を越ゆる者、山中にて必ず山男山女に出逢ふより、誰も皆恐ろしがりてしだいに往来も稀になりしかば、つひに別の路を境木峠といふ方に開き、和山を馬次場として今はこちらばかりを超ゆるようになれり。二里以上の迂路なり」。

・実際には地元民の大半は山に住んでおらず、広大な遠野盆地において主に農業や畜産、商事に従事していたのだが。

・柳田はまず「山人」という語は古くより用いられており、しばしば天狗や仙人などと結び付けられてきたと断定したうえで、この語義は誤っているとして、自分の解釈を示す。「併し、之なども意味を誤って居るので本当の日本語としては、我々社会以外の住民、即ち吾々と異なった生活をして居る民族と云ふことに違いない」この観念に立てば、山人は近代日本社会の主たる構成員ではなく観念の上では古代以来の日本人の先祖と結びつく。あるいは日本文化の大勢と関連するが明確に区別し得る地方文化の構成員もしくは少数民とみなされる。

『秘密結社』

綾部恒雄  講談社  2010/10/13

『異人・河童・日本人』

住谷一彦・坪井洋文・山口昌男・村武精一(新曜社)    87/11/25

(以下は上の2つの資料を合わしたもの)

<異人と祭祀的秘密結社>

・メラネシア又はポリネシアの社会生活の概念となるものはいわゆる秘密結社である。

・そのようなメラネシアやポリネシアの秘密結社の考察は、その様相、変型、フォークロア化の点で、日本文化史に与える暗示はきわめて深いと述べている。

・メラネシアの社会史より、民俗学で言う「異人」の特徴をまとめたもの。

1. 異人が幾度にか、季節を定めて訪来したこと。

2. 異人は先住民より亡魂、又は死者そのものと考えられたこと

3. 異人は海の彼方から、来るものと信じられたこと。後には、山中の叢林より来るとも信じられるに至ったこと。

4. 異人は畏敬されつつも平和的に歓待されたこと。

5. 異人は食物の饗応、殊に初成物を受けたこと。

6. 異人は海岸地に住まずして山中の叢林に住みしこと。(インドネシアの神話でも大体支配民族は天空からやってくるのです。あるいは海の彼方からもやってきて、土地の娘と結婚するといわれています。)

7. 異人はdual organization (二つの象徴的二元論の原理)の構成の原因となりしこと。

8. 異人が土民の女と結婚する必要ありしこと。

9. 異人とその女との間に出来た子供が特殊な社会的宗教的性質を有せしこと。

10. 異人は入社式、男子集会所の起源をなしたこと

11. 異人はその異人たることを表徴する杖、及び「音」を有せしこと。

12. 仮面が男女二つあること。女異人が山中に住むということ。(山中というものは、人間の世界を超える原世界としてイメージされた。人間の世界と人間を超えた世界をつなぐ空間である。)

13. 異人が訓戒、悪事摘発をなし、豊作をもたらし、又はもたらさしめんことを任務としたこと。

14. 異人が季節殊に収穫季、冬至に関係したこと。 

15. 異人は季節が来ると、その出現を期待されたこと。

16. 異人若しくは神は常に村にとどまらないと信じられたこと。(「おどまぼんぎりぼんぼんからさきゃおらんど」というのは子守の歌と教えられていますが、外から訪れた「異人」の歌だ、という説があります。)

17. 異人の出現の際は女子、子供は閉居したこと。

18. 異人のタブーが財産の起源となったこと

19. 異人がフォークロア化して遊行歌舞伎団となったこと。(歌舞伎の成立の根源)

20. 遊行人は異装し、杖と音とを有し、饗応を強制し、或は掠奪を敢えてし得ること。

21. 遊行人が神話、神の系譜を語り、或は之を演技で表現すること。多く季節と関係して。

22. 遊行歌謡団から伊達者(man―woman)が発生したこと。(歌舞伎の起源)

23. 彼等は民間信仰に於いては、侮蔑されつつも亦高き階級に属すとされたこと。

・すでに触れたように、岡の考察はメラネシアの社会史を範例として行われたのであるが、これらの異人にまつわる表象、状況、発展について暗示された諸項目は、アフリカの祭祀的秘密結社の成立の事情を辿ることによっても、確認することができるのである。

                                                                                     

『妖怪文化入門』

  小松和彦      角川学芸出版   2012/6/22

<異人・生贄>

<「異人」とはなにか>

・「異人」とは、一言で言えば「境界」の「向こう側の世界」(異界)に属するとみなされた人のことである。その異人が「こちら側の世界」に現れたとき、「こちら側」の人びとにとって具体的な問題となる。つまり「異人」とは、相対的概念であり、関係概念なのである。

 ところで、「こちら側」の人びとが想像する「異人」は、おおむね次の四つのタイプに分けられる。

① ある社会集団(共同体)を訪れ、一時的に滞在するが、所用を済ませればすぐに立ち去って行く「異人」。こうした「異人」の例として、遍歴する宗教者や職人、商人、乞食、観光目的の旅行者、聖地への巡礼者などを挙げることができる。

② ある社会集団(共同体)の外部からやってきて、その社会集団に定着することになった「異人」。こうした「異人」の例として、戦争や飢饉などによって自分の故郷を追われた難民、商売や布教のために定着した商人や宗教者、共同体を追われた犯罪者、「異国」から奴隷などとして、強制的に連行されてきた人びとなどを挙げることができる。

③ ある社会集団(共同体)が、その内部の成員をさまざまな理由で差別・排除する形で生まれてくる「異人」。前科者や障害者、金持ちや貧乏な人などが、この「異人」の位置に組み入れられることが多い。

空間的にはるか彼方の「異界」に存在しているとされているために間接的にしか知らない、したがって想像のなかで一方的に関係を結んでいるにすぎない「異人」。海の向こうの外国人や、はるか彼方の「異界」に住むという「異神」たちが、こうした「異人」のカテゴリーを形成している。

こうした種類の「異人」たちが「異人」とみなされた社会集団の問題になってくるのは、当該集団がその集団としての「境界」を意識し、その集団の構成員とそれ以外の人びとを区別しようとするときである。人びとは「我々の集団・仲間」を作り出すために、その<外部>に「異人」を作り出すのである。この「異人」を媒介にして集団は結束し、その「異人」に対処する作法を編み出し、ときには歓待し、ときには差別や排除に及ぶことになる。

異人論の先駆的研究として位置づけられる研究は、折口信夫のマレビト論であり、岡正雄の異人論であろう

 折口の「マレビト」概念は彼自身が厳密な定義をおこなっていないこともあって難解であるが、その概念は二重構造になっていると思われる。一次的なマレビトは来訪神のことであり、二次的マレビトが共同体の外部から訪れる祝福芸能者のたぐいとして想定されている。共同体の人びとはこれと祝福芸能者を「神」そのもの、もしくはその代理人とみなすことによって歓迎し、その祝福を受けることで共同体の繁栄が期待されたのであった。すなわち、共同体の来訪神信仰との関係のなかで「異人」を理解すべきであるということを示唆したわけである

<異人・生贄・村落共同体>

・すなわち、「異人」をめぐるテーマを検討していくと、その一角に「生贄」のテーマが現れ、逆に「生贄」のテーマをめぐって考察を進めていくと、その一角に「異人」のテーマが現れてくるからである。そして、この二つのテーマを媒介しているテーマが、「人身供犠」(人身御供)もしくは「異人殺害」という説話的・儀礼的モチーフであると言えよう。

・旧来の神に代わって山王社に祀られることになったのは、いかなる「神」なのだろうか、ということである。ここでの文脈で言えば「農耕神」としての山王神ということになるだろう。「しっぺい太郎」の昔話でいえば、外部からやってきた旅の僧などの「異人」や「人間の側の犬」が、そこに祀られていることになるはずである。

<「異人」と「家」の盛衰>

・その物語の一つが最近まで民間に流布していた、次のような物語である。これを私は「異人殺し」伝承と名づけた。「異人殺し」伝承は、怪異・怪談そして恐怖といった要素がたっぷり詰まった伝承である。

 旅人(六部や座頭、巡礼、薬売り)が、とあるムラのとある家に宿を求める。その家に泊めてもらった旅人が大金を所持していることに気づいた家の主人が、その金欲しさに、旅人を密かに殺して所持金を奪う。この所持金を元手にして、その家は大尽になる。だが、殺害した旅人の祟りをうける。


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# by karasusan | 2017-11-24 12:53 | その他 | Comments(0)

『名作童話の秘密』

残酷民話が不朽の童話に替わる背景

志茂田景樹  Kiba Book 1999/6

外国や日本の民話・昔話が秘めた真実

・本書のテーマは外国や日本の民話・昔話が秘めた真実をとりだしてみることによって、人間に潜在している邪悪性や、あくなき欲望について考え、ひるがえって人間にとって貴いものはなにかを知ろうということです。

・しかし、グリム童話は、ほんとうの意味で言えば、童話ではありません。ドイツの民衆のあいだで、長く伝承されていた民話を、グリム兄弟が集めた民話集です。「子どもと家庭の童話」という原題で、1812年に初版が刊行されています。グリム兄弟は、数多く集めた民話のなかから、子どもに向いていて、家族がみんなでたのしめるものを選んだのだと思います。それでも、子どもには刺激が強すぎる部分が多いということで、改訂に改訂を重ねたのでしょう。現在のグリム童話が成立するまで、あわせて17回の改訂をへています。

 言いかえれば、「子どもと家庭の童話」におさめた民話にかぎっても、改訂せざるをえないほど、残酷なお話だったということです。

・グリム兄弟から、約20年あとに、デンマークで生まれたアンデルセンは、現代の童話作家につながる、本格的な創作童話の作家でしたが、このアンデルセンの童話のなかにも、ヨーロッパ各地に伝わる民話や昔話の影響を受けたものが見いだされます。

魔女狩り民話としての白雪姫

<白雪姫の正体>

改訂される前のグリム童話の残酷さ、おそろしさは、日本の昔話とは、あきらかに異質なものです。その残酷さ、おそろしさは、なんに起因したものでしょうか。残酷度ナンバー・ワンと思われる『白雪姫』を見てみましょう。

・(一部抜粋)

お妃は、くやしさのあまり、猟師に白雪姫を殺すよう命じました。

「殺した証拠に、あの子の肺と肝を持っておいで」

 猟師は、言いつけられたとおりに、森の奥深くへ、白雪姫を連れていって、殺そうとしました。

ところが、それを知った白雪姫は、涙を流して、命乞いをしました。

猟師は、不憫に思い、

「お城へもどっては、いけませんよ。いいですね」

と、約束させて、白雪姫を助けました。

猟師は、かわりに、イノシシをとって、その肺と肝を持ちかえりました。

暗黒のヨーロッパ中世とグリム童話

・民話として伝わっていた『白雪姫』は、実母の妃から殺されようとしたのです。実母の妃は、なぜ美しいわが娘を殺そうとしたのでしょうか。その美しさに、嫉妬してのことでしょうか。そうでは、ありません。

 グリム兄弟が収集した民話は、ほとんど中世に成立したものです。原形の昔話は、もっと古い古い時代にあったかもしれませんが、グリム兄弟の取集時に語りつがれていたかたちのものは、すべて、中世期に成立したとみていいでしょう。

・中世のヨーロッパ、とくに、中世の、西欧、中欧は、どういう時代だったかを考えてみましょう。中世ヨーロッパは、西ローマ帝国が滅亡した(4765世紀後半から、宗教改革が開始された1517年前後、つまり、16世紀前半までの、ほぼ1千年を言います。地中海周辺地域を中心に、ヨーロッパ、アジア、アフリカの3大陸に版図を広げ、史上初の世界規模の帝国を築きあげたローマは、市民社会型の中央集権国家で、植民地経営を土台にした商品・貨幣経済が発達していました。

・いっぽうで、奴隷労働に助けられた大土地所有の貴族と、社会の中堅層である独立自営農民の農業生産力が、帝国の経済を支えていました。ローマ型市民社会の発展は、奴隷労働人口の減少を招いて、農業を停滞させることになりました。それは独立自営農民の没落をも招いて、その多くが、大土地所有者の小作人化していったのです。

 大土地所有者は、その小作人を確保するために、居住移転の自由を奪いました。地代や税は物納になり、商品・貨幣液剤は、自然経済へ移行していきました。これは、中世農奴社会への先駆けとなる変化でした。

・各地の有力な教会は、領地を持ち、封建領主としての側面を持つようになりました。中世ヨーロッパが、俗に暗黒の時代と呼ばれるのは、長くて大きな戦乱、疫病の大流行貧苦、治安の乱れなど、社会的、経済的に不幸な事件が、切れめなく続いたためですそれに加えて、農民を農奴として縛りつけた土地制度や、選択の余地のない身分制度によって、民衆の多くが息苦しい生活を送らざるをえなかったからです。

いけにえとしての魔女たち

こういう中世という土壌を背景に語りつがれた民話は、民衆のやり場のない苦しみ、怒り、あきらめを吸収して、残酷で悲しいお話になっていきました。

 国王、貴族たちは、民衆の暴動をおそれ、その暴動を利用した叛乱が起こるのを、なによりもおそれました。

 また、教会権力は、異端者をなによりもおそれました。

異端者に対する弾圧、迫害が、大がかりに、過酷をきわめたかたちでおこなわれたものが、魔女裁判であり、魔女狩りでした。前にも書きましたが、社会的、経済的に深刻で不幸な事件がつづいて起こると、妖術、魔術がはやり、じっさいに妖しい呪術を行う者のほかに、なんの罪もない多数の弱者が、妖術使い、魔女として、裁判にかけられて、火刑などの残酷な刑に処せられました。

残酷をきわめたドイツの魔女狩り

ドイツでは宗教改革のはじまった年(1517)以降に、魔女狩りは、はげしく、大がかりなものになっていきました。

こういう状況と背景のなかで、魔女狩りが盛んになり、16世紀初頭から18世紀末までに、その犠牲になった人々は、おどろくべき数に達しました。

・バンベルクは、妖術の街として名高かったところで、1623年からわずか7年のあいだに、約6百人が犠牲になりました。

・ケルンでは、牧師、修道士、神学生などが、かたっぱしから魔女裁判にかけられて殺されています。

 シレジアでは、火刑用の薪を節約するため、大きな炉をいくつもつくって、犠牲者たちを詰めるだけ詰めて、焼き殺しました。10年間(16511661)で、千人以上が、この方法で殺されています。そのなかには、2歳から4歳までの幼児も含まれていました。

魔女に弱者が多かった理由

・魔女、妖術師とされた者は、高位高官、司教司祭、修道女、神学生と多分野にわたっていましたが、もっともその対象にされたのは、罪のない弱者たちでした。

 精神系の病人、身体障害者、放浪者、寝ぼけぐせの者、すぐ泣く者、すぐ騒ぎたてる者、奇怪な服装をする者など、そして、職業で言えば、鍛冶屋、靴屋、羊飼い、木こり、猟師、極貧にあえぐ農奴たちです。

中世の靴屋には足の不自由な人が多かったという背景があります。羊飼いは、獣姦する者が多いとして差別されやすい職業でした。木こり、猟師の多くは、ゲルマニア時代の習俗、迷信を大事に伝えている人たちでした。農奴は、戦乱や飢饉がなくても貧しいのに、その戦乱や飢饉の被害をもろにかぶりました。

 世をはかなんで泣き叫べば、それで妄言のやからであり、雨乞いを行えば、怪しい術を行ったとされました。

・弱者は、ただ弱い立場の者だけでは、ありませんでした。集団生活を行っている修道女の世界や、領主の城の召使の世界では、人並みはずれて美しい修道女や召使いも、日ごろ嫉妬されて、魔女にされやすかったのです。

白雪姫の実母は魔女

・お妃が持っていたふしぎな鏡は、なんだったでしょうか。

それは、吉凶を占ったり、呪いをかけるときに使われた道具の象徴でした。

ということは、お妃は、魔女だったということです。では、じつの娘の白雪姫は、どういう存在だったでしょうか。

白雪姫と迷子のこわい関連

・白雪姫を悪魔のいけにえに捧げるためでした。中世のヨーロッパでは街や田園がとぎれた先には、深い森が広がっていました。深い森は、浮浪者、盗賊などが住んでいて、昼間でも危険なところでしたが、魔女、妖術師にとってゆかりの深いところでもありました。

 ゆかり深くなったのには、いくつかの理由があります。ひとつは、この時代の子どもたちは、森へ迷いこんで、よく迷子になったことです。

 迷子になって、ついに帰らなかった子どもたちを、人々は悪魔のいけにえになったのだとうわさしました。

・魔女たちの夜宴は、とっくの昔に滅んだ神々に対する祈りであったのですが、カトリック教に対する痛烈な弾劾の場でもありました。そして、秘密の宴であるために、多くは森のなかで行われたのです。

 そして、この夜宴には、魔女たちの祈りにいちるの希望を託して、ひそかに一般庶民の一部も参加していました。戦乱禍、黒死病の大流行といった災厄を例にあげなくても、中世ヨーロッパには、日常的にそして地域的に、庶民に降りかかる災厄が多すぎました。

 そのおもなものは、雹、日照りなどによる農作物の不作、小児病の流行、羊、牛などの家畜病の蔓延などで、それによって地域住民の不安が広がると、かならず、魔女、妖術師の仕業だといううわさも広がりました。

 すると、かならず妖術師狩り、魔女狩りがはじまりました。そうした弾圧は、教会主導で行われたのです。

子捨て子殺しを請け負った猟師

スウェーデンは、悲惨な魔女狩りがあまり流行しなかった国です。しかし、1670年に、大がかりな魔女狩りが行なわれています。

 その年、グレカルリー地方に雹が降って、農作物が全滅状態になりました。この地方は、森林地帯で、もともと迷子になる子どもが多かったのですが、この年はとくに多くの子どもが迷子になりました。

 魔女の仕業だといううわさが広まり、モーラ地区では、魔女や、その夜宴に参加した女たちあわせて70人が、魔女として逮捕されました。じっさいに、魔女と彼女たちは、多くの子どもたちを夜宴に連れていって、悪魔に捧げていたのです。

・ここまで書けば、おわかりと思います。お妃―—魔女の下僕の猟師は、まだ7歳の白雪姫を深い森へ連れていって悪魔に捧げようとして、命乞いをされて助けますが、このとたん、猟師は、魔女の下僕ではなくて、ふつうの猟師にもどってしまったのです。

 作物が不作で、食えなくなった農奴は、子どもを捨てなければなりませんでした。みずからの手で子どもを殺したり、捨てたりするのは、さすがに情においてしのびない。そこで、子殺し子捨てを他人に託すことになり、森をよく知っている猟師、木こりなどにたのんだのです。

<肺と肝は、呪いに使う必需品>

一寸法師民話は、なぜ世界各地で成立したか

<一寸法師の類型>

・ペローが聞き集め、脚色した民話に『一寸法師』があります。西洋にも『一寸法師』の話があるのかとおどろく人もいるかもしれませんが、ペローのは、原題『プティ・プーセ』です。

 じつは、一寸法師民話は、洋の東西を問わず、類型が数えきれないほど、存在します。ヨーロッパでよく知られているものをあげても、イギリスの『トム・サム』、フランスの『ジャン・ボート・ド・オム』、ドイツにはグリム童話で知られる『おやゆび姫』などがあります。

 青森県の八戸地方に伝わる『あくと太郎』は、母親のかかと(あくと)から生まれた、ちいさなちいさな男の子の物語ですし、新潟県の佐渡地方には、『豆助』が伝わり、岩手県の稗貫郡には、すねから生まれた『すねこたんぽこ』の話が伝承されています。

 岐阜県の吉城郡では、『指太郎』が知られており、鹿児島県の喜界島では、『一寸小太郎』が古くから語りつがれてきました。一寸法師の法師は、僧ではなく、影法師が人影のことであるように、単に人を意味しており、一寸ぐらいしかない小さい人、ということです。

 この言い方は、江戸期に成立しており、民話・昔話としての『一寸法師』は、江戸期以前には、別の名称で伝えられていたと思われます。私たちが子どものころに読み聞かされた『一寸法師』は子どものためになるよう、長いあいだに語り変えられたもので、原形とは大いにことなります。

バリ島の影絵劇で見た一寸法師

・ペロー童話の『一寸法師』は、フランスに伝承された多くの一寸法師のなかでも、もっとも一般的なものです。一寸法師は、7人きょうだいのひとりですが、知恵が働いて、ずるがしこく、食人鬼を退治し、とらわれたきょうだいを救出します。

一寸法師に見られるワイセツ性

・ところで、一寸法師の物語には、それほど残酷性がこもっていません。ちょっとエッチな話が語られるときのような、ストレートな卑猥さが、どこかに感じられます。パターンによっては、青鬼がまだ処女(かどうかはわからない)の姫を犯しにかかるシーンが具体的なものがあって、とうてい、子どもには読み聞かせられないしろものもあります。

通過儀礼の役割と民話

・昔は、民話・昔話の語り手は、伝承されて自分がおぼえたとおりに、もっとおおらかに語り聞かせていたはずです。一家の語り手は、おじいちゃんであり、おばあちゃんでした。

・語り手は、数多く知っている民話・昔話をやみくもに語り聞かせたわけではありません。孫たちがおとなになっていくうえで、必要な知恵や知識が盛りこまれたお話を選んで語っていました。そのお話のなかに、残酷な部分はあっても、伝承されたとおりに、おおらかに語り聞かせたことでしょう。

