江戸時代後期の享和3年(1803年)、常陸国(茨城県)の海岸に「うつろ舟」と呼ばれる円盤に似た乗り物が漂着し、その中から箱を持った謎の美女が現れたという記録がある。(1)

『今を生き抜くための70年代オカルト』

前田亮一  光文社新書    2016/1/19

<宇宙開発時代の空飛ぶ円盤>

<日本のオカルトブームの原体験>

・もちろん、その当時、少年向け雑誌もこぞってオカルト特集を組んだ。たとえば、75年出版の中岡俊哉『空飛ぶ円盤と宇宙人』(小学館)を見ると、今まで目撃された100種以上の円盤一覧、地球に来た宇宙人や彼らと交信するコンタクティが並び、さらにはUFOをテレパシーで呼び寄せる方法までが紹介されている。もはや、ここではUFOの存在は自明のことであった。超能力とも地続きになっていた当時のオカルト事情では、UFOは呼ぶことが出来るものであり、さらに見ることができるのは、選ばれし者の特権であった。

70年代になって、日本のテレビメディアは約20年間の遅れを取り戻すかのように、膨大なUFO情報を視聴者たちに浴びせるように報じていくことになる。そこでは、50年代にソ連の秘密兵器ではないかという疑いから巻き起こった全米規模のUFO騒動と、『コンドン報告』以降、宇宙人肯定派が展開した陰謀論的なUFO神話がごちゃ混ぜとなって、どっと押し寄せることになったのである。

<コンタクティたちとUFO教>

2003年にクローン人間を作ったと発表して話題となった「ラエリアン・ムーブメント」も、その教祖であるフランス人のクロード・ボリロン“ラエル”は、1973年に宇宙人と接触して、知恵を授けられたと称するコンタクティである。

 総じてコンタクティを自称する人たちは、高次の存在としての宇宙人たちと接触したとして、“UFO教”とでもいうべきカルト的な世界を作り上げてきた。そのことが、UFOが怪しいものであるという印象を与える一因となってきたのだろう。

<現代の神話としてのUFO>

・ところで、日本でも、1972年に不思議なUFO事件が起こっている。高知県介良村で高さ約10センチ、直径20センチほどの銀色のミニUFOが、光を放って浮いているのが目撃された。数日後、同じものを道で見つけて捕獲を試みるが何度も逃げられ、それでも中学生9人、大人2人がその実物を確認した。事件後すぐに地元のUFO研究家が記録を残し、原寸の再現模型も作られたが、いま振り返ってもまったく説明のつかない謎の事件とされている。

 また江戸時代後期の享和3年(1803年)、常陸国(茨城県)の海岸に「うつろ舟」と呼ばれる円盤に似た乗り物が漂着し、その中から箱を持った謎の美女が現れたという記録がある。当時のかわら版に絵入りのものが残っており、ここでは、UFOがフォークロア(民間伝承)であるような印象を与えている。

<デニケンの古代宇宙人飛来説>

・そんな僕らが抱く古代文明への疑問を宇宙人と結びつけて、一挙に解決してしまおうとしたのが、エーリッヒ・デニケンであった。彼は、もともとスイスでホテルの支配人を務めていたが、アマチュアの古代文明研究が高じて、1968年に『未来の記憶』(早川書房、のちに角川文庫/69年)という本を出版して、世界的なベストセラーとなった。彼はその中で、古代に宇宙人が訪れ、人類に文明を授けたと主張したのだ。

 彼の素晴らしさは、その仮説が正しいかどうかよりも、古代文明といえばエジプトのピラミッドくらいしか知らなかった僕らに、世界中にある様々な古代文明の情報をもたらしてくれたことにあった。デニケンのお蔭で、あらゆる古代文明が、宇宙人存在の物証として再発見され、オカルティックな輝きに満ちたものになったのだ。

 

・デニケンの『未来の記憶』をあらためて読むと、確かに突っ込みどころ満載であるが、冒頭の「この本を書くには勇気が要った」という言葉から彼の自信が感じられ、好感が持てる。科学者や考古学の保守的な態度に対して攻撃的な姿勢を貫くのは、アマチュアならではだが、そこがまた面白い。