性にめざめる年ごろの子どもたちにとって、性に関する知識は、欠かせないものでした。両親が教えたくても教えにくいことも、おじいちゃんや、おばあちゃんといった語り手が、民話や昔話に託して語れば、無理なく伝えることができました。

 『一寸法師』のお話は、そういうときに威力を発揮しました。どのように威力を発揮したかを見る前に、世界各国にパターンを変えて多く伝わる『一寸法師』のお話の共通点と、少年がおとなになったと認められる慣習、つまり、通過儀礼の共通点を見ておきましょう。

 通過儀礼は、個人が新しい状態や、自分へ通過するさいに慣習として行われているさまざまな儀礼や儀式を言います。そのなかでも、人間にとって、その一生を送るために重要な通過儀礼が、4つあります。

 生誕するさい、成人するさい、婚姻するさい、そして、死を迎えるさいに行われる通過儀礼です。この4つの通過儀礼は、おそらく人類が文化を持って以来、そして、いたるところで、普遍的に行われて、今日にいたっています。

人間にとって、最重要の通過儀礼は、成年儀式と婚姻です

若者宿と通過儀礼

・昔の日本には、農村を中心に、ある年齢に該当する者が全員参加する組織の若者組がありました。若者組に入ると、一定期間、集団生活をしなければなりません。

 それを行った場所を、若者宿とか寝宿と言いました。若者宿では、若者頭や宿親に服従し、さまざまなタブーや、しきたりを守らなければなりませんでした。

入会すると、村という共同社会の成員として必要な訓練を受け、村の倫理を教えこまれました。その入会式が、そのまま成人式だったことが多かったのです。

 結婚が決まってから若者組を抜けるところが多かったようですが、妻帯しても残る場合があって、地域によってだいぶことなるようです。時代をへて、発展する社会にあわせて、古い昔のしきたりどおりにはいかなくなったのかもしれません。

 いまは、ほとんどの農村から若者組が消えてしまい、青年団組織にわずかにその名残が残っていますが、若者組は、もともと青年になるための通過儀礼で、若者宿で起居するのは、それまでの家族といっしょの生活から分離、隔離されたことを意味します。若者宿で訓練を受けて、若者頭や宿親に共同社会の成員としてやっていけると認められなければ、結婚もできず、共同社会では、のけもの同然にされました。

 女の宿は、娘宿、めらし宿、おなご宿などと呼ばれました基本的には若者宿の性格とおなじでしたが、おとなの女としての心得は、きびしく訓練されたようです。

 この若者組が文献史料に表れるのは、鎌倉期からですが、民俗学者や、民族学者のあいだでは、そのはるか古くにさかのぼって起源があるというのが常識です。

 世界各地の、多くの民族のあいだで、古くから若者組の慣習は行われていました。日本の若者組は、明治から大正にかけて、青年団や女子青年団に改組、吸収されるかたちをとって、ほとんど姿を消しました。

若者宿、娘宿が伝えた原形の民話

・じつは、若者宿、娘宿の消滅は、民話・昔話の変容と深く関連しています。民話・昔話の一部は、一家の語り手によって、炉端で語られましたが、原形のもの、その土地で伝承されたとおりのものは、若者宿、娘宿で語られていたのです。

 そこではおそろしく残酷なお話も、思わず赤面してしまうような卑猥なお話も、平気で語られました。

 ぼくの母方の曽祖父は、明治の5年まで寺小屋をやっていました。母に聞いたところによると、寺小屋で読み書き算盤をおぼえ、そこをあがってから、若者宿、娘宿へ入ったそうです。

 母は、生きていれば、そろそろ百歳になりますが、大正時代に娘宿を経験しています。そのころ、伊豆地方には、若者宿、娘宿がまだ残っていたようです。

 ミカン山の中腹にあって、数えで145歳から入ったということですが、娘宿のことをかなりよくおぼえていました。

娘宿の罰

・ぼくの母は、娘宿に一年ぐらい入ってから、技芸学校へ入るために、上京しました。技芸学校は、裁縫、料理、作法などを教えていたところ、ひらたく言えば花嫁学校です。

 約一年間いただけで娘宿を出た母は、娘宿での夜なべ仕事の内容をこう話してくれました。「結婚前後に女がするべきことや、おなかに子どもができたら、出産までどういうことをするかをおねえさん(先輩)たちから聞かされたわね。野菜栽培や、味噌、醤油のつくり方も習ったよ。編みものや、つくろい仕事は、毎晩のことだったかしら。そうそう、漁網のつくろい法も、教えられたね」

 漁網の修理は、いかにも土地柄です。

娘宿に、花嫁修業の場としての機能があったことも、うかがわれます。母の娘時代は、味噌、醤油は、多くの家庭でつくられていたのです。

 結婚が決まると、娘宿を出たそうですが、娘宿の幹部になった女性は、結婚して、子どもが生まれても、寝泊まりはともかく、娘宿に出入りして、後輩の面倒を見たようです。

 おねえさんたち、と母が言ったのは、そういう人たちのことです。娘宿での性教育は、女が妊娠、出産をするため、若者宿のそれよりも、直接的具体的に行われていたようです。

 それを指導したのは、結婚して子どもが生まれても、娘組から抜けなかった先輩たちでした。

 若者宿と娘宿は、意図的にはかなり隔てて存在しましたが、若者たちが訪れて、うたい騒いで、交歓することがあって、それがたのしい思い出になった、と母は語っていました。

 

・これは、一種の夜這いで、若者組と交流することによって、縮親や、娘頭はお似合いのカップルを見つけ、仲介の労をとったり、相性や両家の釣りあいを考えて縁結びを行ったのです。

ハーメルン伝説の意味するもの

中世ヨーロッパの人々が、いちばんおそれた病気は、黒死病、つまりペストでした。大流行の年には、一町一村が、ほとんど死にたえるか、それをおそれて逃げるために、ゴーストタウン化する例は、いくらもありました。ペストはネズミによって媒介されたので、ネズミの大量発生を、なによりもおそれたのです。

・『耳袋』『新著聞集』など、江戸時代の文献に、神隠しにあった人間のことがよく見える。すべてが伝聞ですが、記述は具体的で、じっさいにそういう事件が多かったようです。異常心理におちいっているときの人間に多いとされ、だれにも目撃されないで、家出、放浪の旅に出たケースもあったかもしれません。だれかといっしょのときでも、忽然と消えた例も多く紹介されていて、人知を超えた現象のような思いが残ります。

外国にも、例の多い現象で、アメリカのテネシー州で1880年の9月に起こったラング蒸発事件は、もっとも不可解なケースです。

 ラングという牧場主が、その牧場内で作業中、知人のベック判事夫妻が馬車でやってきたときに、その蒸発事件は起きました。ベック夫妻は、ラングに話があったので、家へもどるよう言いました。ラングは、すぐに、牧場に隣接した自宅へ歩きかけたのですが、その姿がベック夫妻の見ている前で、突然、消えてしまったのです。

 この瞬間を、自宅の前に出ていたラングの妻もそのふたりの子どもたちを見ていました。

 ラングは、そのまま、二度と姿を見せることがなかったのです。

・集団で忽然と消えた事件で、有名なものは、1872年の12月に、ポルトガル沖合の、大西洋上で発生しています。マリー・セレスト号の乗組員が、煙のように蒸発してしまったのです。無人のマリー・セレスト号が、発見されたとき、乗組員が、蒸発直前まで、それぞれの持ち場でそれぞれの行動をしていた証拠が整然と残されていました。

 世界中に起こった不可解な、蒸発、消滅事件を民話の収集のように集めた人間がいます。フランスの地球物理学者のジャン・プリケで、著書は『非合理なアクト』です。プリケは、専門の立場から、蒸発した人々は次元の断層へ落ちたのではないかという仮説を述べています。

『ハーメルンの笛吹き』は、じつは13世紀のハーメルンで、じっさいに起きた事件が下敷になっています。その町で、ある日、突然、約130人の子どもたちが、いっせいに、姿を消しました。子どもたちは、ついにもどらず、その事件の真相は、いまだ解明されていません。

 不可解で、おそろしい事件が、解決されないままになれば、関係者は、むろんのこと、そのことを認識した人々は、それぞれに衝撃を受けて、多くの人に語っていくことになります。

 それは、歳月をへて伝説化し、さらに多くの人に語りつがれるうちに、ストーリー性をはらんで、こわい昔話になっています。さらに、研究者、作家などに拾われて本によって紹介されれば、本格的な脚色が行われ、高い文芸性をえれば、世界に伝播していきます。

 こうして、『ハーメルンの笛吹き』は、子どもたちからも、こわいけどとてもおもしろいお話として、世界の傑作童話のひとつになっていったのです。

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用

ハーメルンの笛吹き男

ハーメルンの笛吹き男(ハーメルンのふえふきおとこ、独:Rattenfänger von Hameln)は、ドイツの街ハーメルンで、1284626日に起きたとされる出来事についての伝承である。グリム兄弟を含む複数の者の手で記録に残され、現代まで伝わった。

伝承の概要

1284年、ハーメルンの町にはネズミが大繁殖し、人々を悩ませていた。ある日、町に笛を持ち、色とりどりの布で作った衣装を着た男[1]が現れ、報酬をくれるなら街を荒らしまわるネズミを退治してみせると持ちかけた。ハーメルンの人々は男に報酬を約束した。男が笛を吹くと、町じゅうのネズミが男のところに集まってきた。男はそのままヴェーザー川に歩いてゆき、ネズミを残らず溺死させた。しかしネズミ退治が済むと、ハーメルンの人々は笛吹き男との約束を破り、報酬を払わなかった。

笛吹き男はいったんハーメルンの街から姿を消したが、626日の朝(一説によれば昼間)に再び現れた。住民が教会にいる間に、笛吹き男が笛を鳴らしながら通りを歩いていくと、家から子供たちが出てきて男のあとをついていった。130人の少年少女たちは笛吹き男の後に続いて町の外に出てゆき、市外の山腹にあるほら穴の中に入っていった。そして穴は内側から岩でふさがれ、笛吹き男も子供たちも、二度と戻ってこなかった。物語によっては、足が不自由なため他の子供達よりも遅れた1人の子供、あるいは盲目と聾唖の2人の子供だけが残されたと伝える。

『プレアデス / プレヤール人とのコンタクト記録』 

ビリーE・A・マイヤー    水瓶座時代出版  2010/10/1

<セムヤーセとカルタグの上空で>

・あ、あそこに都市が見えます。このモニターでご覧なさい。

・上空から一発の爆弾が落下してきます。あれがまもなく都市を破壊します。

でも都市の住人にとっては、それほど危険なことではありません。

というのは、彼らは全員すでに地中深い安全都市に避難しているからです。

カルタグは地球から80億光年離れており、その世界に住む人間は互いに戦争をしている。

彼らは、原子力利用の時代の末期に生きており、今まさに核戦争をしているのだ。

非常に地球に似ていて、地球人とほぼ同等の発達を遂げた人間の生命体が生息する世界も存在する

・そのような世界はアラトム銀河系のネブ系に見られ、その世界はカルタグと呼ばれている。

世界制覇を狙うギゼーの知的生命体が非常に邪悪な犯罪を準備している。

・つまり希望すれば、地球外の知的生命体によって宇宙船に乗せられ、より良く美しい別の惑星に運ばれ、そこで、自由な快適な生活を送ることになると言うのです。

・この集会に興味を持って集まった人々は、いわゆる宇宙飛行の準備のためのキャンプにすぐにでも参加できると言われたのです。宇宙飛行の困難を克服するための準備のみならず、言葉巧みに信じ込ませた別のより良い惑星での新しい生活に必要な知識を身に付け、また新しい生活に適応できるようにするため、というのがその名目でした。

・この移住計画に参加する条件は、地球上の全所有財産を売却するか、もしくは何らかの方法で譲渡すること、そして子供は一緒に連れて行けないということだけです。

・遺憾ながら、この邪悪な企てには予想以上の希望者が現れました。

・関心を抱いた多数の人々が勧誘者の呼び声にいそいそと従い、キャンプでそれから起こると称するものを心待ちにしているのです。

・巧みに考え抜かれた、この犯罪的な企ての結末は、私たちは、火を見るよりも明らかです。惑わされた者を待ち受ける将来の見通しとしては、次の通りいろいろに考えられます。

1、 この企み全体が宗教、つまり新しい教派主義の体裁で偽装されているため、すべての希望者は本当の正体を見極めることなく、騙されて邪道に導かれる。

2、 弱者や無能者は、次第に選別されて殺される。

3、 能力があるとみなされた人々の一部は、地球上で「作業ロボット」としてギゼー知的生命体の利益のために奴隷のように働くことを強制される。ギゼー知的生命体は地球の事物をいろいろ必要としているが、自分たちが働いて手に入れようとはしない。

4、 能力があると見なされた人々の別の一部は拉致され、地球外で奴隷として奉仕することになる。

5、 また別の一部の人々は新しい教派組織を設立し、地球上で宗教の形を借りてギゼー知的生命体の計画のために働く。

以上の五点をギゼー知的生命体は策謀し、実行しようとするのです。

・でもこの企てを実在している地球人は、この事実を知りません。なぜなら、彼らは、自分の内部に植え付けられた狂気のうちに生きているからです。

しかし、いまギゼー知的生命体は私たちが、この件に乗り出したのを知ったため、自分たちの企てが挫折しないように新しい道を探しています。

・それでも、惑わされた者が全員殺される危険はあります。なぜなら、世界制覇を目論む者たちにとって、地球人の生命など全く意味がないからです。

・私たちは、ギゼー自身を相手にして、その企てを妨害します。

<ワルドポートの1975年の10月の事件>

・アメリカのオレゴン州の漁村ワルドポートからわずか数日のうちに20人が跡形もなく消えた。彼ら全員が「宇宙から来た」夫婦の呼びかけに応じたものだという。その夫婦は彼らに「別の惑星でのより良い生活」を約束したのだ。FBI(米連邦捜査局)は集団詐欺と大量殺人の嫌疑を抱いている。

『プレアデス / プレヤール人とのコンタクト記録』  2010/10/1

ビリーE・A・マイヤー    水瓶座時代出版

<かってのドイツ帝国総統アドルフ・ヒトラーのこと>

・アドルフ・ヒトラーは非常に多くの面で天才でした。

・彼の知識は芸術や技術の極めて多様な分野からいろいろな科学、そして、暗示力の利用法にまで及んでいます。

・彼の内部形態は、非常に価値の高い生命体の生まれ変わりでした。

・でも彼は高度に発達した霊の持ち主ではなく、悟性と理性の人であり、全地球の政治と経済、そしてすべての国家をある肯定的な方向へと導いて、世界と人類の平和な統合世界を創り出すように定められていました。

・彼はこの目的のために訓練され、その生地に転生したのです。

ギゼー知的生命体は、トゥーレ協会の当時の責任者および同協会のメンバーで千里眼のハヌッセン一世を通じて、アドルフ・ヒトラーという存在を手中に収め、自分たちの陰険で邪悪な目的のために彼を利用することに成功しました。ヒトラーはそれには抵抗しなかったのですが、それは彼自身のうちに狂気じみた権力欲が、燃え上ったからです。

このような企みのほかにも数えきれないほどの人材が、ギゼー知的生命体の手に落ちた地球人という形で、その意識を操られて狭小な領域に押し込まれたのですが、ヒトラーもまたその影響に抗うことができませんでした。

アドルフ・ヒトラーは権力の狂気に負け、そのうえギゼー知的生命体にあくどく利用された

・セムヤーゼは一度、アシュタール・シェランとかいう男との関連で、トゥーレ協会の話をしたことがある。このシェランはある小説風の書物も伝えており、それにはシェランの一味はおよそ3500年前に、かのモーゼをビームシップに乗せたことがあると、書かれているというじゃないか。そしてモーゼはこの一味から十戒を手渡されたという。

 さらにこのシェランは、「ファティマ」の事件も彼の一味が仕組んだものだと主張しているそうだね。

そこで私が知りたいのは当時ドイツにあったトゥーレ協会はシェラン一味と何らかの関係があるのか、また彼らはギゼー知的生命体と関係しているのかということだ。

アシュタール・シェランが実在することが明らかになりました。彼らは、最高位からの指令を受けてドイツの旧トゥ-レ協会を統制し、テレパシーで二つの強烈な要因を送り込んでいました。

アルセアク別名アシュタール・シェラン等々は、彼に課せられた使命によれば、数千の知的生命体から成る部隊の指導者であるこの部隊は、15年前までは、世界制覇の野望を抱く「カマゴール」の直接指揮下にあった。

『フェローシップ』

(ブラッド・スタイガー)(たま出版)  1996/2/1

アンドロメダ議会連盟の存在>

・「フレッドの話によると、プレアデス星人のセムヤーゼは、アンドロメダ議会連盟について、それが様々な多くの惑星や銀河系ネットワークの長老達によって組織されたものであると説明した。

・長老達は、数多い惑星文明が協力して一つの目的を果たすことができるように、条約や協定を締結する役割を負っている。議会のメンバーは、宇宙のあちこちに散って実地調査を行なっている使節たちから報告を受ける者達である。長老達は使節から受けた報告を慎重に吟味し、ビーム・シップの航路を決定する。彼らは、旅に関する規制をし、宇宙空間の全ての航行路を監視下において統制しているのだ。

・議会は、異なった次元世界に属する同胞達とも協力関係を維持している。連盟のメンバーの中にはある種の瞑想を専門とする者がおり、そうした瞑想を通じて霊的種族や、多次元に属する存在とコミュニケートすることができるのである。

・『私はコンタクティー達や霊的能力に優れた人々が、連盟からコンタクトを受けたところを数多く見てきました』とフレッドは言った。『霊的能力を備え、連盟のネットワークのチャネルに調和することのできる人なら誰でも連盟とコミュニケートすることができるようですよ』」


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# by karasusan | 2017-11-24 12:51 | その他 | Comments(0)

・「政治が遅れている。私たち一般人は、政治意識を高めて政治の近代化を急がなければならない」そうです。「政治家が劣化している時代だ」ともいわれています。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。「日本の政治家はアメリカのロビイストのような役割を果たしている」という説もあります。つまり政策立案のスタッフが少なすぎて、議員本来の仕事(立法)が出来ないといわれます。また地方議員の近未来の姿は欧米のようにボランティア議員の流れだといわれます。

・「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。「失政」を追究する大新聞社も往時の勢いがなくなっているように思われます。昔は「新聞社」が力を持っていたという幻想がありましたが、新聞社もいろいろと「想定外」の劣化に見舞われて弱くなっているといわれます。「新聞離れ」の読者も増えているようです。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。

・政治資金の相続の面で世襲は有利だそうです。「政治とカネ」の問題は古くて新しい問題です。世襲の必要性やよさもありますが、社会一般では「世襲」が少なくなっていくようです。無理なく「世襲」を継続することに抵抗勢力が増えてきているからでしょうか。中小企業経営においても、高齢化による「事業承継」という大きな問題があるようです。「世襲の継続」というものは自然的なもので、一概にいえないようです。フリーメイソン組織の様にアメリカでも「世襲」というのは社会の中の要素として機能しているのでしょうか。世襲の世界にもグローバル―スタンダードが適用されるのでしょうか。旧態依然の政界では進歩がありません。

・森元首相は、オリンピックの新国立競技場の問題でも脚光を浴びました。森元首相の政治的な背景は早稲田大学の雄弁会に強く根ざしているそうです。雄弁会の人脈のネットワークをフルに生かしたようです。

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると、「早稲田大学雄弁会は、早稲田大学の弁論クラブである。内閣総理大臣を務めた海部俊樹、小渕恵三ら数多くの政治家が輩出。なお、政治家志望の学生の親睦団体ではないため、早稲田大学卒業の政治家の中で同会非出身者も多くいる」とのこと。

・実績としては過去に5人の総理大臣を輩出している伝統の弁論クラブのようです。戦前・戦後に活動した政治家、元国会議員としては、60名、現役衆議院議員としては、17名、現役参議院議員としては、3名、地方議会議員・首長としては4名が挙げられるようです。

・雄弁会は、今でも政治を志す学生が狙う弁論クラブなのでしょうか。一大学のサークルがこれほど政界と深くかかわった例はないようです。雄弁会の活動を通じて森元首相は政界サバイバルのための色々なノウハウを先輩から教わったようです。しかし、今日、雄弁会も往時の勢いは失いつつあるのでしょうか。森元首相は昔の政党政治を知る数少ない人のようです。世襲の方が「看板、カバン、地盤」の点で、有利になるようです。政治家は、若いときから出馬する、長く続けるということがポイントになるようです。

・政界では「合区」の参院選挙制度改革が大きな争点となりました。「一票の格差」をどのように是正するかという選挙制度改革で、各党の見解がさまざまでした。「一票の格差」が大きいと選挙の正当性が疑われ、そもそも「政権の正統性」も疑われることになります。「一票の格差」に関わる「違憲訴訟」もでており、いつまでも司法当局の意向を無視するわけにはいかないようです。選挙制度は、政権の盛衰に直結するために、昔から「選挙制度」の改革には、大きなエネルギーと時間が費やされたようです。インターネット選挙も過度期ですが、米国でも「投票機械」にしようとする動きはありません。インターネットを投票機械に利用すると「選挙結果」に大きな違いが出るので、大きな抵抗勢力があるそうです。スマートフォンの時代ですから「投票率」は確実に上がると思いますが、米国でも「機械化」がどの程度すすむのでしょうか。

・「政治の近代化」もここ数十年でかなり進んだようです。昔は汚職がよくあったようです。「政治が遅れている」ことでは、国民の直面する問題に適切に対応できないでしょう。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで私たち一般人は、政治意識を高め、行動していく必要がありそうです。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないそうです。「財源の裏付けのない政策は実現できない」ということで、すべては財源の問題になります。コストカットで補助金を切るか、身を切る改革をするか、両方とも急務だといわれます。「限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字」ということで、財政規律もよく議論されているようです。

・「失われた日本の20年の経済」「日本がおかしくなっている」「日本が劣化している」といわれますが、その原因は本当に優れた政治家や官吏が登用されてこなかったからだといわれます。自殺者数が長期に多くなって社会不安なのも「政治の世襲化」が大きな原因だったとすれば由々しき問題です。「失われた20年」が「失われた40年の日本経済」になるというネガティブな予測もあります。何でも「自己責任」にしようとする「市場主義」の風潮もあります。

・松下幸之助のいうように「国家で最も重要な仕事をしている政治家と官吏は寄与貢献度に応じて優遇すべき」でしょうか。公的セクターでは民間企業の論理が働かないといわれます。これからは北欧の様に、地方議員はボランティア議員の時代になるのでしょうか。

・「この国難、非常時、国家危機の時」にドリームチームを作り、東日本大震災の津波で冠水した地域を松下幸之助のいう「国土創生論」で創りなおす必要がありましょうか。熊本地震の様に地震・津波は「天災は忘れたころにやって来る」ようです。

・野田元首相は、「政治家の世襲こそが"民主の敵"。政治家の世襲をなくせば、平成維新が達成される」と言いたかったのでしょうか。現実認識の欠ける傾向がでてくる政治家の世襲は、実務家としての"即戦力"として、大きな国政への弊害があるようです。自殺者が多数でている、こんな非常時の時、国会議員は、"国家経営の実務に精通した者"で多く占めるべきでしょうか。「日本は先進国だ」そうですが、現在では予想以上に多くの"遅れた点"が指摘されています。改革はどの党も急がなければならないようです。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。しかし、担当者は「遅れた国」よりも「クールジャパン」に満足しているそうです。「失われた20年」といわれますが、今の世の中「クール・ジャパン」ばかりではないようです。

amazonに「大前研一」といれますと477件の書籍が分かります。『君は憲法第8章を読んだか』、『大前研一「ビジネスモデル」の教科書』、『「0から1」の発想術』、『ニュースで学べない日本経済』、『プロフェッショナル・リーダーシップ』等があります。非常に多作の経営コンサルタントとして知られているようです。「各論はいくらでもある。しかし論点を整理して一つに絞るならば、約1000兆円(146月時点で1039兆円)を超える巨大な国家債務をどうするか、という問題に尽きると私は考える」と語っています。1000兆円の国家債務が気になる経営コンサルタントのようです。経営コンサルタントですが、企業ばかりでなく、国家のコンサルタントや政治のコンサルタントもしている多能な人のようです。政治家を志して1995年の東京都知事選挙に立候補しましたが、落選しています。また第17回参議院議員通常選挙に出馬しましたが、それも落選しています。政治家に転身したかったようですが、本当に残念な結果でした。

・ちなみに、オリンピックの話題が豊富ですが、ブラジルといえば路上犯罪が物凄いと報道されていました。路上での少年の強盗のテレビを見ていると誰もブラジルに行きたいと思いませんでした。現在でもブラジルの路上は非常に危険のようです。「ジカ熱や国内治安情勢、ロシアのドーピング問題」等オリンピックの話題は豊富でした。ブラジルの経済力では「オリンピックを開く」ことは、現実に無理があったと述べられています。

1000兆円の国家債務」については、さまざまなエコノミストや経済学者の見解があるそうです。本当に懸念している学者も多いようです。やはり財務省の指導に政治家も従うのでしょう。増税のスタンスは変わらないようです。「国民一人当たり1000万円の借金」ということも民主党の野田佳彦元総理も強調していた理論でした。確かに、そのように言われると私たち一般人は、不安になるものです。私たち一般人は、各政党の「政策」を詳しく分析する時間はありませんが、斬新な「政策」を実施することは大変な作業のようです。国家政策については、国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。1000兆円の国家債務」については、心配する必要はないというエコノミストや経済学者もいるようです。「あと900兆円の国債を発行しても問題はない」という学者もいます。このような基本的な問題で大きく見解が分かれるのですから、エコノミストや学者の資質が窺われます。日本最大のシンクタンクである「官庁」の見解を私たち一般人は、信じてしまいます。

「道州制」の議論も「夢の様な万能の素晴らしい」解決策のように言われています。そして多くの有識者が賛同しているようです。与党も野党も「切り札」として政策提案をしていると語られています。はたしてそうなのでしょうか。道州制が実現すると、混乱して一番不便になるのは一般大衆ではないのでしょうか。道州制は中央集権の欠陥の反省から出てきているそうですが、道州制になるとまたまた「道州制の官僚に牛耳られる」のではないのでしょうか。「反官僚」の思想が根底にあるともいわれます。「言うは易く行うは難し」の「道州制」だそうです。官僚制度も時代に適応できなくなっているのかもしれません。「規制緩和」が求められています。どんな時代、どのような体制においてもテクノクラートの官僚や官僚制度は必要になります。官僚制度も時代に適応できなくなっているのかもしれません。「規制緩和」が求められています。官僚は「法律」を武器としています。その「法律」も当の官僚ですら毎年、複雑になり難しいといわれます。行政担当者でも理解が難しいそうです。「簡素化」「透明化」も必要のようです。規制緩和も当然のことながら、プラスとマイナスの面があります。

・「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。政治家が実際に法律を作ろうとすると10人以上の政策秘書が必要だともいわれます。「日本の政治家はアメリカのロビイストのような役割を果たしている」という説もあります。アメリカと日本の政治システムは大きく違っているともいわれています。クリントン氏が有利といわれていましたが、大方の予測に反してトランプ大統領が実現しました。プロのジャーナリストでも大きく間違える例といわれます。

・大前研一氏は、中曽根元首相の選挙コンサルタントもしていたようです。現代では“選挙コンサルタントの職業”もあるようです。インターネット情報によると、アメリカ大統領選挙で、トランプ陣営に辣腕の選挙コンサルタント、ポール・マナフォート氏が参加したと報道されていました。米国の選挙コンサルタントには学ぶべきことが多いともいわれます。豊富な経験の経営コンサルタントとして、今日の日本社会に「多くの提言」がなされています。

・「ベーシック・インカム」とか「政府の貨幣発行権の発動」とかエコノミストや経済学者等が様々な提案を行っているそうです。ヘリコプター・ベンの話もあります。エコノミスト間ではへリコプター・マネーが話題になっています。超金融緩和などで、紙幣を大衆にいき渡せるという手法です。そのほうが経済原理に則しているというのです。「働かざる者食うべからず」という時代錯誤的な考えに対するものにベーシックインカムがあるそうです。また「女性が働く必要のない社会」というベーシックインカムのユートピア世界の発想もあるといわれます。

新約聖書の『テサロニケの手紙二』310節には「働きたくないものは食べてはならない」という一節があるそうです。「財源の裏付けのない政策は実現できない」という固定観念も変えていく必要があるようです。そして、世界では、さまざまな新税を考え実施したり、アンダーグラウンド経済の現金をあぶり出し徴税しようとする動きもあります。そして先進的な経済政策の話は、日本的な対応が現界のようです。世界に先例がないとできないようです。今の時代、国民の血税のタックス・イーターが増殖しているのかもしれません。タックスヘイブンもパナマ文書で世界的に注目を浴びました。世界的な大企業の実質的な税金の税率が、タックスヘイブンのおかげで非常に低いといわれます。

・50年前の経済学理論と今のそれを比較しても人類の格段の進化がわかります。「職業を研究している天使」もいるといわれますが、「経済を研究している天使」もいることでしょうか。エイリアンの超テクノロジーだけが注目されているようですが、エイリアンの「超経済学」もあることでしょうか。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。グレイタイプの異星人のようです。異星にも日帰り旅行ができるようです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」ばかりでなく、さまざまな文明の蓄えられた文明情報・知識が手に入るようです。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)からは、人間タイプの金星人の末裔がきているといわれます。「恒星間飛行技術」ばかりではなさそうです。現代の科学者には想像を絶するようなものばかりでしょうか。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。それにしてもYou Tubeには「説明のできない動画」が豊富に取り上げてあるようです。ちなみに、フリーエネルギーの装置が開発されたというニュースもあったようです。

・遥かに進化した異星人(大天使)が大きな組織や国家を統括しているともいわれます。真偽のほどは分かりませんが、どうだったのでしょうか。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」ともいわれます。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」そうです。

・リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたといわれます。地球の人類と進化段階が同じ程度の異星も非常に多くあるそうで、「宇宙連合」とのコンタクトによる膨大な情報が必要となりましょう。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。おぞましい堕天使のイメージではなく、「遺伝子科学者」だというのです。地球製の「空飛ぶ円盤」も具体化しているという情報もあるようです。アブダクション(誘拐)事件も、空飛ぶ円盤に乗った宇宙人の科学者とバイオロボットのグレイがインプラントなどの「生体実験」をしているそうです。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。フリーメーソンの神は堕天使ルシファーだとかいろいろと説があるようです。

政府の貨幣発行権の発動は、「禁じ手」、「最後の手段」だそうですが、「政府の貨幣発行権が常識化」することがいつかは断定できませんが世界で常識化するときがきましょう。もちろん「弱い経済の国」では、貨幣を異常に多く発行するとアフリカの某国のように凄まじいインフレになるそうですが。ヨーロッパのユーロの通貨危機とかの話がありましたが、ユーロ通貨を以前の状態に戻す動きも出てくるでしょうか。以前には「イタリアのリラは比較的弱い通貨だったがユーロはドルに匹敵する強い通貨であるためユーロ高傾向にあり、輸出や観光に依存しているイタリア経済界からはリラに戻そうと言う声も出た」そうです。「政府の貨幣発行権の発動」の話は経済学と無縁な私たち一般人にも分かりやすい話のように思われます。昔から独立戦争をするのも「貨幣発行権」を手に入れるためだともいわれます。ところが独立をしても弱い経済だと、うまくいきません。多くの弱小国ができたようです。英国のEU離脱も「貨幣発行権」の観点から評価するむきもあるそうです。

・「米国のドルの発行高と円の発行高を数量比較すると、1ドル=50円が相当」という説・議論もあったようです。現在の世界経済の混乱に対して、学者や実務家・金融家の議論が、かまびすしいそうです。もちろん「1ドル=200円説」もあるようです。

・「政府紙幣の発行」を主張するエコノミストは増えているようです。日本は従来から「二番手戦略」をとり、他国の政策を先に走らせて、その結果を評価して、次の手をうとうとする戦略を常套手段としてきたようです。欧州ではベーシックインカムも様々な実験が行われるようになったようです。スイスの国民投票で「国民に一定額の現金を無条件で給付するベーシックインカム制度の導入」が否定されました。これもスイスがEUに加盟していないので、ベーシックインカムの導入を検討できたのでしょう。

・日本中のエコノミストの説は汗牛充棟のようです。「政府紙幣の発行」という見解は私たち一般人にも分かりやすい説のようです。しかし、政府系のエコノミストの説が主流の構造では、なかなか革新的なことは主張できないそうです。現在日本では増税問題が政治問題化しています。日本の「失われた20年」の経済は容易に改革できないようです。消費税増税の問題は、将来にはどのようになるのでしょうか。政府の増税スタンスは根強いものがあるようです。官庁エコノミストが政策を主導しているといわれます。

・「古典的な経済手法では、増税やむなしという話になる」そうです。しかし、ベーシック・インカムとか新しい経済学が外国で提唱されているようですが、革新的なことを実行に移すことは難しいようです。ノーベル経済学受賞者でも実際の経済の運営は難しいそうですので、「日本の失われた20年の経済運営」も容易ではないようです。これでは「失われた40年」のリスクも懸念されます。

・「来年のことを言うと鬼が笑う」といいますが、来年の予測でさえ難しく、まして未来の予測は、普通の人ではできないようです。2011年は大震災でひどい年でした。また日本経済や企業も大震災や2011年のタイの洪水なので大きく影響をうけました。「2011年のタイの洪水を予測できた日本企業はあった」のでしょうか。災害の予測も海外や国内の企業立地を考える上で、企業経営上、絶対に必要となりました。断層地帯と原発の立地が問題とされていますが、国民としては早くクリアにしてもらいたいものです。企業経営には、天変地異のリスク予想も必須なものになりました。

・ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースというブラジルの夢見の預言者で、神か神に近い者とコンタクトしているという人物が、「2011年が日本経済の破綻」、「2012年、阪神大震災が起こる」と預言していたので気味が悪い思いでした。「天災は忘れたころにやって来る」ようです。ジュセリーノ・ノーブレガ・ダルースも預言が当たらなくなり、メディアでは「過去の人」のようです。予言が当たらなくなるのは、パラレル・ワールドとの相互作用があるからのようです。

・欧米の支配階層を統括するフリーメーソン。米国のWASPは、マネジメント万能至上主義の精神的資本主義をすすめているのでしょうか。フリーメーソンとイルミナティの関係もよくわからないようです。「メイソン結社員でないと商売がうまくいかない」ともいわれています。「日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメーソンを知らないからだ」ともいわれます。

・国のシステムのリストラが必要となりましたが、病気になれば医者が必要になるように、国政や国の施策に通じた日本戦法を駆使できる政策立案者が必要です。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。国立の「政治研究所」を作る必要があるといわれます。日本最大のシンクタンクである「官庁」の動きが注目されています。

・現在の日本経済の惨状や「失われた20年の日本経済」は、政治家や公務員に人材を得なかった、経済官僚の弊害か能吏が活用されなかった結果なのでしょうか。どの政党、政治家にしろ今まさに政治の季節、あらゆる政策に常に改革が必要だそうで『平成維新の断行』が望まれていました。「言うは易く行うは難し」で、なかなかうまくいっていません。アベノミクスの限界が言及されています。日経平均株価も勢いがなくなりました。

・政策を批判したり新政策を提案したりすることは、私たち一般人には無理なことでしょうか。荒唐無稽な話も少なくないようです。

・闇の勢力やサタンと呼ばれるリラ星人が、人類の営みに関与しているとは、誰も分からないことでしょうか。マネーのメカニズムに「モロクの神」が関与していたという話も不明なことでしょう。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

・今は百家争鳴(多くの知識人・文化人が、その思想・学術上の意見を自由に発表し論争すること)の時でしょうか。

ウィキペディアでみますと百花斉放百家争鳴は1956年から1957年に中華人民共和国で行われた政治運動。『中国共産党に対する批判を歓迎する』という主旨の内容であり、これを受けて中国国民はさまざまな意見を発表したが、百花運動の方針はまもなく撤回され、共産党を批判した者はその後の反右派闘争で激しく弾圧された」とのこと。

・経済官僚に比較すると外務官僚の評判は、昔から悪いようです。やはり時代の流れに対応してこなかったからでしょうか。官僚制度も制度疲労が指摘され、行政改革などで「天下り」等の規制が行われました。昔は高度成長を誘引した優秀な官僚といわれましたが、時代の流れに「劣化した組織」になったようです。

・「殺伐としてきます。自ら命を絶ち切る人が年間3万人を超える事態が約10年も続いていますからね」ということですが、有効な対策をひねり出す力が政治家や官僚には無理なのでしょうか。いろいろと対策がうたれ、総数では減ってきたようですが、「日本における自殺は主要な死因の一つであり、10万人あたりの自殺率は20.9人であり、OECD平均の12.4人と比べて未だに大きい値である(2014年)」といわれます。介護の悲惨な事件も後を絶ちませんが、何とか対策はないものでしょうか。

・「人が二人あつまると政治の話になる」という世相ではなく、政治の話には限界がないのでしょうか。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、補助金カットがすすみます。日本の経営者には、「コストカッターである」ことが得意でなかったといわれます。

・「3百万人の寝たきり老人」のほかに要介護の高齢者、その他数百万人の障害者や難病や奇病に悩む人々など、十分な福祉とはいえず、この面からも福祉が崩壊しているようです。自殺数もなかなか減りません。これらの状況は事前に予測できたことのようです。私たち一般人は、厚労省のように正確な数字と実態は知りませんが、年金問題にしても様々な社会福祉政策の改革が急務のようです。年金問題でも厚労省の官僚は劣化したといわれました。あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのであるといわれます。「政務活動費の問題も氷山の一角」と指摘されていますが、現状の政界では「大胆な身を切る改革」は無理だといわれます。

・気になるのは医者でも原因が分からない奇病や難病が増えてきていることです。子供の難病や奇病も増えているそうです。現代医学では対応できないようです。財政赤字ということで、待機児童の問題等、国民への行政サービスが低下しています。行政コストや立法コスト、司法コストを削減する大胆なリストラが必要だそうですが、実際に「身を切る改革」は難しいようです。事態を認識している優れたリーダーが必要です。為政者の認識も自覚もないといわれます。

・当然、厚労省も中・長期計画を持っているものと思われますが、どのようなものでしょうか。この本(『チェンジ!』)は15年前に書かれていますが、高齢化もすすみ、国民の状況は悪化していることでしょう。著者(舛添要一氏)も国会議員になってから、様々な問題に直面したようです。都知事で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで多忙でしたが、都知事の旅行費等の経費が問題になって、「公私混同」で批判され退任しました。政治資金の細かいか、大きな間違いはよく起こる現象のようです。会計責任者や当人たちは、そんなに、ひどい目に遭うとは、予想できなかったのでしょう。反対勢力から「政治資金の明細が狙われている」といわれます。「ケアレスミス」には寛容ではないといわれます。

・一般的に「日本は先進国だ」そうですが、「日本は先進国なのだろうか」という声も街中では大きくなってきているようです。さまざまな面で、国際ランクが降下してきています。財政赤字の問題で、福祉予算が削られています。どこの省庁も「より以上の予算を」ということで、税金の無駄遣い対策や行政改革による行政効率化もうまくいっていないそうです。予想以上に遅れた面や近代化の進んでいない面が増えてきているようです。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないそうです。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。「失政」を詳しく調べていくと恐るべきことが分かるのかもしれません。「失政」が予想以上に多いともいわれます。補償も驚く程十分とはいえません。

・「道州制」などの政策の理論闘争よりも現実的に具体的に国民への行政サービスを改善すべき時でしょう。道州制はより一層の国民へのサービス低下になるのではないかという懸念があるそうです。行政や政治も大幅なリストラが必要です。税金による税収が伸びないので消費税、福祉活動にNPOなどの民間資金と民間活力の導入など、様々な対策が打ち出されておりますが、埋蔵金や政府紙幣の発行なども一案でしょうか。しかし、現実的な政策とは言えないそうです。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、国民の血税を費用対効果を考えて政策財源にあてるべきだ」そうです。今の時代、国民の血税のタックス・イーターが増殖しているのかもしれません。所得税や法人税の累進課税の制度が劣化しており、期待できなくなっているといわれます。

・社会問題に対する解決策もいろいろと提唱されておりますが、現実的に具体的にすぐに実現できる対策が望まれています。私たち一般人も政治意識を高めて政治に要求していかなければならないでしょう。さて参議院選挙の結果をどのように評価すべきなのでしょうか。

・選挙で洗礼を受けて、選挙で苦労する人が多いようです。官僚と国会議員の役割と選抜方法は全く違いますが、日本のシステムでは、選挙に資金も含めてものすごいエネルギーが必要なようです。よくいわれるように「地盤、看板、カバン」が選挙には必要であるそうです。公職が特定の人々に固定しないようにするには、「負けた場合の本人や家族が背負うリスクが大きすぎるので、選挙に出る顔ぶれがいつも同じになってしまうという問題点もある」というところを変えていく必要があるそうです。

・政治の“世襲”の問題も各政党でいろいろと規制ができておりますが、選挙は世襲でも大変だそうです。選挙に落ちて捲土重来を期している人も多いことでしょう。選挙コストを大幅に下げていく必要があるようです。国民の目も厳しくなっており、説明責任が求められるようです。政治資金の相続の面で断然“世襲”は有利だそうです。

・政治の改革には、公募制とか選挙資金の問題とかさまざまな改正がなされているようです。インターネットを選挙の投票機械にする案は、まだアメリカでも実現されていません。やはり直接民主制の道を開くという事で、技術的な問題もあり、大きな抵抗勢力があるようです。ですが、インターネットというメディアは米国並みに利用されるようになることでしょう。まだインターネット利用の規制が多くありますので、規制緩和に進むものと思われます。なんとか投票率を上げるようにしなければならないようです。

・私たち一般人は、「選挙のプロ」でもないので、選挙のどこの部分を変えていくことが「政治の近代化」に繋がるのか分かりません。「政治が遅れている」ともいわれます。議員定数の問題でも改革が遅れておりますが、政治の近代化をすすめてもらいたいものです。より合理的な選挙システムが望まれているようです。政治の古い悪いイメージを直していきたいものです。それにしても「外国の選挙プロに学ぶことは、まだまだ無尽蔵にある」そうです。