<ネット時代のUFO神話>

・さて、『未知との遭遇』に登場するグレイタイプに替わって、宇宙人肯定派に近年、人気が高いのが爬虫類型的異星人レプティリアンである。その提唱者であるデーヴィッド・アイクは、1952年イギリス生まれ、プロのサッカー選手を経てスポーツキャスターとなり、一時は「緑の党」に入党してスポークスマンを務めるなど、一貫して目立った存在であった。

 

・彼がオカルティックな世界の伝道者となるのは、90年にスピリチュアルなものとの出会いを経て、91年にペルーのシリスタニ遺跡を訪ねたときに、大きな霊感を受けたことからという。99年には著書『大いなる秘密』で、人類が爬虫類型異星人レプティリアンに支配されていると公表することになる。そこでは有史以前に、火星を経て地球に移住してきた彼らが、奴隷にする目的で人類を生み出し、現在も底層4次元(=アストラル界)という非物質的領域から僕らを操作していると主張している。

・アイクによるレプティリアンのストーリーは、非常に奇想天外なものであるが、ネット上に散乱する「イルミナティ」や「新世界秩序(ニューワールドオーダー=NWO)」といった陰謀論を飲み込んで、一部の熱狂的な支持者を生み出している。大田俊寛はアイクのレプティリアンについて『現代オカルトの根源』(ちくま新書/13年)で、デニケンの古代宇宙人飛来説とアトランティス大陸伝説が接ぎ木され、ナチスがユダヤ人迫害の根拠としたといわれる偽書『シオン賢者の議定書』の逆説的な解釈で、被害妄想的な負のエネルギーを結晶化させていると評している。

・世界の有名人や政治家が次々にレプティリアンに操られていると指摘していく単調さには、閉口する人々も多いが、その奇想の飛躍こそが、閉塞感漂う日常に疲れた人々の妄想の捌け口となっているのだろう。

50年代のアメリカUFOブーム>

・確かに1955年、荒井欣一が「日本空飛ぶ円盤研究会」を創立し、三島由紀夫や石原慎太郎らが加わって、日本最初のUFO研究が始まっている。また、もっと狂信的なUFO研究団体として「宇宙友好協会」(57年結成)というものもあった。しかし荒井は、戦中は日本陸軍航空隊でレーダー技師を務め、戦後は大蔵省(当時)に勤務するエリートで、研究会のメンバーをみれば、当時アメリカの最新のUFO情報を入手することができたのは、選ばれた人たちであったことがわかるだろう。

<ナチスとUFO>

・ここでもうひとつ、ネット時代に蘇った疑惑に、ナチスによるUFO製造がある。もともと日本では、1980年出版の落合信彦『20世紀の最期の真実』(集英社)によって、その疑惑が広く知られるようになった。落合は南米チリに、ナチス残党の秘密基地といわれるエスタンジアを目指し、その過程で出会ったウィルヘルム・フリードリッヒから、ナチスのUFO開発についての衝撃の事実を聞いている。

・佐藤は南米チリに赴き、落合が訪ねたエスタンジアといわれる場所は、ドイツ系カルトコミュニティ「コロニア・ディグニダッド」であったろうと指摘している。もちろん、そこでナチス残党がUFOを製造しているかもしれないという話を大きく取り上げたのは、落合の読者サービスだろう。

・一方、UFOディレクターの矢追純一は、94年に『ナチスがUFOを造っていた』というUFO特番を日本テレビ系で放送しており、同タイトルの著作が同年に河出書房新社から出版されている。その中で、ナチスのUFO製造の秘密をエルンスト・ズンデルなる人物から聞いているが、このズンデルは実のところ、落合が会ったウィルヘルム・フリードリッヒと同一人物である。矢追も著作の中でそのことを認めている。

 ズンデルは、ナチスのUFO製造をネタにして、UFO信奉者たちを勧誘するナオナチ活動家として世界的に知られている要注意人物であった。彼によって、ハウニブ型やヴリル型といった数々のナチス製UFOの図面や写真が公開されているが、その真偽はご想像のとおりである。