・資本主義の国ですから資本主義的に考えて動かないといろいろな点で不利になるようです。ただ、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということで行き過ぎると何事もマイナスになります。米国でも何事も資本主義の合理性で動いているのではなく「社会システムに組み込まれた『知情意』のバランス」があるそうです。フリーメイソン組織もある意味では「世襲」を積極的に導入しているといわれます。やはりWASPの上流階級では「世襲」が大きな意味を持っていると語られています。

・多くの人々が、行政改革として「道州制」を唱えています。私たち一般人は、詳しくは勉強していませんが、果たして今よりも、効率的な行政になるのだろうか疑問に思います。道州制にはプラス、マイナスがありプラスに目がくらんでいると指摘する有識者もいるようです。かえって行政サービスが低下、混乱するのではないのでしょうか。

・道州制の狙いは「中央官僚の支配の排除」だそうですが、国民にとっては、今以上に混乱がひどくなることでしょう。政治家と官僚が対立して、互いに影響力を排除しようとすることはどうでしょうか。近年、官僚と政治家が厳しく対立し、感情的にももつれているそうです。

「政策も地方行政も中央官僚のシナリオ・絵に誘導される」「地方自治体は自治とはいえ完全な中央官庁の下請け機関に過ぎない」とかの話があるようですが、中央官僚との対決から「道州制」がでてきたのでは、本末転倒の話でしょう。広域化することによって一番不便を被るのは県民や市民ではないのでしょうか。北海道と九州の法律や条例が異なると大きな混乱が生じると思えます。道州制も夢のような素晴らしい計画ですが、実施されると国民が地獄を見る懸念もあると指摘されています。

・「複数の都道府県を合わせた区域に道州制を導入する方法をとるか、既存の都道府県の上に道州を設置する方法をとるかで、移行方法に注意せねばならないという問題点が挙げられている」そうです。が、地方自治の効率化、近代化を図るということでしたら、市町村の地方自治をなくして、県議会の地方自治に一本化した方がはるかに現実的、効率的に思えます。道州制に変更しても現在の問題点がすべてなくなり、国民へのサービスは向上するのでしょうか。地方自治も大胆な「改革」が必要のようです。「政治の私物化」が批判されています。「政務活動費の問題も氷山の一角」と指摘されています。「政治に関心のないひとはいるが、政治に関係のないひとはいない」そうです。

・効率化を目指すのなら、統治構造の観点から、目指す方向は逆に、「より一層の中央集権化」なのではないかという見解もあります。コスト面を考慮して、地方自治に費やす税金を少なくするのには、県議会に一本化すればよいといわれます。財政赤字が減るのではなく、道州制にすると一層拡大するように素人には思えます。「官僚システム」をどうしても変えなければならないという有識者や政治家も多いそうです。議員の人件費も、そんなに大きなものではないともいわれます。

・「道州制」を長い間に議論するよりも、国民の生活に直結した政策を速やかに具体的に実施しなければならない時期といわれます。現在でさえうまくいっていないのに、「道州制」を導入すれば、混乱と非能率は一層拡大すると思えるのは政策に素人の私たち一般人だけなのでしょうか。政治理念を掲げることは重要ですが、選挙民は現実的な施策を望んでいるようです。「市場原理主義」「小さな政府」か「大きな政府」とかの理論闘争をしていても、現在の年金問題や社会福祉問題や税金の問題は解決しないといわれます。

・「歴史的・文化的に多様である地方自治体を中央集権的にコントロールするものであり、住民主役の真の地方分権改革とは対極にある」として道州制を非難する人も多いようです。自民党も「道州制」を具体的に進めているようで、世論調査の結果や今後の議論の展開が注目されます。道州制を薦める本では、夢のような「良いことづくめ」のようですが、どうなのでしょうか。

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」

「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド


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# by karasusan | 2017-11-23 11:23 | その他 | Comments(0)

『2012年 大恐慌に沈む世界 甦る日本』

三橋貴明   徳間書店    2011/10/3

<日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない>

・まことにごもっとも、日本やアメリカなどの先進国の自国通貨建て国債のデフォルトなど、考えられないというより、あり得ない。何しろ、国債を発行する中央政府は、「徴税権」および「通貨発行権」を持ち合わせているのである。

・自国通貨を発行できる中央政府が、自国通貨建ての国債のデフォルトなど起こすはずがない。国債価格が下落し、長期金利が低迷した場合、中央政府は中央銀行に命じ、国債を買い取らせてしまえば済むのである。

・無論、中央銀行による国債買い取りが続くと、その国のインフレ率は上昇していく。とはいえ、ここで問題にしているのは「自国通貨建て国債のデフォルト」である。

・問題にしているのは「日米の政府がデフォルトするか否か」であり、インフレ率上昇ではない。「政府のデフォルト」と「インフレ率上昇」は全く別の現象であり、解決策も異なる。

『優良惑星への超ジャンプ』  2012年から始まります!

中丸薫  徳間書店  2010/2/28

<マネー信仰と悪魔崇拝は同じ・債務と利子で人間を縛るのは宇宙の禁じ手・無利子の政府紙幣を発行せよ>

・超ハイテクで実現「自立自営農業国家日本」・黄金文明の秘宝日本の発動

<ベーシック・インカムがたとえば、日本人一人当たり月額15万円ずつ支給するという考え方はどうでしょう。>

<優良惑星への超ジャンプは日本がモデルとなって、一番最初に実現しなければなりません>

・通貨発行権を握られていては、いつも好不況の波にさらされて、心の問題に向き合うことができなくなります。日本は率先して、インチキ金融システムから脱却していきましょう。民主党の皆さんは、英断を下してほしいと思います。

・政府は無利子のマネーを発行することに踏み切ってください。

地方の隅々にまでお金を行き渡らせてください。

中小企業にもお金を行き渡らせて活力をよみがえらせてください。

国民の皆さんも声を上げてください。

国民の大きな支持がないとこれはできません。

・そして日本は持てるテクノロジーのすべてを食糧生産と新鮮な水の供給とフリーエネルギーの開発に振り向けてください。

・民主党の政策は、もうこれ以上経済成長はないから、政府の権限を地方に渡して、地方は国を頼ることなく地方ごとにやっていきなさいという方向です。それはよいでしょう。しかし、そのためのマネーサプライを無利子でやってください。そこをこれまでどおりにやってしまいますと借金の無限ループにますます日本中がはまってしまうのですよ。そこがわかっていますか。

・それと鳩山さんは、いずれ日本の主権を世界的な機関・政府に譲り渡す構想のようですが、それが闇の権力の計画そのものなのがわかっていますか?

<主権の委譲>

・鳩山由紀夫首相のホームページには「憲法試案」が掲載されています。

御覧の通り、「通貨の発行権その他の国家主権の一部を国際機構に委譲」と明確に書いています。つまり、日本の国家主権を世界政府に譲渡すると明言しているのです。この重大事を日本国民がどれだけ認識しているのでしょうか?

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より

『働かざる者食うべからず』

<歴史>

近年の日本では、本来の意味から離れ、経営者にとって都合の良いプロパガンダに変わり、「失業者は食わずに我慢しろ」「営業成績の悪い営業マンは給料を与えない」という意味で使われることがある。日本は社会主義国のように労働の機会のすべてを握っていないので、すべての失業者に適当な職業を紹介できない。よって、職業安定法などで失業対策をする義務を負っている。なお、職業安定法による失業対策自体は、雇用を生み出しているのではないため、不景気の際には雇用を生み出す施策を講じることも求められる。

現実的に働いていない者の中から「(病気、障害などで)働きたくても働けない」者を選別するのは簡単なものではないために、ベーシックインカムの議論も生まれている。

「勤労の義務」は日本国憲法第27条第1項に規定されている教育・納税と並ぶ日本国民の3大義務であるが、そもそも、日本のような資本主義社会において、労働は倫理的性格の活動でなく、労働者の生存を維持するためにやむをえなく行われる苦痛に満ちたものである。人類の最終目的が、全てを機械化・自動化するによることにより、生きる為に必要な労働から解放されることであるならば、「働かざる者食うべからず」は時代錯誤といえるのかもしれない。

『国家機能を立て直す』

若手政治家が目指す、新しい日本のかたち

衆議院議員 野田佳彦ほか フォースプレス  2009/4/30  

<意見の言える外交戦略が重要>

・年金、医療、介護などで高齢化社会の問題は、どうしても公がサポートしなければいけません。しかし、社会保障費を約2200億円も削るなどの無理を強いてきたので、そのツケが回ってきました。で医療崩壊や年金は崩壊を招いている。

・殺伐としてきます。自ら命を絶ち切る人が年間3万人を超える事態が約10年も続いていますからね。

・「日本はアメリカの51番目の州」という極端な意見もありますが、それぐらい外交で日本が主張するという場面はなかったですね。安全保障もそうですし、経済もそうです。アメリカの過剰消費によって日本の輸出はなりたっているので、意見も言わない。外交も経済も依存型になっているのです。

<互いに主張し合うのが本当の外交>

・どちらかといえば、外務省にはアメリカにものを言えないタイプの人ばかりが集まっていますよね。

・損をさせられる、収奪される。そういう事態になったら文句を言うべきですよね。そのときですら文句をいえない。それは問題ですね。

日本に外務省はあるが、外交はないのです。

<チャンスがあるから地方へ旅立つ>

・特に地方の疲弊は深刻ですね。私も選挙の応援などで地方へ出向きますが、ほとんどの店のシャッターが閉まっている商店街をときどき見かけます。限界集落などは見るに忍びない風景ですね。日本の原風景のような場所が壊れています。

・特に農業をどうやって立て直すかという課題がありますね。地方に、もっとさまざまなビジネス・チャンスが広がるべきですが、基本は農業です。いま農業者が約312万人、漁業者が約21万人。極端にいえば、この333万人が1億2000万人の胃袋を賄っている。しかし、後継者がどんどんいなくなっています。

・民主党の政策は「農家の戸別所得補償」です。簡単に言えば、所得を補償する案ですね。

・農業土木の予算を削り、従来の農業予算のなかに直接農業者へ届くように行いますので、決してばらまきではないのです。

・地方で頑張りたいと思う方は、増えてくると思います。悲惨なかたちで地方へ逃げるというよりも、むしろチャンスがあるから旅立つイメージです。家賃も安いし、健康にもいいし、仕事もある。そんな国づくりをしていくといいと思います。

『チェンジ!』   日本が変わるべき50のこと

参議院議員・国際政治学者 舛添要一 

  ダイヤモンド社   2002/1/31

「福祉」は元が取れる公共事業だ

・いま実行すべき政策の第一は福祉の充実である。こんなことを言うと、舛添はマタマがおかしくなったと思われるかもしれないが、福祉は金食い虫であるという。その先入観を根本から変えなければいけない。

一人が寝たきりになると年5百万円の税金が使われる

・福祉こそが財政と人心安定の二つの面において、最も効果的な政策だと言える。

<「寝たきり」問題は国民的課題だ>

・いま日本には3百万人の寝たきり老人がいる。一人の老人に身寄りがだいたい5人いるとして、千五百万~2千万人くらいの人間が関わっていることになる。要するに5人に1人くらいは、身内で要介護の人を抱えているのだ。これは国民の一大関心事である。国民的課題である。

・一人の高齢者が寝たきりになると、いったい年間いくらぐらいの税金が使われるのか、みなさんはご存じだろうか。じつは、5百万円という大金が一人の高齢者だけのために使われていくのである。

・既にご存じの方もおられると思うが、私の母も家の廊下での転倒と言う小さな事故がきっかけとなって、それまで軽症だった老人性痴呆を一気に悪化させ、やがて5年間にもわたる車椅子と寝たきりの生活を余儀なくされるに至った。

・しかも、その負担は国や自治体だけでなく、その家族にもかかっていく。私は、5年間、母の介護のためにほぼ毎週、母の住む福岡県と東京の間を行き来した。妻と2人で行くと、交通費だけで1回の往復は十万円、年間5百万円でそれを計5年やったわけだから、ざっと2500万円をJRや航空会社に支払った計算になる。

・私は、当時まだ普通に自由業をやっていたから、その金も何とか工面できたが、これが一般のサラリーマンだったらまず不可能だったろう。

<福祉が充実すれば社会的コストは下がる>

・あるいは老人施設を作るのも一つの方法である。たとえば、老人ホームを作って、そこに百人のお年寄りを入れれば、家で介護に携わっていた主婦などが共働きを再開できる。つまり百人の働き手が増えるし、ヘルパーさんの雇用も増える。福祉への公共投資は十分に元が取れるのである。

ITの機器を買うのでなく、ITで時間を買うのだ

ITは時間を作り出す道具

・家事と仕事を持っていると、人の2倍働かないといけない。どこかで時間を削るしかない。ITはまさにその時間を作り出す道具ではないかと思う。

21世紀の廃藩置県をやってみよう>

・私が提唱するのは道州制である。47都道府県をやめて道と州に分けるのである。

3250ある市町村を千から八百ぐらいに減らしてもよい。市町村合併は非常にメリットがある。まず規模のメリット、小さな村だと財政の8割が交付税などという馬鹿げたことが起きるが、大きくなれば自前の税金でやっていける。

本を読め、考えを書け!

・インターネットで得られる情報がすべてを網羅しているわけではないからだ。だから、私は、基本的には本を読むことだと思う。が、問題なのは、読書の時間がコンピュータとテレビによって失われていることである。努めて読書をする。やはり人の上に立とうと思うなら書を読むしかない。

・「読むこと」と「書くこと」。これが一番思考力を鍛える。人の考えを知り自分の考えをまとめることで、自分が変わってくる。物事を良いほうに変えるためには、まず自分自身が変わる必要がある。

・今こそ、私たちの英知を結集して、経済を回復し、夢と希望にあふれた新しい日本を構築しなければならない。

『選挙の裏側ってこんなに面白いんだ!スぺシャル』

三浦博史 前田和男     ビジネス社   2007/6

<大手広告代理店が選挙を仕切る?>

去勢された日本の大手広告代理店

ちょっと選挙をかじったことがある人は「実は、選挙は大手広告代理店の電通が仕切っている」と訳知り顔にいう。しかし、「選挙の常識」からすると、実情はいささか違う。

<アメリカの選挙PRノウハウ>

・そのとき、アメリカの選挙と日本の選挙のもっとも大きな違いは、戦後日本が失ったPRのノウハウにあることを知ったのである。

・アメリカには多くのPRコンサルタントがターゲットを決めて、その関心事を引き出し、それに対して選挙CMをつくる。そのうえで、そのCMを打つのにもっとも効果的な媒体(メディア)はなにかという戦術のもとで、テレビやCMや雑誌、新聞のスペースなどの枠をとる。そして、その効果の検証を行い、次の製作にフィードバックする。

・少なくとも広告代理店は政党に常駐させ、PRのノウハウをもったスタッフをきちんと揃えてのぞむべきなのである。

<政党CMよもやま話><崩れつつある大手代理店の寡占状態>

・ところが今は、そうした大手代理店の寡占状態が崩れつつある。自民党も今ではコンペで、これなら選挙に勝てると思ったところを採用する。ダメだと思ったら、たとえ電通でも使わないようになった。自民党も、電通一社に頼るのではなく、PR会社を採用した。それがブラップジャパンという独立系の代理店である。

<選挙の日米格差>

<大統領選の雌雄を決した伝説のCM

・秀逸な候補者には、黙っていても人は集まるし、金も集まる。人も、金も、票も集まらない人は、自然とコースから外れていく。アメリカでは、そうした選挙が当たり前で、スポーツ選手にしろ、ジャーナリストにしろ、大物スターにしろ、そうした例がいくらでもある。ネット上の呼びかけだけで、何十万人のサポーター、何十億ドルという資金が集まる。そうした能力を備えている人が政治家になり得る風土があると考えていい。個人の献金額は十ドル、二十ドルほどだ。

・日本では選挙で借金を背負うケースもある。自分の退職金なり、貯金なり、資産を使い、政党の公認料ももらって、さらに寄付を集め、借金をする。アメリカにくらべるとクリーンな選挙である。

 負けた場合の本人や家族が背負うリスクが大きすぎるので、選挙に出る顔ぶれがいつも同じになってしまうという問題点もある。

・日米で何が一番違うかといえば、米国はメディア、とくに映像の影響力が大きい。アメリカでは選挙の結果を左右するのはテレビコマーシャルとテレビ討論。

国政選挙と外資系PR会社

・それではアメリカの選挙のプロが日本に来て、そのまま通用するのかどうか?アメリカのプロは、なんといっても「キャッチコピー」づくりがすばらしい。有権者の心をグサッとつかむ。これがプロとアマの分かれ目、成功と失敗の別れ道となる。

<民主党は説明不足?>

・民主党を引き合いに出すが、岡田党首のときにアメリカのPRカンパニー「フライシュマン・ヒラード」を使ったが、あれは失敗だったろう。フライシュマン・ヒラードは、PRカンパニーとしては米国でも著名な会社だが、ワシントンDCでは民主党も共和党も「フライシュマン・ヒラード」など使わない。米国の選挙コンサルタントは、「なんで?」と不思議な顔をしていた。

・事実、自民党は「ブラップジャパン」というエージェントを使ったが、世耕弘成広報委員長は、なぜこの会社を使うのか、社長の見識やキャリア、手法、実績などを議員が納得するように説明していた。選挙資金をカンパしてくれた支持者、政党助成金として税金を拠出した国民に対しても、これからは政党も説明責任が問われることだろう。

・それと、国政選挙や、国政そのものの広報に外資系を呼び入れることは、私は賛成できない。「広報」とは有り体に言うと、裸の姿をすべて見せることである。外資系の会社に国家の裸を見せていいわけがない、と私は思う。

・話がそれたが、外国の選挙プロに学ぶことは、まだまだ無尽蔵にある。しかし、だからといって、彼らが日本の選挙を担当して、すぐに勝てるほど日本の選挙は甘くない。

野田聖子に学ぶ選挙に強い政治家>

6万軒歩いて、かかとを疲労骨折

・彼女の言によると、「そのころは志もないし、政策もなければ抱負もない。ただ選挙好きのおじさんたちの言うなりに運動をはじめました」ということになる。

 でもそのとき、彼女がなにをやったかというと、1日百軒、選挙までに1万人と会うというすさまじい「ドブ板」。集まった名簿を地図に落して、女の子の案内で11軒回って歩く。

目からウロコが落ちる思いだった。次の選挙では原点にもどって、また歩き作戦。6万軒ぐらい歩いたころ足のかかとを疲労骨折。が、1ヶ月で治し、また歩き始めた。結局彼女自身が7万軒、両親が1万軒ずつ歩いてくれた。結果は、両親と娘が歩いた総軒数とほぼ同じ得票数、95734の得票。衆議院初当選だった。

『日本よい国構想』 豊かで、楽しく、力強い日本を!

山田宏  WAC   2010/4/28

「公正な市場」こそが自由の礎

・「自由な社会」であるためには「選べる自由(競争)」も重要です。複雑化した現代社会では、社会の善し悪しの判断は公正な市場が行うしかありません。「選べる自由」があるからこそ、それに応えるべく「よいものをつくろう」という競争が生まれ、その結果、商品やサービスの質が上がり、社会全体が豊かになり、イノベーションも活発になり、それぞれに私有財産が蓄積されていきます。

・お客が「選べる」こと、まずそのことが大切なのです。料理の味の善し悪しを決めるのは「客」であって、「シェフ」や「賞」ではありません。

・この逆のあり方は、計画経済だった、かっての社会主義国でしょう。簡単に言えば、物やサービスの善し悪しを「役人」が決める社会です。

・物やサービスの善し悪しを「役人」が決めるのは、社会主義国だけの話ではありません。私たちの社会でも「市場原理主義が格差社会を生む」などという論理で、「役人」による規制が強められることは、往々にして見られることです。これは十分に注意が必要です。

・「市場原理主義」などのレッテル貼りで「市場」のもつ重要な価値を全否定してはなりません。

・批判の矛先は「儲ければ全て善」だとうそぶいて社会への尊敬と感謝を忘れた拝金主義者たちに対して厳しく向けられるべきであって、「市場」そのものを否定するのは間違いです。

・「公正な市場」こそが、お金持ちも貧しい人も、全ての人々を平等に扱う唯一の仕組みであり、なおかつ社会の腐敗を抑止する浄化装置でもあることを忘れてはなりません。私たちの知恵と努力は「いかに規制するか」ではなく、「いかに『公正な市場』をつくりだすか」「そして、それを私たち自身の力で密かに維持していくとか」ということに向けられるべきです。

さらにいうならば、国が高い税金を課して国民の知恵と汗で得た財産を集めることも、決して是としてはいけません。なぜなら、「自分のお金は大事にして使い、人のお金は無駄に使われる」のが、残念ながら人の世の常であり、そして、「人のお金」の最もたるものが、税金だからです。

税金をなるべく安くし、財産をなるべく稼いだ人の手元に多く残すようにして、その人の自由は選択によって使われるようにしたほうが、じつは同じお金が社会により有効に使われるのです。減税こそ、社会にとって善であり、減税こそ最大の規制緩和でもあります。

<「道州制」で新しい国のかたちをー「創意と責任」住みやすい国に>

・これまで中央政府で決めて実行してきた仕事をできるかぎり地方に委ねることが大切になります。そして、中央政府には国として一体的に進めなければならない仕事、たとえば、外交、防衛、司法、国家としての教育政策、通貨政策などを指し、その他たとえば、農林水産、国土交通、経済産業といった省庁の仕事は、基本的にすべて地方の仕事とするのです。

・その受け皿となる地方の単位は、やはりいまの都道府県では狭く、都道府県をブロック単位でまとめて「道州制」にすべきでしょう。このような道州制は、外交権などはありませんが、いわば「一国のように」経営されていく必要があります。最も重要な権限の移譲は、国の徴税権の移譲です。自らの責任で税を定めていけることこそが、道州制の独立経営の最大の基礎です。

<ホームページから、ビジョン「山田宏が目指す日本」>

小さな政府をつくる

・貧しい時代は少ない富を集めて地方に分配する中央集権的な国家運営が有効な場合が多い。ところが国が豊かになると、中央政府をできるだけ小さくして地方分権を進めた道州制による統治機構が力を発揮する。


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・知日派の外国人が増えているといわれます。日本に長く住んでいる外国人も増えたからでしょう。「岡目八目」といわれますが、「外国人の目から見た」日本もよく書籍になる時代です。日本人が認識していないユニークな「日本論」が分かり興味深いものです。日本にある様々な研究機関や組織に所属する外国人の意見は、斬新で、参考になるものもあるといわれます。特に「政治」について意見を言う外国人が増えているのも注目されます。

・近年では、「日本の良いところ、進んだ面」ばかりを強調する傾向がメディアにはあると報道されています。確かに、戦乱やさまざまな社会問題で苦しむ世界と比較すると、外国人の間では漫画などのサブカルチャーの「クールジャパン」が人気を得ています。そして、盆栽やコイなどの観賞魚のような日本的な趣味も欧米では、浸透しています。和食やラーメンも外国でレストランが増えています。外国人旅行客が、毎日のように日本の文化を海外に運んでいます。ネット革命でダイレクトに海外の反響がひびきます。言うまでもなく、日本の「悪いところ、遅れた面」も日本人ばかりでなく、外国人の目にも映っています。著者は、アメリカ人のジャーナリストで、ニューヨーク・タイムズの東京支局長でした。「太平洋戦争終結から71年、「普通でない国」だということが、逆に日本の強みになっている」と主張しています。ところが逆に日本は「普通の国」にしようとして憲法改正等を議論しています。皮肉な話ですが、「普通の国」になりますと、日本の良さがなくなるというのです。日本の民主主義も「与えられたもの」であって、市民が犠牲を出して自らの手で勝ち取ったものではないといわれます。莫大な戦争の犠牲を払って、敗戦で占領軍から与えられたものだと指摘されています。戦後70年もたてば「アメリカナイズされる」という批判語もなくなっています。

・「市民は戦前と同じように「お上に任せておけばいい」という姿勢から脱せずに終わったという側面も強かった」といわれます。「日本の政治を見ていて思うのは、封建制とまでは言わないが、硬直化して流動性に乏しいことだ。東日本大震災のような大きな危機を迎えても、変化が起きにくい」と著者は述べています。世襲政治家の問題も、日本独自なものといわれます。世襲議員のプラス・マイナスもよく議論されます。政治資金の相続の面で世襲は有利だそうです。世襲を強化するために「相続税をゼロにしてくれ」という議論もあるといわれます。確かに政治家が小粒になっているといわれます。ほとんどの人が「小選挙区制度(小選挙区比例代表並立制)の欠陥」を指摘しています。以前の「中選挙区制」については、私たち一般人は、当然詳しくはありません。しかし、「中選挙区制ではカネがかかりすぎる」ということで、大変な議論と時間をかけて大騒ぎして「小選挙区制」に変えたと語られています。今度は、「小選挙区制もカネがかかり、人材が出てこない」と即刻変革すべしと大合唱が聞こえています。1票の格差問題とか、選挙制度の問題は、常に大問題のようです。そして、「政治とカネ」の問題も、地方議員の近未来の姿は欧米のようにボランティア議員の流れだといわれます。地方議会は夜や休日に開けばよいというのです。

・日本の政治家の後援会や「カバン、カンバン、地盤」という問題も、依然として大きいと報道されています。日本のさまざまな「社会制度の遅れ」は、政治家や官僚が鋭く認識して、素早く改革の手を打っていると語られています。しかしながら、社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。本当に優れた官僚や政治家が登用されていない結果だといわれます。インドのカースト制度のように、政治家がひとつのカーストを形成し、親から子や孫に世襲したり一族郎党が後を継いだりしている。非常に残念であり、大きな問題だと私は思う。優秀な世襲議員もいるが不十分で、新しい人材が必要である」と著者は述べています。また「すべての政党が空洞化している」と語られています。

・アメリカの政治制度や民主党、共和党の二大政党の政治については、アメリカ社会の歴史や背景が非常に大きな要因となっています。外国人には容易に理解できないそうです。人種性や民族性の要因も大きく、歴史が政治を規定しているという説もあります。

・著者の「浜田幸一氏」は、当時の政界要人の動静を知る政治家の1人です。「極端な人」ともいわれ、異能の政治家だったという説もあります。総理大臣に登りつめた田中角栄氏の日本政治における位置は異色といわれます。Amazonに「田中角栄」といれますと、580件の書籍がわかります。2016年には『天才』(石原慎太郎、2016/1/22という本が話題になったそうです。現在でも関連本が出版され、田中角栄という人物の生きざまは、今なお多くの人から注目されています。「田中角栄の研究者」も多いそうです。人使いのうまさは天才的だったと指摘されています。時代の流れで、総理大臣になれる条件も変わっていくようです。「田中角栄のようなタイプの政治家は2度と出現しない」という説もあります。自民党の金権体質も、政権を失ったりして、党内改革も進んだと語られています。

中川一郎氏については、インターネット情報によると、「自殺説」と「他殺説」があったといわれます旧ソ連製なのかどうか不明の「自殺企画の発狂薬」については数十年前の新聞に載っていたといわれます。「自殺企画の発狂薬」も、犠牲者は欧米の著名人もいたという説もあるといわれます。自分で自殺するほど精神がやられるのですから、証拠が残らない殺人者には便利な毒薬のようです。ウソのような話ですが、酒飲みには要注意だと語られています。旧共産圏の秘密警察や諜報機関の恐ろしさは、その伝統や歴史から想像を絶すると語られています。「毒殺や薬殺から病殺と暗殺の手段は、研究され豊富だ」と指摘されています。中川一郎氏の長男で、衆議院議員だった中川昭一氏も酒が原因からか急死しましたので因縁が窺えると語られています。

・私たち一般人は、世界のスパイの状況には当然詳しくはありません。昔から移民に交じってロシアのスパイが多く、アメリカ国籍をとって、アメリカ社会に同化しているそうです。一部はマフィア化しているともいわれます。アメリカ海軍にも、ロシア系アメリカ人が少なくないそうです。真偽のほどは分かりませんし、信じるか信じないかはあなた次第という与太話がスパイの世界では多いといわれます。

2016年の都知事選挙では、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏がでましたが、敗戦しました。メディアには多くの記事が報道されました。中でも「鳥越氏弁護団、週刊文春の告訴状を提出」とかの話には「想定外」でびっくりしました。石川五右衛門がいった「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」ということですが、「浜の真砂は尽きるとも世にスキャンダルの種は尽きまじ」ということでしょうか。希望的観測でしたが、都知事選を契機に「政治の近代化」を実践してもらいたかったといわれます。都政を何十年も経験、研究している人と、素人的なアイデアの融合が必要のようでした。今の時代は、政治の玄人的なものと素人的なものの両方の要素が重要のようです。「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで、2017年の総選挙も何とか投票率が上がればと思います。

・「日本の国会議員は、いわゆる世襲議員の占める割合が、国際的に見て非常に高いのはよく知られた事実である。また政治資金団体の相続は、基本的に無課税である」という流れは今後どのように変化するのでしょうか。この面でも「改革」が必要といわれます。公立の「政治研究所」がないことも近代化がすすまない要因でしょうか。この国の政治の後進性が窺われるといわれます。

・「政治は税金なり」といわれます。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要といわれます。しかし、身を切る改革は難しいといわれます。税金の無駄遣いをやめて、財政・社会保障費の抜本改革が不可欠であることは明らかです。「財源の裏付けのない政策は実現できない」といわれます。財源確保のために消費税の引き上げが問題になりますが、所得税や法人税の税制の改正も必要といわれます。つまり所得税や法人税の累進性が大きく変わっているというのです。グローバル―スタンダードで世界基準を見てみますと、日本の特殊性が失われるようです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。


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# by karasusan | 2017-11-23 11:21 | その他 | Comments(0)

『民主の敵』 政権交代に大義あり

野田佳彦  新潮社   2009/7/20

世襲はやはりおかしい

・国会議員の世襲を禁止するという話が出ると、憲法で保障された職業選択の自由に反するという反論が必ず出ます。確かに建前としてはそうかもしれません。しかし、現実にはアンフェア、圧倒的な機会の不平等をもっているのです。

・実際問題、地盤と看板さえあれば、一番作るのが、簡単なのが、カバンです。自分を支えてくれる支援者の強固な組織、選挙区の誰もが、顔と名前がわかるほどの知名度、この二つは一朝一夕には作れません。

・現在、衆議院議員480人のうち、世襲は約3割。自民党だけに限れば4割以上です。

・しかも、二世どころか、三世、四世の時代になっています。小泉さんの息子さんは四世です。これはもう家業です。歌舞伎役者ではないのです。

・ごくまれに父親以上にすごい息子が生まれることはあるでしょうから、二世ぐらいはしかたがないかな、とは思います。しかし、三世、四世ともなると私は、弊害のほうが大きいと思います。

・最終的に決めるのは一票を投じる有権者の志向によって決まるわけですが、有為の人材が世襲という壁に阻まれることなく国政に参画できる状態を整えておくことこそ、日本の将来を考える政治家のするべき仕事です。

・人材の供給ルートが固定化するというのは、長期的に見たら弊害のほうが大きいはずです。

<新日本創成論>

<師・幸之助さんの願い>

・私の師である松下幸之助さんは、1976年に「新国土創成論」を唱えました。日本の一番のボトルネック、諸悪の根源は、狭い国土だということで、山を削って、その土砂を海に埋めて、国土を広げていくというものです。環境に配慮しながら、基本計画を25年かけて制定し、そのあと200年くらいかけて、実現するという大構想でした。私は、そのバージョンアップをやりたいと思っています。「新日本創成論」です。

・幸之助さんはそういう問題を気にされていました。1976年からずいぶん時間が経ってしまいましたが、私は、新しいフロンティアを探すつもりです。

・狭い国土はある程度仕方がないとして、宇宙と海とハブ化で立体的な発展の方向を考えると日本はもっと魅力ある国になるはずです。

・繰り返しますが、社会主義的な統制経済が失敗だったことは、20世紀に証明されました。21世紀初頭を席巻したマーケット原理主義も、やはり駄目だということがわかってきました。だからこそ、重要なのはその中間、中庸です。政府はなんでも民間まかせにするのではなく、公が求められる部分はきちんと責任を持ってやらなければなりません。

『日本の論点  201516

大前研一  プレジデント社   2014/11/14

さて、今の日本にとって最大の論点は何だろうか。>

・種切れのアベノミクス、冷え込んだ中国や韓国との関係、集団的自衛権と日本の安全保障、歯止めのかからない少子高齢化、グローバルな人材を生み出せない学校教育……各論はいくらでもある。しかし論点を整理して一つに絞るならば、約1000兆円(146月時点で1039兆円)を超える巨大な国家債務をどうするか、という問題に尽きると私は考える。

・国家債務の問題はこの土砂災害の構造とよく似ている。市場が返済不能と判断したとき、土砂降りのように売り浴びせられて、薄皮のような信用の上に成り立っていた日本国債はズルリと滑って暴落し、日本は財政破綻する。ところが累積債務が危険水域に入っていることを認識していながら、政府はいまだに大型予算を組み、国債を発行し続けている。

・大体、世界的に見ても、都市化が進行する中でバラマキをやって地方が“創生”した試しはない。砂地に水を撒くようなものだ。人気取りの無駄なバラマキ政策がまたもや繰り返されて、国の財政基盤はさらにぬかるむ。国債暴落→債務危機という土砂崩れがいつ起きても不思議ではないのだ。

40兆円の税収しかないのに、100兆円の予算を組んでいれば綻びが出るのは当たり前である。そうした赤字を埋め合わせるために発行してきた国債や地方債などの債務残高は1000兆円を超えて、世界最大の国家債務を刻々更新し続けている。

1000兆円を超える国の借金ということは、国民一人当たり1000万円の借金があるということだ。生まれてきたばかりの赤ん坊もマイナス1000万円の十字架を背負っているわけで、その子たちに返せるわけがない。

・一方、少子高齢化で借金を返す立場の就業者は年毎に減っている。就業人口は毎年80万人ずつ減っていく計算になるが、それでは現場が回らなくなるということでリタイアを引き延ばして、かろうじて毎年30万~40万人のマイナスに押しとどめている。国の負債は増え続けているのに、就業人口は毎年30万人以上減っているのだから、“地滑り”のエネルギーはますます蓄積されていく。

・国家債務問題を日本が自力で解決しようとすれば、アプローチの筋道は二つしかない。一つは歳出を抑えること。税収40兆円に対して国債の利払いだけで25兆円もあるのだから、実質的に使える税収は15兆円ほどしかない。その範囲の歳出に抑えれば、とりあえず流血は止まる。財政破綻したギリシャ以上の超緊縮財政に移行せざるをえないから、国家公務員の3分の1を削るくらいの抜本的な行政改革が必要になる。

・もう一つは歳入を増やすことだ。要するに増税、それとも超増税である。税収が見込めるのは消費税ぐらいしかない。単純計算で消費税を20%ぐらいに引き上げなければならないだろう。

 超倹約か、超増税か、あるいは両方か――。国家債務の解決策はこれしかない。ところが、そうした正論を真正面から訴える政治家はほとんど選ばれないし、マスコミも報道しない。従って、この超難題を解決しようという国民的議論が立ち上がってこない。

<その手のリーダーによって導かれる「戦争」もまた、国家債務問題を解決する一手段なのである。>

・繰り返すが、今の日本にとって最大の論点は国家債務問題であり、この明らかな物理現象を見て見ぬふりをしてやり過ごしていることである。

 もしアメリカで日本と同じような状況が生まれたら、「20年先には破綻する」という前提で議論が始まって、歳出を抑えようという方向に進むだろう。しかし、日本では散発的な議論が始まって、歳出を抑えようと方向に進むだろう。しかし、日本では散発的な議論しか出てこないし、今なお史上最大の予算を組んでいる。

・自民党→民主党→自民党というここ数年の政権交代の流れを見てきてわかったことは、政権党が変わっても、政治主導でも官僚任せでも、永田町と霞が関が主体になっている限りは、国家債務問題は動かないということだ。

・では、動かすにはどうすればいいか。解決策の一つは道州制にあるというのが私の考え方だ。

 中央政府が一つの答えを追い求めてもなかなかうまくいかない。それならば10の道州に行政単位を分けて、10個のエンジンでそれぞれにバラバラな答えを出してアイデアを競う。たとえば国家債務の半分を冷蔵庫に入れて、残り半分を人口比やGDP比で割って各道州に負担させるのだ。

<大前流「超参謀メソッド」大公開>

<マハティールの参謀として日本を見る>

<中曽根さんの打てば響くような理解力>

日本の政治家でいえば、中曽根康弘元首相が遜色ない資質を持っていたと思う。中曽根さんの場合、「日本をこうしたい」という自分なりのシナリオを持っていた。こだわっていたのは日米関係をイコールパートナーにすることで、「イコールパートナーはこうあるべきだ」というビジョンが中曽根さんの頭の中に明確にあった。

・中曽根さんとの関係は参謀というよりブレーンのようなもので、最初のきっかけは86年の総選挙で自民党の戦い方を提案したことだった。

 前回選挙では、ロッキード事件で逮捕された田中角栄元首相が一審で有罪判決を受けたことで政治倫理が大きな争点になり、自民党は単独過半数を割る敗北を喫した。自身三期目、しかも自民党単独政権を目指す中曽根さんとしては、次の総選挙での必勝を期していたが、事前の票読みでは形勢不利で惨敗の可能性すらあった。

 そこで中曽根さんに授けたアイデアが「衆参ダブル選挙」だった。

<課題はいつの時代もある参謀のタネは尽きない>

30年来の付き合いがある会社の仕事をしていると、課題がますます難しくなっていて、戦略を考え抜いて先方に提示するまで今でも緊張する。

 課題はいつの時代もある。だから参謀のタネは尽きない。『企業参謀』では、「参謀五戒」という形で参謀の心得を説いている。

一 参謀たるもの、「イフ」という言葉に対する本能的怖れを捨てよ

二 参謀たるもの、完全主義を捨てよ

三 KFSkey Factors Success 戦略の成功の鍵)に徹底的に挑戦せよ

四 制約条件に制約されるな

五 記憶に頼らず分析を

・今の時代にあえて付け加えるなら、「自分のインタレスト(利益、利害)を捨てよ」ということだろう。

・自分のインタレスト、自社のインタレストは捨てて、「この人を輝かせるためにどうしたらいいか」だけを考える。ただし、それは自分の理想や要望であってもいけない。無理な戦略を提言して「それはいいけど、俺には無理だ」と言われたら仕方がないし、無理強いして失敗させたら元も子もない。

 大将の能力、力量を正しく見極められなければ、参謀は務まらない。

<オリンピックバブルに騙されてはいけない>

<日本を活性化できるのは東京の「西高東低」を是正する大規模開発だ>

<長距離通勤は人生を消耗させる>

・日本の大都市の特徴として、都市の西側のほうが東側よりも地価が高くなるという傾向がある。東京・大手町からJRや地下鉄で15分、30分、1時間というふうに同心円を描くと、同じ時間・距離でも西側と東側では土地の値段が4倍くらい違うことがわかる。

・こうした「西高東低」の傾向は、今後大規模開発によって十分に変更可能だと私は考える。

例えば、これから東京都内に家を買おうというビジネスマンが、一切のバイアスを取り除いて通勤の利便性だけで物件選びをするとすれば、絶対に“西側”は選ばないだろう。

<職住近接の24時間タウン>

・私は千葉県木更津市から神奈川県横浜市の金沢八景辺りまでの東京湾岸一帯を再開発して、ウォーターフロント100万人都市を誕生させようという「湾岸100万都市構想」をかねてから提唱している。東京都下で中核になるのは、先述の築地、勝鬨、晴海エリアである。

・オリンピックのような国家的イベントが成長のきっかけになるのは、途上国においてだろう。本当に日本を活性化できるのは、東京の「西高東低」を是正するような大規模開発だ。

<バブル崩壊前夜の中国とどう付き合うか>

1億円以上持つ中国人の50%は国を出る準備をしている>

・「習近平国家主席は日本との関係改善に前向きな気持ちを持っているが、中国の軍事利権とエネルギー利権の関係者は、日本との関係が悪化するほど、予算が取れるから、日中関係を煽っている」

<巨大市場としての魅力は薄れリスクがクローズアップ>

・しかし10年のワンサイクルを経た今日、中国の巨大市場としての魅力は減退し、逆にカントリーリスクが顕在化し、中国経済はいつバブルが弾けてもおかしくない状況だ。

・労働コストの上昇で、中国の生産拠点としてのメリットは失われつつある。逆に政治家や役人の腐敗、先進国から大きく遅れた法整備、当局の不条理な規制や指導など、爆発的な成長の陰に覆い隠されてきた中国経済の暗部が露わになり、チャイナリスクがクローズアップされるようになった。

・特に邦人企業の場合は、戦後の歴史問題のために、反日運動や嫌がらせの標的になりやすい。日本政府が尖閣国有化を言い出したときに、さまざまな対日報復措置の指揮を執ったのが習近平国家主席(当時は国家副主席)だった。習近平体制は今後10年続く可能性もあり、当面、日本の企業に中国で浮かぶ瀬はなさそうだ。そのような視点に立って、企業経営はアジア戦略を見直す、リバランスする作業が必要ではないか、と思う。

 カントリーリスクの高い中国のウエートを落として、今後、10年、20年、中国で何が起きても耐えられるくらいまで中国依存を減らし、ほかのアジア諸国の配分を高めていくべきだろう。

<カリスマ的指導者は中国では出ない>

・最近の調査で「修復しがたい敵意」を相手に対して持っている人が日本・中国とも90%という信じられない悪循環に陥っている原因は、尖閣国有化だけではなく、中国共産党の事実を歪曲した広宣活動がその根底にあると知るべきだ。ソ連と比べるとその点がかなりクリアになる。ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)で旧ソ連を否定し、解体に導いたゴルバチョフ、その後のエリツィンやプーチンのようなカリスマ的指導者は中国では出てこない。

<チャイナリスクと向き合う覚悟を>

・共産主義は貴族や資本家から収奪した冨の分配については説明していても、富をどうやって生み出すのか、皆でつくった富をどうやって分けるか、という論理がきわめて弱い。ここが一番の問題で、共産主義とは「皆が貧しい時代の教義」なのである。

・当然、中国社会には不満が充満している。これまでにも年間20万件くらいのデモやストライキがあったが、主役は土地を取り上げられた農民など貧しい人たちだった。しかし、成長が止まり、土地バブルが崩壊するとなると先に豊かになった“はず”のインテリ層、小金持ち、中金持ちが不満分子の中核となってくる。

・倹約令と腐敗の摘発で民衆の不満をなだめようとしているが、それで改革開放で決定的となった貧富の格差の拡大が埋まるわけではない。結果として、中国の政治と経済の矛盾はますます拡大し、人民の目を外に向けるために周辺諸国との関係が緊張する。