・ところで、欧米における戦後のオカルトブームを大きくけん引したのは、1960年にフランスで出版されたルイ・ポーウェルとジャック・ベルジュの共著『魔術師の朝』(抄訳『神秘学大全』、サイマル出版会のちに学研M文庫/75年)といわれる。

 63年には英訳が出版され、世界的なベストセラーとなるが、当時、この本がセンセーショナルであったのは、ナチスがオカルト集団であったことを正面から扱ったからであった。

<世界の予言ブームと三大予言者>

・一方、海外における予言ブームは、戦前からアメリカで活躍しているジーン・ディクソンがけん引役となった。

 彼女の名が世界的に轟くようになるのは、631123日のケネディ大統領暗殺を予言していたと報じられたからで、65年発売の自伝的小説『水晶の中の未来』(早川書房/66年)はベストセラーとなった。ディクソンの予言は、水晶玉を見て未来を占うというスタイルで、テレビや映画に登場する予言者のステレオタイプ的なイメージになった。

 ところで、ジーン・ディクソンの予言は常に当たるとされているために、外れた予言についてはあまり報道されなかったり、皆が忘れてしまうという不思議な現象が指摘されていた。そのような現象は、数学者ジョン・アレン・パウロスによって「ジーン・ディクソン効果」と呼ばれ、カリスマ性を持った予言者の場合、その信奉者たちが信じる予言に現実が合わせてしまうことが起こり得るとされた。そのような分析は、のちに予言のメカニズムの解明の研究に役立っている。

 

・もうひとり、著名な予言者として忘れてならにのが、「眠れる予言者」として、知られるエドガー・ケイシーである。

 1877年生まれのケイシーは、24歳のときに突然失語症となり、その治療のために催眠治療を受けた際に別人格が現れ、その治療法を語り出したことをきっかけに、ほかの人の身体の透視も行うようになっていった。その行為はリーディングと呼ばれ、現在では、14000件に及ぶリーディングの記録がエドガー・ケイシー研究啓蒙協会に保管されている。

 彼の予言者としてのデビューは46歳のとき、印刷業者アーサー・ラマースの勧めで、人類の未来についてもリーディングを行なったのだ。ケイシーは人類の発祥であるとされるアトランティスの時代にまで遡り、過去・現在・未来のすべての霊的な情報が詰まっているアカシック・レコードにアクセスすることで、個人ばかりか、人類の未来をも予言できるとした。

・彼はアトランティス大陸の再浮上や、ピラミッドに隠された文献の発見、日本列島の沈没などを予言していたが、残念ながら、それらはどれも当たらなかった。それでも、ケイシーのリーディングによる治療は、1945年の彼の死後に広く知られるようになり、同時に彼が説いたアトランティス伝説と輪廻転生をもとにした未来の予言は、独自の説得力を持って人々を魅了し、大いに人気を博した。

<●●インターネット情報から●●>

<熊本地震直前にUFO出現 益城町の上空に「謎の発光体」>

<東スポWeb 4231023分配信>

正体はいったい!? 14日午後9時26分ごろ発生の震度7の前震を皮切りに、16日の本震を経ていまだ余震が続く熊本地震。

その発生約2時間前に、震度7が2度観測された熊本・益城町の上空で「謎の発光体」が目撃・撮影されていたことが明らかになった。

震度7が起きた場所での発光体出現という不気味な現象について、専門家は正体不明の未確認発光物体という意味で、UFOの可能性を指摘した。

大地震の前には、宏観異常現象があるといわれる。

地震の前に現れるという地震雲、太陽や月の異常、深海魚の大量浮上、クジラの大量座礁、ネズミの大量死、井戸水の水温上昇、

地鳴り、携帯電話の雑音やデータ通信の遮断など、科学的には関連性が証明されていない地震の前兆とされる現象のことだ。

発光現象や発光体が目撃されるのも宏観異常現象の一つだ。

断層がずれる際に発生する電磁波により、放電現象が起こり、柱状や円盤状の光が空中を走ることがあるという。

『予言のすべて』

 (山内雅夫、竹本忠雄、ルネ・ブァン・ダール・ワタナベ、高橋徹、高橋良典) (日本文芸社)(平成8年)