 今の中国指導層にそれ以外の知恵も歴史を見直す勇気もない、と理解すれば、日本企業は中国の次の10年は、チャイナリスクと向き合う覚悟と準備をするべきだろう。同時にアジアの他の諸国との「リバランス」を検討することも必要となる。

・(結論!)企業経営はアジア戦略を見直し、リバランスする作業が必要。カントリーリスクの高い中国のウエートを落とし、今後、10年、20年、中国で何が起きても耐えられるくらいまで中国依存を減らして、ほかのアジア諸国の配分を高めていくべき。

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より抜粋

<大前研一>

<主張>

・移民政策を行うべきだと主張し、1990年代前半より「グリーンカード制」導入を提案している。

・道州制の導入を主張している。

18才成人制の導入に肯定的な立場である。

2008年、日本経済新聞上にて『これからは韓流。日本は韓国を見習え』と韓国経済を評価する主張をしていたが、6年後の2014年には『サムスン電子と心中か? 韓国経済の暗雲』という表題でPRESIDENT紙上にて「サムスン電子がコケたら皆コケた」という韓国経済の脆弱性を批判している。

・北方領土は旧ソ連の“正式な戦利品”であり、「北方領土は日本固有の領土」という日本側の主張は史実を曲げていると主張している。

・医療費抑制策として、救急車の有料化を主張している。

・地方議員はすべて無給のボランティアにすべきだと主張している。

・航空機が東京都心上空を通過するルートをとる、都心の飛行拡大案については、騒音などの問題をきちんと議論するという条件付きで、基本的賛成の立場をとっている。

・アベノミクスに対しては20世紀型の経済政策だとし、批判的な立場をとっている。2014年時点で、日本経済の根本的な問題は「低欲望社会」にあり、個人が1600兆円の金融資産、企業が320兆円の内部留保を持っているのに、それを全く使おうとせず、貸出金利が1%を下回っても借りる人がおらず、史上最低の1.56%の35年固定金利でも住宅ローンを申請する人が増えていないことが解決すべき問題だと主張している。

・トマ・ピケティの2015年現在「日本は格差が拡大している」という主張に対し、たしかに、「相対的貧困率」や「ジニ係数」など日本で格差が拡大しているかのように見えるデータもあるが、日本で格差が拡大していることを示す現象はどこにもないとし、ピケティは日本に対し勉強不足だと批判している。ピケティは日本に対し、「資産家の高所得層に高税を課し、資産を持たない若者や中低所得層の所得税を引き下げる累進課税にすべきだ」と指摘したが、大前は「日本は世界で“最も社会主義化した資本主義国”だと思う。だから資産家に対して累進課税で高税を課すべきだというピケティ教授の主張は、全く当てはまらないと考えている」としている。

・アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加は愚の骨頂であり検討する価値すらないと主張している。

・地熱発電に関して、日本に最も適した再生可能エネルギーであり、注力すべきと主張している。

・カネボウ、東芝、オリンパス事件などの粉飾決算事件を指摘し、監査法人は最長でも5年で代えるというルールにすべきと主張している。

・首都高の地下化を提言している。

韓国に対しては、いくら日本を批判しても自国の改善にはつながらないことに思い至り、自分たちが真の先進国になるためにはどうすればよいか、冷静に考えられるようになるまで待つほうが良く、それまでは、韓国が何を言おうが無視して、韓国パッシングするスタンスが賢明であると主張している。

COURRiER  April 2016

『「無条件に月13万円をお渡しします」人生を変える社会実験が始まった』(ベーシックインカム 貧困対策の“切り札”をめぐる欧州各国の議論沸騰)

何もしなくても最低限の生活費が保障されるとしたら、あなたは働くだとうか?究極のバラマキともいわれるベーシックインカムの影響を調べる実験の結果は、はたして。

・すべての国民が無条件で政府発行の小切手を月1000ユーロ(約13万円)をもらえるとしたら、その国はより良い国になるのだろうか?1000ユーロといえば、ドイツ人の月平均所得の半分以下だが、生活保護受給者の給付金の2倍以上の額だ。ベーシックインカム(基本所得)としてその金額が支給されるとしても、人は毎日ベッドから出て仕事に出かけたり、何かの生産的なことをしたりするのだろうか?

・ドイツで実際に行われている「メイン・グルンデインコメン(わたしのベーシックインカム)」というささやかな実験は、こうした疑問を検証するものだ。クラウドファンディング型の寄付を財源として民間人が行っており、現在までに26人が、自由に使えるお金として月1000ユーロを受け取っている。

 この実験は、ドイツで続いてきたユートピア論争に新たな展開をもたらしている。欧州各国で貧困が拡大し、ワーキングプアが増加するなか、昨年ドイツが最低賃金制度の導入に踏み切ったことも、議論に油を注いでいる。

・フィンランドでは、昨年誕生した中道右派政権が、ベーシックインカム導入に向けて予備調査を開始すると発表した。

・フィンランド以外でも、スイスが今年、ベーシックインカム導入の可否を問う国民投票が行われる予定だし、オランダでもこの制度を支持する声が高まっている。

<月にたった13万円でも、人間は健康を取り戻せるのです>

13万円で自由になれる>

・一方ドイツでは、この議論はいまに始まったことではない。ベーシックインカムに対する国民の支持は以前から強い。

・“ミニ・ベーシックインカム”とでもいうべき児童手当がすでに機能している。18歳未満の子(学生は25歳未満)が対象で、最低でも月額184ユーロ(約24000円)が給付される。

 だが、日常の生活費を給付する試みは、ベルリンの企業家ミヒャエル・ボーマイヤー(31)が2014年に立ち上げた「わたしのベーシックインカム」プロジェクトが初めてだ。

13万円でよく眠れる>

・ボーマイヤーによれば、当選者のほとんどは、その後も仕事を辞めない。だが、当選したことをきっかけに、人生に対する見かたが大きく変わるのだという。

<タダ働きにも報いを>

・ベーシックインカム制度には4つのポイントがある。全国民に与えられること、個人に与えられること、無条件であること、そして、つつましい生活を送るには充分な金額であること。

・現在のドイツ社会では、家族の世話や家事、社会貢献活動、学校の部活のコーチといった目立たない仕事を、無報酬で引き受けている人が少なくない。もしドイツで全国民を対象とするベーシックインカムが導入されれば、きっと良い結果をもたらすだろうとキッピングは考える。

「世の中には、オフィスや工場で発生する仕事よりも、給料が出ない仕事のほうが多いのです」

・だが、経済学者の意見は真っ二つに分かれている。なかには「ばかげた制度」だと切り捨てる学者もいる。

・「各政党ともまったく意見がまとまらないのです。ベーシックインカムである程度の収入が保証されたら、働く意欲がなくなるのではないか?財源はどうやって確保するのか?こうした点を不安視する声が、どの政党でもあまりにも強いのです」

『原発大震災の超ヤバイ話』

知らない方が幸せかもしれない

阿部芳裕  ヒカルランド      2011/7/12

<私が勧めるベスト・シナリオー政府は貨幣を自らの手で発行せよ!>

・最後に、まったく検討されていませんが、ベストのシナリオとして私がお勧めするのが、政府の貨幣発行権を発動することです。

・日銀券は、日本銀行が持っている国債などの資産の分だけ発行できることになっています。ですから、国債は日本国政府の借用証書ということになります。当たり前ですが。

・日本銀行は「銀行の銀行」という役割を持ち、日銀の発行する銀行券を市中銀行が借り受け、融資を通して世の中に流通させます。

・銀行は融資において“無”からお金をつくり出しているのです。この融資によってつくり出された預金通貨はすべて借金が元になっています。さて、政府には貨幣発行権があります。何も銀行からお金を借りる必要はありません。

 政府が必要なら、必要なだけお金を作れば良いのです。実際、硬貨は政府が作っています。硬貨は作れば作っただけ経費を差し引いて政府の一般会計の歳入の部に入ります。借金にはなりません。そして、何も10円、50円、100円、500円だけしか作ってはいけないわけではありません。

・いくらでも必要な額のお金を作れば良いのです。たとえば、100兆円必要があったら、100兆円札を一枚作って、それを日銀の政府口座に入金します。そうすれば、政府の口座に100兆円のお金が記載されます。政府は必要なときに必要なだけ現金を引き出しても良いし、振込先を指定して送金することもできます。

<貨幣発行権を持つ政府がわざわざ銀行からお金を借りることは馬鹿げています>

・これは単に歴史的な経緯で、銀行家にとって都合の良い通貨制度ができあがってしまっているだけで、本当に馬鹿げたことを全世界で習慣的に行っているのです。

 政府が貨幣発行権を発動したときの経済効果は、日銀の直接引き受けとほぼ同じです。一つ違うのは財政赤字になりませんから、健全と言われる3%程度のインフレになるまではいくら発行しても大丈夫です。むしろ発行すればするほど景気が良くなり財政赤字は解消されます。ですから、復興費用だけではなく、被災者への補償や再生可能エネルギーや新エネルギーへの転換、送電網の整備などに、どんどんお金を発行するべきです。


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# by karasusan | 2017-11-23 11:20 | Comments(0)

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用。

「中川一郎」

自殺説と他殺説

その死にはいくつかの疑問点があるとして、今もって議論されることがある。

遺書もなく、また急ぐように2日後には火葬したことや、死因の変更などでにわかに「他殺説」が浮上した。直前、中川は当時第一秘書だった鈴木宗男と口論した噂はあるが、根拠はない。中川の秘書から北海道選挙区選出参議院議員となった高木正明が、本人の名誉を考え早急の火葬を行う指示を行ったとされる。他殺説は事実無根として、鈴木をはじめ関係者一同が抗議している。

内藤國夫 1985, p. 251によると、

中川一郎突然死のあと、巷に流れ出た“噂話”には、さまざまなものがあった。ソ連の対日工作員レフチェンコから中川一郎が巨額な政治献金を受け取っていたのを、中曽根・後藤田ラインに知られ、暴露するぞと脅され、悩んでいたとの話に始まり、総裁選で膨大な金を使いすぎ借金返済に困窮していた、ソ連のKGBに謀殺された、ニュージーランド沖のイカ漁や韓国の水産関係者との利権を“角筋”によって絶たれた、さらには、総裁選挙後に“肝臓ガン”を告げられ悩んでいた等々などが主なものである。いずれも根拠のない、無責任な“噂話”ばかりである」

という。

なお、201010月に鈴木宗男は、中川が19757月に世界銀行の招待で南アメリカ諸国を歴訪する出発前日に全日本空輸の藤原経営管理室長と料亭で会食した際に、「餞別」として100万円を受け取ったこと、さらに後の東京地検特捜部による「ロッキード事件」の「全日空ルート」の捜査の過程でこのことが明らかになり、19768月に特捜部からの事情聴取を受けていたことを、月刊誌『新潮45』の記事で証言している。鈴木は、このことを後の1982年に福田赳夫に追及されたことが自殺の原因となったとも記しているが、これに対しては中川の妻の貞子が否定している。

中川の死から5日後の1983114日、東京のソ連大使館からモスクワに宛てたKGBの暗号電報に、ソ連のスパイであり、テレビ朝日専務だった三浦甲子二の話として「中川は明らかに他殺だ。CIAの手先に消された」と記されていたことが明らかになっている。ほか、「鈴木はCIAと結託して中川を収賄疑惑に引き込んだ」との記述も確認されている。

自殺の原因としては、「しゃにむにニューリーダーの一角に割り込み、13人の少人数ではあるものの、自民党に自分の派閥を作り上げて総裁候補にまでのし上がった。その過程で、人間関係や政治資金などで相当の無理をしており、その心身の疲労が自殺という形で爆発してしまった。」というのが定説である。

『世襲格差社会』 機会は不平等なのか

橋本俊詔 参鍋篤司   中公新書  2016/5/18

二極化する世襲は、日本に何をもたらすのか!?

・医師、農家、政治家などの職業はいかに継承されているのか。世襲を通して、日本の不平等を考える。

<医師の世界における世襲>

・日本において世襲の数が多いのは、前章で見た農家と商家であろう。だが、世襲の意味を際立たせているのは医師である、と言ってよい。

日本の医師の数は2008年度で286699人(男性234702人、女性51997人)である。ついでながら人口10万人あたりの医師の数は200人強であり、先進国の中では非常に低い数となっている。この日本の医師の子どもは、どれほどが医師になっているのだろうか。

医師のうち約25%以上が医師の父親をもっていた。そして、その中でも父親と同じ診療科なのは全体の約15%である。つまり、60%前後が同じ診療科を引き継いでいるのである。ついでながら90%が息子であり、そして60%が長子であるために、大半は男性医師の長男が世襲していることがわかる。医師のうち開業医は25%ほどなので、それほど多い数字ではないかという解釈も可能である。

・ところで、医師には病院で医師の仕事をする勤務医の形態がある。日本の医師のうち約60%が勤務医である。

医学生の過半数は医師の子ども

・国立大学医学部に在籍する学生の親の職業が医師である比率は、大学によって差があるので30%から60%、私立大学医学部に在籍する学生にあっては、それは50%から90%の範囲にある。

女性医師の増加

・医師は現時点で男性23万人、女性5万人の性比である。およそ18%が女医だが、その数はこれから急増が予想されている。なぜなら大学の医学部で学ぶ女子学生の比率は約3分の1に達しており、今後の医師の世界では女医の目立つ時代になることは確実である。

<司法の世界>

・親子ともに法曹人である比率を示す数字はない。ただ、かなり信頼性のある資料からそれを類推できる。日本弁護士連合会が発行している『自由と正義』という文献(2011年発行)では、弁護士である人の父母が同じく弁護士である比率は6.4%、おじ・おばが2.9%、おい・めいが1.9%と報告されている。親族の比率は1011%だ。医師と比較するとかなり低い世襲率であることがわかる。

 本来ならば裁判官や検事の世襲率をも視野に入れねばならないが、法曹人では弁護士が圧倒的に多いので、この世襲率で司法の世界を代表させてよいと思われる。

<日本の国会議員と世襲>

・日本の国会議員は、いわゆる世襲議員の占める割合が、国際的に見て非常に高いのはよく知られた事実である。

 世襲議員が多いことのデメリットはよく指摘されている。政治を志すさまざまな人間が議員となる機会を奪い、参入障壁を高くする点や、議員にふさわしい能力と意欲を持たないにもかかわらず、世襲によって議員となってしまう点などが議論されている。

・しかし、その一方で世襲議員は、ジバン(後援会組織など)・カンバン(知名度など)・カバン(資金管理団体など)のいわゆる「三バン」に恵まれているので、選挙区における冠婚葬祭、地元の行事への出席などに時間を奪われることがなく、本来は国会議員が集中して行うべき、国会における政策論議に集中することができ、政策に詳しくなることができる、という議論もある。

・そもそも、政治家のパフォーマンスは、営業利益率などで計測できる類のものではない。また、政治家のパフォーマンスは、その政治家の信念などが一致する評価者から見れば高く、一致しない評価者から見れば低くなるのは当然である。

・この定義のもとで、世襲議員が非世襲議員と比べて、どの程度選挙に当選しやすいか、という分析を行うと、世襲1から世襲4(世襲13世代にわたる世襲、世襲22世代にわたる世襲、世襲3=祖父からの世襲(親は議員ではない)、世襲4=おじからの世襲(親は議員ではない))までが、選挙に有利であることを示した結果となっている。世襲5(親が地方議員・首長)と世襲6(配偶者の親が国会議員)は、非世襲議員と比べてとくに選挙に強いわけではなかった。したがって、本書では、世襲1から世襲4までを世襲議員と定義する。

 そして、この定義による世襲議員は、非世襲議員と比べ、第46回衆議院議員総選挙(2012年)において、小選挙区で当選する確率は37%も高かったのである。

所属政党については、世襲議員は圧倒的に自民党に多いことがわかる

<国会での活動と世襲議員>

・結果は、中央官僚、地方議員、地方公務員・NPO経験者が活発に活動していた。官僚、地方公務員は、現役官僚に負担の大きい主意書を活動手段としてそれほど用いていない一方で、地方議員経験者は大いに活用している。また、次回選挙において、比例で出馬する人は、質問時間・回数が多くなっていることがわかった。

しかし、世襲と非世襲議員の活動量の違いはここでもなかった。結果として、世襲議員は、その再選確率は高く、国会活動に割ける時間が相対的に多いと考えられるにもかかわらず、そうした傾向は観察されなかったと言えよう。

・ただ、ひとくくりに世襲議員と言っても、その中には活発に活動をしている者もおり、そうでない者も存在する。当然、世襲議員で活動量が多いのはどのような議員なのか、検討が必要となるだろう。

 その結果、世襲の女性議員のパフォーマンスが高くないこと、そして世襲の官僚出身議員のパフォーマンスが高いことを示していた。また、逆にサンプルを非世襲議員に限定して同様の分析を行った時、女性議員のマイナスは消え、官僚出身者のプラスの効果も消える一方、民間企業経営者出身者の効果はマイナスになる傾向が観察されている。

<活動量の多い議員に投票すべきか>

・世襲議員の支配的な現状が維持されることとなれば、「男性中心・官僚中心」といった政治体制が維持されていく可能性がある。そうした政治が今後の日本にとってはたして望ましいものかどうかという観点から、国会議員の世襲についての議論は必要となる。

<政治家と世襲>

・政治家となった初代の人の苦労は、大変なものがあるに違いない。それは多くの政治家の証言としても残っている。

 子どもにはそういう地を這いずり回るような経験をさせたくないので、強固な地元の後援会組織を作り上げ、子どもはその神輿に乗るだけ、という状況が大なり小なり出来上がることになる。

・また、政治資金団体の相続は、基本的に無課税である。世襲議員は、そうした地元の集票組織が問題のある行いをしていても、それに気づかず(あるいは気づいても素知らぬ顔をして)、東京で教育を受け育ち、学校を卒業したのちも富裕な人々に囲まれ、そして地盤を引き継ぎ、優雅に暮らすことになる。そうした暮らしを続けていくうちに、世の経済格差、地方と東京の格差などについて、鈍感になっていく。

・さらに世襲議員の存在は、一般の国民が議員となるのを妨げている側面もある。非世襲議員は、一度落選してしまうと、その後の生活が成り立ちにくい。日本の大企業ではとくに、まだまだ雇用の流動性が低く、選挙に出場するのはかなり大きなリスクをともなう。ましてや、世襲議員が存在する選挙区に参入することのコストはかなり大きく、そのコストは完全に腐敗してしまい、回収することも難しいだろう。

・「普通」の人が、国民の代表たる議員になることは、非常に困難な状況であると言ってよいだろう。世襲議員の存在感が増すことは、その結果、世襲議員自体の質が問題となるだけでなく、「非」世襲議員の質を低めてしまうことにつながり、こうした弊害の方がむしろ大きいと言わざるを得ない。

・世襲の制限を謳った民主党政権の誕生は、こうした状況を変える契機であった。にもかかわらず、その政権運用のまずさや、経済政策や安全保障政策に対する無理解から、国民の信頼を完全に失ってしまった。そのために、世襲の制限といった話題は、国民の一般的な関心から外れてしまっている。

 その結果として、政治への参入障壁の高さは依然として変わらない、あるいはより高くなってしまい、リベラルな意見が反映される機会も大幅に減少することとなった。それが日本へ及ぼす負の影響は、計り知れないものがあると言わざるをえないだろう。

『よい世襲、悪い世襲』

荒 和雄    朝日新聞出版       2009/3/30

<政界の世襲>

首相は世襲議員でなければなれないの?

・プロローグでも悪い例として挙げたが、世襲制の中で最近世間に特に注目されている業界が政界である。日本の政治は、世襲政治家、世襲政治一家によって支配されているといっても過言ではない。

・麻生太郎首相の祖父は、吉田茂元首相、その前の福田康夫元首相の父は、福田赳夫元首相、そして三代前の安倍晋三元首相の祖父は、岸信介元首相である。このようにみると日本国の首相になるには、これら三人の首相のように祖父あるいは父が首相になった家系に生まれなければ首相になれないという理屈になる。

・国の行政の最高責任者の首相が、元首相の家系、さらには内閣を構成する大臣の半数が世襲議員である現状をみれば、現代日本の政治は、表面は近代民主国家ではあるけれども、中身は世襲議員による世襲議員や世襲一族のための世襲政治といわれてもいたしかたない。

これでは、口では「国民の目線で政治を変える」といくら唱えても世間一般の常識から大きくかけ離れ、政治は世襲政治一家の論理や常識がまかり通ってしまうことになる。その上、政治家として出世するには「世襲一家出身であること」が大きなキーポイントになっている。

<世襲議員の実態>

・図表は、2005年当時(郵政解散後)の衆議院議員の世襲の実態である。

 この数字でみると、自民党は129名と議席数の半分近くを占め、自民党イコール世襲政党のイメージがわく。

 一方民主党を図表でみると25名、全体の22.5%に達している。まさに第一党の自民党、第二党の民主党も世襲議員のオンパレードといったのが実態である。

・党の本部・支部の公認を得て、晴れての出馬となるが、他の立候補する新人と違い、世襲議員には、親から引き継いだ強力な「地盤」「看板」「カバン」という基盤がある。これを武器にしての選挙戦となる。

<資金管理団体の場合>

・今日でも政治家に伴う金銭のトラブルは、毎日のようにマスコミを賑わしている。政治家が政治活動、なかでも選挙活動を行うには膨大な経費がかかるのは多くの人たちは知っているが、健全なる民主主義のために日本では政治資金に関して三つの制度や法律を定めている。

 第一は、政党や政治団体などの政治資金の収支の公開や授受等の規正を定めた「政治資金規正法」がある。

 第二は、政党助成制度、政党助成法がある。

 第三は、政治資金収支報告書・政党交付金使途等報告書の提出の義務付けとその公開がある。

<「カバン」の総元締は「資金管理団体」>

政治家の世襲という面で、問題なのは資金管理団体の世襲であろう。政治家の妻子がそのまま資金管理団体を引き継ぐことは、現行法では認められているものの、世襲以外の政治家あるいはそれを志す立候補者からみると、その引き継ぎは当初から大きなハンディキャップを負うことになり、不利であることは明らかである。

 政治活動の公明と公正を確保しつつ、日本の民主政治の健全なる発展に寄与することを考えれば、この資金管理団体の世襲・引き継ぎに関してはその是非について十分なる議論をすべきものといえよう。

・特に「悪しき世襲族」の代表格ともいえる政界では「地盤」「看板」「カバン(資金)」の三つの基盤を持った世襲議員が長い間にわたって政府や政党の要職を占めている。一体これで日本の政治は、大きな世界的な変革の潮流の中で生き残れるのか疑問を感じざるを得ない。

 折しも米国では100年に一度あるかないかといわれる大不況の中で、黒人のオバマ大統領が誕生、国民に自分の言葉で「変革」への対応や痛みを熱く呼びかけ、共にこの危機を乗り越え、米国の復活を果たそうと最大限の努力を振り絞っている。こうした米国の政治の果敢なる挑戦への現状をみるにつけ、政治制度の仕組みや国民気質や文化の違いはあれ、日本の政治はあまりにもお粗末、国民の意思を如実に反映したものとは程遠い。その元凶の一つは与野党、特に自民党における世襲議員の多さだ。

 政治に「変革」を望む国民は、新しい発想と果敢な行動力を持ち、人望と政策とを抱えた新しいリーダーの登場を待ち望んでいるが、そこには「世襲」という大きな壁が立ちふさがっている。

<事業承継>

・しかし、世襲を一概に「悪」と決めつけてしまうものではない。中小企業経営の研究をライフワークとして事業承継等を通じて長年後継者ら若手経営者を指導してきた筆者が、全国の講演活動や現地での指導・相談を通じて特に強く感じたことは、いま地方経済がピンチに陥り、疲弊している現実だ。特に地方都市にある老舗、商店街や地場産業自体が「後継者不足」を理由にM&A(企業の合併・買収)の危機にさらされ、特色のある企業、元気な企業までも東京系の企業に企業買収されている現実である。

<世襲のメリット>

1、 長期的視野に立っての引き継ぎと後継者の育成

2、 経営理念、経営信条、家訓など「ハート」の引き継ぎで盤石な世襲を

3、 世襲を支える社史、自分史の編纂で歴史の一頁を伝える

4、 幅広い人脈、支援団体など組織の引き継ぎとバックアップ体制

5、 後を継ぐリーダーが特定、そのため権力闘争や派閥争いとは無縁

6、 世襲者を中心としての社会的な権力・権限・地位の継承

7、 経済基盤や商圏が確立、時には地域経済振興の地位も継承

8、 家名、世襲名を通じてのブランドの浸透

9、 新規事業・新分野への挑戦の余裕

<世襲のデメリット>

1、 人材不足、後継者不在の厳しい現実

2、 支配者を代表する世襲者たるリーダーが能力に欠ける場合、被支配者層は常に下流に漂流させられる

3、 世襲者たるリーダーに対する絶対化、偶像化

4、 特定の地位・肩書き・職業を安易に手に入れることへの不公平感、喪失感

5、 組織の論理や掟によって常に守られている

6、 公平なレースに勝ち抜いてきたとする錯覚と驕り

7、 政治家の世襲化は官僚支配の温床か

8、 家名を継ぐことのみ求め、肝心の「志」や「成果」は二の次

改めて「世襲力」を見直して、よき世襲はさらに伸ばし、悪しき世襲はこれを廃止する、また廃止させるを得ない事態に追い込まれることを世襲者は考え直すべきであろう。

<いまこそ「世襲力」の結集を>

・次に企業経営者を中心として「世襲力」を13の要因にしてみよう。

1、 兆戦力

2、 家族力

3、 地域力

4、 特定の地位、肩書き、権力、権限の継承

5、 誇り高き由緒ある家名、家訓の継承。それに伴う周囲の尊敬と尊拝

6、 社会のリード役としての誇りと名誉。それに伴う重い責任と義務の自覚

7、 後継者の選択と教育に関しての「ゆとり」のある計画とその実施

8、 有事に役立つ「ピンチ」を「チャンス」に変える最高の英知たる「経営信条・理念」「家訓」の継承

9、 創業家・世襲家中心の結束力、一段と強固な閨閥作り

10、 官庁、業界団体、金融機関、取引先等の「信用」と「信頼」の継承

11、 「ブランド」「暖簾」「家名」一体化による長期間にわたる固定客の確保、安定

12、 豊かな財産、資産の継承による上流社会の生活の維持と安定

13、 「家名」などの信頼から人的ネットワークの構築が安易

『日本政治のウラのウラ』   証言・政界50

森喜朗  田原総一朗    講談社   2013/12/10

<ラグビー部退部>

・ラグビー部を退部する以上、大学も辞めなければいけないと思って、大西鉄之祐監督のところに行きました。「ラグビー部を辞めますから、大学も辞めます」と言ったら、「バカヤローッ」と言われて、ぶん殴られそうになってさあ(笑)。その時、大西先生はぼくにこう言ったんだよ。

「オマエなあ。何を考えているんだ。ラグビーを何だと思っているんだ。ラグビーはなあ、人生の目的じゃないぞ。手段にすぎない。だから、ラグビーがダメだと思うなら、大学で他のことをしっかり学べ。そして、何か大きなことを成し遂げてラグビー部の連中を見返してやれ。大学を辞める必要なんてないから、そうやってラグビーに恩返ししろ。それだけ、きみに言っておく」

<早大雄弁会>

・「あのなあ、早稲田の雄弁会は永井柳太郎先生が作った会なんだよ」

――石川県が生んだ大政治家の永井柳太郎ね。

森 早稲田大学の創立者である大隈重信も仲間で、永井先生が雄弁会を作ったんですね。横山さんに「だから、石川県人は雄弁会に入る義務がある」(笑)と言われて。ぼくも納得したわけです。雄弁会には、石川県人が結構多いんですよ。それで、「雄弁会の役員に知り合いがいる。紹介してやるから明日会ってみな」と言われて、その人に会って話を聞きました。「どうしようかなあ」とまだ迷っていたんだけど、幹事長が面接するというんで第一学生会館の部室に行ったんですよ。「偉い人が出てくるのかな」と思ったら、青白い顔をした小柄な男が出てきました。それが、後に文部大臣や参議院議長を歴任する西岡武夫さんですよ。

――西岡さんは森さんより年上ですか。

森 ふたつ上です。喘息持ちでね。「森さんって、あなた? ゴホンゴホン。まあ、しっかりやんなさい。ゴホンゴホン」(笑)と言うので、「こんな方がキャプテン(幹事長)をできるなら(笑)、オレもやれるだろう」と思って雄弁会に入ったんですよ。

・――森さんは雄弁会に入って政治志向になるのに、代議士秘書にならずに産経新聞の記者になった。これはどうしてですか。

森 いや。新聞記者になりたかったんだ。

――政治家じゃない?

森 政治家になることがいかに大変かを雄弁会の先輩たちから教わったからね。

――どう大変なんですか。

森 「森くん、地元の政治家の秘書になったら絶対にいかん。もしなったら、つかえている代議士と戦わなければならないからダメだ」とOBの藤波孝生さんが教えてくれたんだね。彼も自分の地元の三重県津市に近い伊勢の代議士の秘書をやっていました。

・森 よく世襲が批判されるけれど、詰まるところ、足の引っ張り合いの結果なんだね。自分が出る勇気はないが、あいつをならせたくもないということになると、代議士の息子が出るしかないんです。息子が出れば「まあ、しょうがないか」ということで収まる。だから、よっぽどのことがないかぎり、秘書まで順番が回って来ないわけです。

 藤波さんの場合は、秘書をやった後、県議会議員をしていましたが、親分の代議士が立派な人で藤波さんに禅譲したんです。これは、珍しいケースですね。

・森 うちのおやじは田舎町の町長で絶対的な地盤があるわけではなく、金もなかったから政治家になるには秘書になるしかなかったけれども、そういう先輩たちを見ていて、地元の代議士の秘書になるのはまずいと思ってね。そうすると、政治に携わっていて、政治家になれる可能性があるのは新聞記者ですよ。それで、記者になろうと思った。

――本当は政治家の秘書になりたかったけれど、先輩たちを見ているかぎり、秘書になっても代議士になれる可能性は少ないと。それなら、政治とも関係のある新聞記者になろうということね。

・――こう言っちゃ悪いけど、森さんは産経も早稲田も試験を受けずに入ったわけね。

森 早稲田の試験は受けてますよ。運動部の推薦があったんですよ。

――試験を一応、受けている?

森 そら、ちゃんと試験を受けていますよ。多少は下駄を履かせてくれたと思うけどね。日経新聞の「私の履歴書」でも、ぼくが勉強もしないで入学したということになっていて、大学が大騒ぎした(爆笑)。投書や問い合わせがたくさん来て「森さんはスポーツで入ったんだろう。それなら、うちの孫もぜひ、そうしてもらえんか」(笑)と。

<代議士秘書>

・――それで、日本工業新聞の記者から、あんなに嫌がっていた代議士秘書になりますね。

森 井関農機の創業者である井関邦三郎社長が、愛媛県三区選出の今松治郎代議士と小学校の同級生でね。今松さんは東京大学を卒業して内務省の官僚になり、政治家に転身した人ですが、たまたま秘書が辞めることになった。それで、井関専務から「森くん、今松先生の手伝いをやってくれないか」と誘われたんです。「秘書にだけは絶対にならないようにしよう」と思って行ったんだけど、結局、秘書になることになった。

・森 そりゃ、そうですよ。前から「そういうことをやっちゃいかん」と言われていたわけだからね。それで、秘書になってしばらくしたら、今松さんが亡くなったんです。そうしたら、地元の支持者たちが大挙して上京してきて、みんなが私に「選挙に出ろ」と言う分け。だけど、ぼくはこんなところでは選挙は絶対にできないと思った。

――それは、どうしてですか。

森 とにかく金がかかる。金が平然と飛び交うんだね。

――どういうことに金がかかるんですか。

森 直接、有権者に渡しちゃうのよ。

・森 辺境にある田舎町にはそういうところが多かったんですね。愛媛三区というのはね、金に問題のある人ばっかりだった。田原さん、ご存知かなあ。バナナ事業を起こした大和の毛利松平、日大の理事などをやっていた高橋英吉。この人は事務所に「日大受験の方はご相談に応じます」(爆笑)と書いてあったからね。「オレは、50人から入れる枠を持っている」と豪語していましたけど、50人の相手から御礼をもらったら結構な額になるでしょう。そういう時代ですよ。それから、早大雄弁会の先輩の阿部喜元。

 とにかく、金を使う人ばかりでね。今松さんが落選するのも無理ないんですよ。金はない。演説は下手。見栄えもしない(笑)それでも内務省警保局長という肩書で代議士になったわけですな。そんな選挙区で出馬しても、金がないのだから勝ち目がないじゃないですか。だから、ここで出るのなら、地元の石川県で出てやろうと思ったんです。

<出馬した理由>

・森 自分たちの自己満足のために出馬する政治家を選んでいましたからね。だから、元知事とか元市長とか、元県幹部とか、そんなのばっかり出してね。政治家に対する尊敬もなく、長老の県議会議員どもが勝手なことをしていたのが、ぼくには我慢ならなかった。

・森 ぼくが幸運だったのは、やっぱり小さな田舎町といえども、親父が町長として有名だったことです。何しろ、9期にわたって無投票当選なんです。当選回数なら10回以上の首長がいるけれど、9回の選挙が全部、無投票だった町長はちょっといないでしょう。

<いきなり出馬宣言>

<岸信介元総理来る!>

――それで、新幹線と北陸本線を乗り継いで石川県にやって来たわけだ。

森 新聞記者に「いいんですか。元総理が非公認候補の応援に来て」と質問された時、岸さんは「いや、私は、事情はわからない。しかし、森くんは東京では大変必要な人物だ。こういう人に国会に来てもらわないと、自民党の将来も、明日の日本もない」なんてことをおっしゃってね。4~5ヵ所で応援演説をしてくれました。

――そんなに演説をしたんですか。

森 夕方の列車で小松駅から米原に向かったのだけど、ぼくは親父とふたりで小松駅のホームで見送りました。「最後まで、ありがとうございました」と言ってね。岸先生が乗った列車に向かって、赤いテールランプが見えなくなるまで、何度も何度も頭を下げて見送ったんです。

<代議士誕生>

・森 公示2日前のことです。地域を回って夜遅く零時すぎに自宅に帰って来ると、親父から家族、親戚一党がみんな揃っているんですよ。シーンと静まり返ってね。「おっ、どうしたのかな」と思ったら「座れ」と言われて「もう降りろ。親戚中、迷惑している」と言うんだな。

――親戚がみんな「降りろ」と言ってきたわけだ。

森 親父がね、「今までのことはしょうがない、息子がやったことだから親が責任を持つ。しかし、もう金がないだろう。もう精一杯やったから、ここで止めろ」と言うわけ。珍しく頑として譲らない。周りにいるおばさんや親戚がオイオイ泣いて「喜朗ちゃん、止めて~」(笑)。

 もはや命運もこれまでかと思ったのが夜中の2時ぐらいかな。そうしたら突然、バリバリバリという音がするんですよ。窓の外を見ると、赤々とした炎が上がっている。火事ですよ。

――えっ!火事!

森 火の手がゴーッと上がっているので、ぼくはサッと飛び出した。そうしたら、50メートルほど先の風呂屋が燃えているんだ。選挙で疲れ果てていた連中を「火事だ、火事だ」と叫んで叩き起こし、風呂屋に駆けつけた。風呂屋の女将は腰が抜けて、その場にへたり込んでいた。ぼくは咄嗟に、火中にあった何か黒い物に水をぶっかけて引っ張り出した。そうしたら、それが仏壇だったんですね。

 これが後で評価されるんです。ぼくが行った時にはもう、他に引っ張り出す物が何もなかったんだけれども、新聞記者はそんなことは知らないからね。「森は大した人間だ。仏壇をとにかく引っ張り出した」ということになって、評価が高まった(笑)それどころか、町長の家の近所が燃えたというだけで、町民がみんなお見舞いに酒を持ってくる。見る見るうちに、一升瓶が山積みになって。「おお、これを酒屋に引き取らせれば、ゼニができる」(爆笑)

 家族会議もそのまま有耶無耶になり、2日後に無事、公示日を迎えました。


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# by karasusan | 2017-11-23 11:18 | Comments(0)

『世界が認めた「普通でない国」日本』

マーティン・ファクラー  祥伝社  2016/12/10

戦後日本の強みに気づいていない、日本人

日本は「普通の国に」になるべきだ、という議論がある。普通の国とは、他国のように軍隊を持ち、国際舞台で責任ある行動をする国のことだ。

 しかし、太平洋戦争終結から71年、「普通でない国」だということが、逆に日本の強みになっている。

 

・経済や文化においても、日本は世界の大国と同じではなく、独自の進化を遂げており、数々のアイデアを持った企業家やすばらしい文化を生み出してきた。

<与えられた民主主義>

・日本には、民主主義が深く根づいていないように見える。市民が犠牲を出して自らの手で勝ち取ったものではないため、民主主義の基本的な考え方や価値観が、国民にまだ十分広がってはいないのではないかと考えざるをえない。

 

戦前に「天皇陛下万歳」と万歳三唱していたひとたちが、戦後になると突然「民主主義を守れ」と叫んでも、和服を洋服に着替えたようでしっくりこない。

 あの戦争はなぜ起きたのか、責任はどこにあったのか、どうすれば防げたのかといった議論を、市民が自由に、活発に行った後なら「民主主義を守れ」という言葉を受入れることができる。

 私は政治学者の丸山眞男が戦時中に執筆した論文を読んだことがあるが、丸山の主体性論はとても面白かった。日本でなぜ市民の主体性が生まれなかったについて、江戸時代の思想家である林羅山や山鹿素行らの著書を綿密に検討したものだ。江戸時代の思想を取り上げたから丸山は逮捕されなかったが、なぜ主体性が生まれなかったかというテーマ自体は、江戸時代ではなく戦時中の日本の問題であった。

 

・戦後しばらくの間、アメリカの豊かさは圧倒的で、日本人はとにかくアメリカに少しでも追いつこうと馬車馬のように働いた。それはある意味で大きな革命であったが、あくまで外からの革命であった。

 日本は戦後も政府が主導して経済の発展に力を入れ、それが成功したために、市民は戦前と同じように「お上に任せておけばいい」という姿勢から脱せずに終わったという側面も強かったのではないだろうか。

<競争する政治が必要>

日本の政治を見ていて思うのは、封建制とまでは言わないが、硬直化して流動性に乏しいことだ。東日本大震災のような大きな危機を迎えても、変化が起きにくい

 最大の問題はおそらく、優秀な人材が政治の世界に入ってこないことではないか。インドのカースト制度のように、政治家がひとつのカーストを形成し、親から子や孫に世襲したり一族郎党が後を継いだりしている。非常に残念であり、大きな問題だと私は思う。優秀な世襲議員もいるが不十分で、新しい人材が必要である。

日本で、ビジネスの世界で成功した人も政界に転出すべきだ。財界やNGO(国際協力の民間団体)の世界には優秀な人材が輩出しているのに、なぜ彼らが政治家にならないのか。そこが、日本の政治制度が機能していない一番大きな原因だと思う。

 日本は政党政治の形態を取っているが、政党を見ていても芯のある政党がない。政権を担っている自民党と野党第一党の民進党を見るかぎり、どちらも政権の幅が広くて似通っており、ふたつのビジョンが対決するという構図にはなっていない。

・アメリカの場合、民主党と共和党という二大政党が政権の座を競い合い、大きな政府か小さな政府か、社会福祉か自由経済かという基本的に違うビジョンがある。ところが、日本の政党にはこういう日本を作りたいというビジョンがなく、そのために政党どうしがそれぞれのビジョンを戦わせて競い合う政治も生まれない。

 そういうエキサイティングな状況がないから、多くの人たちが政治に関心を持たず、優秀な人材が政治の世界に入ってこないという悪循環に陥っているのではないか。

 日本にも右翼と左翼があるが、その場合の左右という区分はアメリカのように国家に対するビジョンの違いではない。日本の場合、あの戦争をどう評価するかが軸になっていて、日本が悪かったと考えるのが左で、日本は悪くなかったというのが右であるように見える。

日本は、国家として自立する時期を迎えている。そのためには、政党が国家のビジョンを掲げてぶつかり合い、競争する政治が不可欠だと私は思う。

 もちろん、アメリカと対等な同盟国になるという道もある。そのために憲法を改正して軍事力を整えるという選択もある。しかし、国家として自立しないとダメだと思う。自立とは、自分たちで自分たちが進む方向を決めるということである。

 今の日本には、そのメカニズムがない。そこが大問題である。

 とくに最近の日本の政治は、奇妙な事態に陥っている。ひとつの政党のなかのひとつのグループが、いろいろな決定を行なっているのだ。自民党と野党との議論も低調で、自民党内の他のグループや派閥との議論も低調になっている。その結果、ぶつかり合いのない、のっぺりした政治的な状況に陥っている。

 建物がひとつしか建っておらず、まわりはすべて砂漠。そんな奇妙なランドスケープになっていると思う。

 

日本の政治家の質が落ちた

戦後の日本には、しっかりとした政治家がいたと思う。

 当時はそれほど感じなかったが、今振り返ってみると、首相を務めた中曽根康弘や宮澤喜一らは「あの人たちは偉かったなあ」とつくづく感じる人物であった。橋本龍太郎も沖縄の苦しみをきちんとわかっていたリーダーのひとりだった。

 ある意味で、自民党の黄金時代だったと思う。

 ところが、気がついたら、政治家の質が落ちてしまった。今の日本の不幸は、あのレベルの政治家が出てこないことだ。

・政治はどうしても汚い部分が拭えないが、国家を指導することの偉大さと困難さをよくわかっていた人だと思う。

 また、戦後日本の経済発展がいかに大変だったか。あるいは、経済発展を牽引したリーダーたちがいかに頑張ったか、戦後の平和と豊かさがどれだけ貴重であるかといった大切なことを理解していた政治家でもあった。

 一方、今の政治家たちは、日本の豊かさが当たり前だと思っている節がある。また、自分の行動に対する責任感も強いとは思えない。もちろん例外はいるだろうが、政治家としての発言が軽すぎる。言葉に重みが感じられないのだ。

・だから、その価値観に基づいて行動する勇気があったと思う。レーガン大統領はおそらく、中曽根首相のそういう強靭さを認めたのではないか。ふたりとも強い政治家だった。こうあるべきだと思ったら、その方向に動く信念と行動力を持っていた。

 宮沢喜一首相は、娘がアメリカの外交官と結婚していることもあって、ブッシュ(父)大統領とブッシュの別荘で11で話すことができる間柄だった。ふたりは、政治家としても通じ合うところがあったようだ。

・小泉首相は今振り返ると、規制を緩和して経済の自由競争を活性化させ、小さな政府にするというネオリベラリズム(新自由主義)のビジョンを持っていた。そこは、ブッシュ(子)大統領に近い思想だ。また、政治的なパフォーマンスも巧かった。

だから、小泉首相は例外的にカリスマ性があったが、その前の森喜朗、後の福田康夫、麻生太郎らは政権担当期間が短いだけでなく、一国の首相としてはあまりにも軽い存在だった。

民主党が政権を奪還してからもその傾向は変わらず、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦とやはり短命で軽い首相が続いた。

・こうして見てくると、これまでの首相があまりにも不甲斐ないだけに、政権担当期間が3年を超えた安倍政権は、それだけでも存在感があり、評価される。経験、ビジョン、リーダーシップを持っていて、周囲、特に野党にライバルもおらず、その力はとても強い。

安倍首相はリビジョナリストか

・安倍首相の強みは「方向性」を持っていることだ。彼のビジョンのひとつは国家の力を増強し、日本が普通の国になることだ

 アベノミクスと呼ばれる経済政策を進めているが、新たな経済成長を起こして、3年間はそこそこうまくいっている。しかし、その経済成長の恩恵が広がっていないし、3本目の矢が強力ではないので続くかどうかは不明である。最終的には、経済は目的ではなく手段に見える。

しかし、安倍首相はリビジョナリスト(歴史修正主義者)だという懸念もワシントンでされてきた。つまり、日本の独立が承認された1951年のサンフランシスコ講和条約や、東条英機元首相らA級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判を受入れる歴史観を否定し、日本をアジア諸国から孤立させる危険性を持った存在であるという懸念だ。

 安倍首相はこの両面を持ったリーダーとして、ワシントンからは見られてきたのでさる。

・結局、安倍首相がやろうとしているのは、すでに述べたように、日本を普通の国に変えること、つまり、日本の方向性を変えることであり、その方向性自体はワシントンなどで認められている。

すべての政党が空洞化している

・日本の場合、選挙運動でテレビを使ってアピールすることが厳しく制限されているため、後援会がないと選挙に勝てない。

 後援会を作るにはお金と手間がかかり、とても大変なので、どうしても安上がりで簡単な方法、つまり親から子へと後援会を引き継ぐ世襲が多くなってしまう。だから、今の選挙制度のままでは、世襲が多くなるのは仕方がないと言わざるをえない。

 逆に言えば、もっと自由に選挙をすることができるように選挙制度を改正したら、もっと新しい人材が政界に入ってくるかもしれない。

日本の場合、選挙に勝つためには後援会という組織が必須であることが、政治的に新しい人材が入るうえで非常に高い壁になっている。

 それでも自民党の公認が取れて支援を受けられれば、かなり優位に選挙戦を進められる。しかし、資金が豊富でない野党の公認が取れても、たいした支援もなく、孤軍奮闘するしかない。

 

・自民党も2012年の政権奪還選挙で初当選した人が多く、政治経験のある人がめっきり少なくなった。小選挙区制の導入によって党内を支える人材集団が薄くなったため、ある意味で、自民党も含めてすべての政党が空洞化している。

その後の民主党政権の失敗があまりにもひどかったので、期待が大きかった分、失望も大きかった

・ひとつの党が極端に大勝すると、同時に野党が壊滅的になり、野党が次の選挙で政権を奪還するときには経験の乏しい政治家が多数を占めて政治が空洞化するという悪循環が続いている。

・言いたくはないが、今の閣僚を見ると、本当に尊敬できる人があまりにも少なすぎる。素人の政治家がいてもいいが、やはり頼りになるプロの政治家を揃える必要がある。安倍政権がラッキーだったのは、菅義偉のようなプロの政治家が官房長官にいることだ。

 私は政治学者ではないので、なぜ小選挙区制が日本でうまく機能していないのか原因はわからないが、今の政党は芯がないから入れ替えが簡単で、この20年間を見るかぎりでは悪い影響のほうが大きいように思う。

 アメリカのように政治に競争が必要だと思うが、いまだに二大政党による政権交代は実現できていないし、20年経っても成果が出ているとはいえない。中選挙区制がいいかどうかはわからないが、日本では小選挙区制導入の目的とちがう結果になってしまっている。

<国民的議論がなぜ起きないのか>

・なぜ、日本には国民的な議論が起きないのだろうか。

 それはおそらく、前述したように日本に革命の歴史がなく、市民が自分たちの手で民主主義を勝ち取った国ではないからだろう。

 一番感じるのは、主権が国民にあるという意識が薄いことだ。国家やお上に任せれば、何とかしてくれるだろうという封建的な意識が、まだ残っているような気がする。

・安倍政権の打ち出している「日本を普通の国にする」という理念が間違っているとは思わない。もしかしたら、その道しかないかもしれない。ただ国民的な議論がないので、国民は自ら選択したという意識を持てないだろう。そうすると、将来、そのツケが回ってくる可能性もある。

・社会が混沌として中国に対する恐怖感や将来に対する不安感がつのると、アメリカのトランプのようなデマゴーグが出現するかもしれないし、いろいろなハプニングも起こってくる。アメリカの後に付いて行けば何とかなるという時代が終わりつつある今、日本は新たなチャレンジに踏み切らざるをえないだろう。

役割を果たしていないメディア

・日本の政治が機能しない大きな理由のひとつは、メディアが本来の役割を果たしてないことだ。

 国民の健全な議論を育てるのが、メディアの重要な役割のひとつだが、日本のメディアの多くはこの役割を果たしていない。

その理由のひとつは、日本のジャーナリストたちの多くが会社に勤めるサラリーマンであり、ジャーナリストとしてのスピリットを持っていないことだ。

 もうひとつは、日本のメディア自体が政治権力のインサイダーであり、言論や表現の自由よりも既得権益を守ることのほうを重視していることだ。今の政権と妥協しなければアウトサイダーになってしまうから、それは避けなければならない。朝日新聞や読売新聞などにとっては、東京新聞や赤旗、『世界』などと同列にされるのはもってのほかであり、インサイダーとしての特別な地位を守ることのほうが重要なのだ。

・はっきり言えば、国民の側に立って政府や権力者を見ているのではなく、権力者の側に立って国民を見くびっているのである。

日本のメディアはまだ55年体制

・政治が機能するには、多様な意見を尊重し、自由に発言できる市民社会が必要だが、日本にはそういう社会を守るメディアが育っていない。

 日本の新聞は読者離れが進み、発行部数の現象に歯止めがかからない。このままでは倒産する新聞社も出てくるかもしれない。

1955年、当時の民主党と保守2党が合同して自由民主党を結党して以後、日本は経済が飛躍的に発展する高度成長時代に突入する。この時代は同じ商品を大量に作って売るのが特徴だったが、他社と横並びで同じ記事を掲載しようとしている新聞は、まだ55年体制を引きずっているように見える。

読者のための新聞を作らなければ生き残れない

・ただ、新聞が衰退している背景には新聞側の理由だけではなく、読者側の事情もある。若い世代が新聞を読まなくなったうえに、人口減少や少子高齢化によって読者自体が減り続けているのだ。

<世界で認められる日本人シェフ>

・日本人シェフの腕前は和食だけでなく、フレンチやイタリアン、中華料理などでも評価されている。ということは、外国のシェフとは違う日本人の職人としてのこだわりや技が認められているということではないか。こうした現象は、90年代まではなかったことだ。

・こうして日本人シェフのこだわりや技は今や、日本の強みのひとつになったと思う。仕事の基礎的な部分のレベルが高いのが、日本の特徴のひとつだ。

 これは、医療でも言えることだ。手術の技術面での高さではアメリカがダントツに進んでいるが、誰でも全国どこでも割と高いレベルの医療を安く受けることができるのが日本の強みである。抜群に優秀で天才的な技術を持った医師が多いというわけではないが、普通の医師でもレベルが高いのである。

 ただ、すきやばし次郎やNOBUなどのブランド店は、あまり日本のことを知らない富裕な観光客が行く店で、日本通の私の友人たちが日本に来て行きたがるのは、無名でディープなB級グルメのほうだ。

<好きな日本食はラーメン>

・私は日本国内のあちこちで、いろいろな料理を食べてきたが、一番好きな日本食の一つはと言えばズバリ、ラーメンである。

 つい最近も、神奈川県横須賀市に車で行ったついでに、京都発のラーメンチェーンでラーメンを食べたら、これが意外に美味しくて感激した。私はそういう意外な発見が楽しみなので、特定の店に通うというよりは、どちらかというと美味しい店を探して歩くのが趣味になっている。

 麺類のなかでも、一番好きなのが担々麺で、次に好きなのがとんこつラーメンだ。醤油ラーメンのような味の薄いものはダメで、味の濃いラーメンが好きである。

評価されているロボット文化

日本はロボット大国だと日本人は思っているが、AI(人工知能)やロボットの技術では、すでにアメリカのほうが先を行っている。

・むしろ、日本が世界から評価されているのは、ロボットの文化である。西欧とは違った日本独自のマン・マシン・インターフェイスというか、人間とロボットとの接触の仕方に注目が集まっているのだ。

 ITを含めた先端技術が新しく出てきたときに、人間がそうした技術とどのようにつき合っていくか、そのアイデアというか秘訣が、日本の文化のなかに隠されているのではないかと期待されているわけだ。

<普通の国>

・日本国民が十二分に議論したうえで、「自衛隊を軍隊にして普通の国にしよう」と決めるならば、その決定を世界の多くの人が尊重する。でもその決定は、日本の戦後のアイデンティティーやイメージ、世界の中の位置づけなどを大きく変えるのも事実である。

 議論する際に、私がポイントだと思っているのは日本の強みが何かということである。私は、日本が平和国家として歩んできたことが今や日本の最大の強みであり、ある種の資源となっていると思う。そうした日本の強みについて冷静に、ドライに熟考して、日本の将来を選択してほしい。

・日本が今から普通の国をめざしても、アメリカやロシア、中国には敵わない。日本の強みは軍事力ではない。むしろ、強みと言えば、民間のノウハウのほうがずっとレベルが高いと思う。

 ある意味では普通の国というあり方は、はっきり言えば、時代遅れである。世界が日本に求めているのは普通の国になることではなくて、むしろ脱・普通の国という方向性である。つまりオンリーワンである。そういう認識をふまえたうえで行動し、選択したほうがいい。

戦後日本にプライドを持て

日本は今、大きな転換期に突入している。その大きな要因のひとつは、戦争を体験した世代のほとんどが亡くなったということだ。

・そういう戦後日本の功績に、日本人はもっとプライドを持つべきである。

 戦後日本の歩んできた道は世界から高く評価されており、諸外国に対して説得力を持っている。日本をアピールする好材料でもあると思うが、日本人自身が意外に戦後を無視しているように思えてならない。そうではなくて、日本人自身が意外に戦後を無視しているように思えてならない。そうではなくて、戦後日本がやってきたことをきちんと認めることから始める必要がある。そうしなければ、あまりにももったいないというのが私の率直な思いである。

『永田町、あのときの話』  ハマコーの直情と涙の政界史

浜田幸一   講談社        1994/2

謀略の勝者と敗者

 ・青嵐会(せいらんかい)の事務局長までして中川さんを担ぎ上げてきたというのに、結局、私は、昭和54年(1979年)5月に旗揚げされた中川派「自由革新同友会」には加われじまい。

 このあたりから、昭和58年(1983年)19日の中川さんの自殺、それ以後の経過については、拙著『日本をダメにした9人の政治家』(講談社刊)に詳述しているので、そちらを読んでいただきたいが、あとで考えれば考えるほど、中川さんと中川派をめぐる一連の出来事は、福田赳夫・三塚博一派の謀略であったとしか思えない。

 

<池に戻れず干上がった鯉>

・小なりといえ派閥の領袖、閣僚経験(農林大臣、科学技術庁長官)もあり、次代を担うニューリーダーの一角に名を連ねていた政治家・中川一郎の急死は、それだけでも重大なニュースだったが、それがやがて自殺と判明して、国民の間にさらなる衝撃が走った。

 なんの遺書も残さなかったとされるため、死後、その原因をめぐっていろいろと取り沙汰されたが、自民党史の流れの中でとらえるなら、ややきつい言い方だが、結局のところ、派閥抗争の敗者としての死を選んだと言えるのではないか。

・そとのとき、私はなにをやっていたか――。恥ずかしながら、ラスベガスでのトバク問題によって、謹慎中の身だったのですよ。かえすがえすも、情けない!

田中角栄の“お盆手当・餅代”リスト

・当時、私はまだ駆け出しの1年生議員。

いいか、お前な、天下とりになるためには、こういうことが必要なんだよ。よく見ておけ

 そう言って、田中さんが23枚の紙片を見せてくれた。そこには、国会議員の名前がずらっと書いてあり、その1つの名前の横に、「5百・3」とか、「5百・5」とか記してある。

 聞けば、たとえば「5百・3」というのは、その議員に対し、田中さんがこれまでに5百万円を3回、計15百万円渡したという意味だという。盆暮れに渡す“お盆手当”や“餅代”、選挙のときの陣中見舞などだ。

 5百万円といえば、当時のサラリーマンの平均年収は約120万円くらいだから、約4倍以上の大金だ。最後の部分までは見せてくれなかったからわからないが、私が見せられた一覧表には、1回から5回までの記載があった。

派閥の領袖が配下の議員たちに年末に“餅代”と称する金を渡すのは、永田町では常識だが(ただし、23百万円が相場)その田中さんのリストには、田中派以外の自民党議員から、当時の野党議員たちの名前まで、ズラリと並んでいた。

 とくに野党議員の場合、各党の党首、幹部クラスだ。国会議員なりたての私、これにはぶったまげたね。

 

・いまではすっかり様変わりしてしまったが、派閥の領袖たる者、次の4つの条件が不可欠だった。

1に金。盆暮の手当はどこの派閥も同じ。田中さんが金脈の指弾を受け、三木武夫さんや福田赳夫さんらは「クリーン」とか「清貧」とかを売り物にしていたが、田中さんに比べて、金の集め方が下手だっただけの話。

2の条件は、面倒見がいいこと。

3にポストをとってくる力があること。

4が人間的魅力。

田中さんは、これらすべての条件に秀でていた。まさに派閥政治の権化のような人だった。

競争心なき政治家は去るべし

・昭和63年(1988年)12月、リクルートコスモスの未公開株の譲渡問題で蔵相の宮沢さんが辞任したのは、私が前々から言っていた「宮沢派(宏池会)は闘争心に欠ける」という弱点が、もろに出た結果だ。

・自民党の中にも、根まわしの好きな派閥と嫌いな派閥があり、言うなれば、根まわしと喧嘩が不得意の宮沢派が、野党側から狙われたということだろう。

 宮沢さんは、戦後、日本がまだ4等国と言われていた時代に、日本の国益を背に今日の日米関係を築いた人だ。経済政策にも明るく、通訳なしで、世界の首脳クラスと一人でどんな議論でもできる英才。

・しかし、あまりにも遅すぎた春、宮沢さんの切れ味もすっかり鈍っていた。それまでの経緯から、周囲に対する不信感もあったのだろうが、とにかく人の話に耳を貸さない。そのくせ、結論をどんどん先送りする優柔不断さ。

 外交と並んで、経済にも精通しているはずなのに、積極財政への転換の機を失って、不況をますます助長してしまった。

宮沢さんはあまりに頭がよすぎたため、他人がバカに見えた。しかし、われわれから見たら、単なる人望のなさにしか映りませんよ。

<天才的な衆参ダブル選挙の発案>

・田中角栄という人は、日本の政治史上でも傑出した人物の一人に数えられると思う。

 政治家の能力は、人材の使い方にある。たとえ98パーセントの欠陥があっても、残り2パーセントの才能をうまく使う能力である。

 その点、田中さんの能力は抜群だった。とくに、役人の使い方、若い政治家の使い方が実にうまかった。

そして、派閥内の人事、派閥統制の妙も見事だった。要するに、分断するようで分断しない。ライバル同士を競わせて希望を持たせるなど、のちの竹下さんや金丸さんの人事は、ことごとく田中さんから自然に学びとったものといえる。

それから、田中さんは選挙の神様だった。

すべてはウラで決まっている

・ポスト中曽根は竹下――しかし、これがかなり危ういところだった。例の皇民党による“褒め殺し”のせいだ。これには、金丸さんもあわてたようだね。そこで、解決策を東京佐川急便の渡辺広康社長を通じて、稲川会の石井進会長に依頼したということらしいのだが、やはり、政治家としては、そういうやり方はよくない。

 そうした解決方法がどうこうよりも、その問題が起こってきた背景のほうが重要である。

 竹下さんを称して、よく「まめな、つき合いを欠かさない人」と言われるが、マメでそだつのはハトだけ。その実態は「カネのつき合い」にほかならない。

<ラスベガス・トバク事件の真実>

・昭和55年(1980年)3月6日、東京地裁でのロッキード事件に関する公判の中で、聞いたこともないような話が飛び出してきて、私は一躍“時の人”ですよ。検察側の冒頭陳述補充に曰く――。

「小佐野被告がロッキード社から受け取った20万ドルは、昭和48年(1973年)113日、ラスベガスのホテルに対し、カジノで負けた借金の支払い保証をしていた分の返済に使われた。カジノで負けたのは、K・ハマダという人で、47年(1972年)の10月のゲームで、150万ドルの借金を負った。小佐野被告は借金の保証人としてホテルと交渉し、120万ドルに値引きしてもらうとともに、支払いを肩代わりした」

“寝耳に水”とは、このことだ。これを聞いて、自分でも「ええっ」とびっくりしたほどである。

・私はラスベガスへ行ってギャンブルをし、負けた。これは否定のしようもない。

 当時のレートは1ドル367円だから、150万ドルといえば46千万円ぐらいに相当する。一緒に行った人たちの分も入っているのかもしれないが、まあ、この際、そういうことはどうでもいい。

 私がびっくりしたのは、私の借金を小佐野賢治さんが肩代わりしてくれたという点だ。本当にそうなら、どれだけ助かったか知れない。己の不徳のいたすところとはいえ、支払いには大変に苦労したんだから。

・小佐野さんが「支払いを肩代わりした」なんて、とんでもない。前にも述べたが、小佐野さんという人は、そんなに気前のいい人ではない。根っからのビジネスマンなのだ。

 私は、そのときの借金の埋め合わせのために、自分が保有していた株や不動産を売却して、やっと金をつくったのである。

 そして、このこともはっきり言っておこう。そのときの不動産の売り先も、小佐野さんの国際興業グループの会社ではない。

<金丸事件>

・平成4年(1992年)8月、東京佐川急便からの5億円受領を認めて、自民党副総裁を辞任、同9月、5億円問題で東京地検から出頭要請、同10月、議員辞職、経世会会長解任、そして平成5年(1993年)36日、所得税法違反(脱税)容疑で逮捕。家宅捜索の結果、隠し財産が60億円とも70億円とも。金庫の中からは金塊も出てきた。

 この金丸信さんをめぐる一連の出来事には、私は実に複雑な思いでした。なにしろ、国会議員2期目以来、押しかけ弟子入りのようなものだが、私が一貫して師事してきた人だったのだから。

・実は、私が引退を決意した理由の一つは、この金丸事件なのです。

 なにもかも金丸さん一人に罪を押しつけて、頬っかぶりしているヤツが何人もいるわけでしょう。

・私は、実際はムジナでいながら、自分だけ清潔そうなツラをして、偉そうな口をきいているヤツが大嫌いなんだ。そんなヤツは、許すわけにはいかない。

 しかし、私だって、金丸さんから“餅代”をいただき、選挙のときには陣中見舞いをもらってきた一人だ。その私が、テメエだけ頬っかぶり、知らんぷりをしている連中を批判しようと思ったら、議員としてとどまっているわけにはいかないでしょう。

 私も国民のみなさんにお詫びをし、公職を辞した上でなければ、目クソが鼻クソを笑うのと同じになってしまう。

 そこで、私は次の総選挙には立候補をしないと明言した上で、在職中から竹下さんや中曽根さんに議員辞職をお願いしたり、小沢くんや三塚博くん、梶山くんを批判したりしてきた。しかし、彼らにいっこうに反省の色が見えないため、引退後、拙著『日本をダメにした9人の政治家』(講談社刊)を刊行した。

金丸さんの逮捕だけで終わってしまったのでは、日本の政治は少しも変わらない。逮捕されるべき人は、まだまだいる。手が汚れている人がいくら制度を変えたって、よくなるはずがない。そんなことをしている間に日本はどんどん国際的信用を失い、地球上における日本国民の長期的生存は、どんどん危うくなっていく。つまり、自分たちの子や孫の代に禍根を残すことになるんです。

権力亡者による三つ巴の抗争

・ことの真相は知らないが、田中退陣の引き金となった「文藝春秋」掲載の「田中角栄研究」について、当時、三木・福田の謀略だとの説があった。少なくとも、田中さんはそう思い込んでいた。

毎朝8時半から勉強している国会議員もいる

・通常、自民党議員の1日の仕事は、午前8時半、東京・永田町にある自民党本部での朝食会からはじまる。議員はすべて自分の専門分野をもち、党内のそれぞれの専門部会に所属している。

<選挙に勝つ家>