<ゴグとマゴグ>

・神の契約に従い「終わりの年」の初めにイスラエルを侵略するといわれる国家(マゴグ)と、その指導者(ゴグ)。

「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地ゴグに、あなたの顔を向け、これに対し預言して、謎の王なる神は、こう言われる。メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、私は、あなたの敵となる・・・。ペルシャ、エチオピア、プテは彼らと共におり・・・ゴメルとその全ての軍隊など、多くの民もあなたと共におる」(エゼキエル書第38章)

メセクとトバルの大君と呼ばれたゴグの住む、マゴグ。約1900年前、ユダヤの有名な歴史家ヨセフスは、マゴクをコーカサス山脈の北に住むシシアンの地と見ていた。

シシアンとは、ギリシアのヘロドトスなどによれば、黒海の東から北にかけて住む人々のことだという。

19世紀のヘブル言語学者ゲセニウスは、メセクがモスクの語源であり、また黒海沿岸のトバル(チベルニー族)とともに現代ロシア人の祖先であることを明らかにしている。

そこで聖書研究家の多くはマゴグをロシアと解釈し、ゴメルを東欧諸国、プテをリビアとみなしている。ペテ・トガルマはコサックその他シベリア諸民族の祖先であり、ペルシャはいまのイランだ。とすると、これらの人々が今世紀末に怒涛の如くエルサレムに侵入する事態が発生することが予言されていると言える。

『予言のすべて』

 (山内雅夫、竹本忠雄、ルネ・ブァン・ダール・ワタナベ、高橋徹、高橋良典) (日本文芸社)(平成8年)

<ミロク(弥勒)>

・末法の世に現れ地上の悩める民を救済すると予言された仏教のメシアのミロク信仰は日本や朝鮮、中国、インド、ペルシャなど、アジア各地で古くから伝えられ、東洋的終末思想、浄土思想に結びつく予言を生みだした。

・仏陀はその臨終に際して567千万年後に弥勒菩薩が地上に現れるだろうと予言した。そのため、現在、世界の仏教徒たちは仏陀の再来(ミロク)をはるか未来の出来事として完全に忘れ去っているようだ。しかし、567千万年を次のように解読すると、ミロク下生の予言は現代的な意味を持ってくるのである。

・「全ての悟りを開いた完全な人(マイトレーヤ=ブッダ(ミロク))は567千万年を108(人間の煩悩の数)で割った5250万年を3000(仏教でいう3千世界)で割った17500年後に浄化された霊を持つにいたり、さらに17500年を7(物質界を支配するといわれる7の法則)で割った2500年後の今日、肉体を持ってこの地上に再臨しようとしている・・・」

・ミロクが紀元前1480年の仏陀の入滅から2500年たった2020年頃、再び現れるとすると、ジーン・ディクソンが予言した“イエスの再臨”と同じ時期になる。

・インドのジャイナ教がマイトレーヤと呼び、ペルシャからヨーロッパに広がるゾロアスター教徒がミトラと称するミロクは、地下より現われるといわれ、アガルタやシャンバラの地底の国からやがて、この地上に現れる人々と関係があることは間違いない。

『予言のすべて』

 (山内雅夫、竹本忠雄、ルネ・ブァン・ダール・ワタナベ、高橋徹、高橋良典) (日本文芸社)(平成8年)

<知られざるマヤの予言>

9世紀、恐らくその絶頂期にあったと思われるマヤ文明は、なぜか消失してしまう。多くの都市が放棄され、1千年近く人々の記憶からも消え去っていった。やがて森が大地を覆い、19世紀になってようやく壮麗な遺跡が見出される。

<マヤの預言にある「滅びの哲学」は西暦2012年の崩壊を告げる>

<「羽毛の蛇神」ケツァルコアトルの“顕現”と預言>

・ケツァルコアトルとは、古代メキシコの神話上、最も著名な神の名前で「羽毛の蛇神(翼を持った蛇)」として知られる神である。

・ケツァルコアトルは、太陽神であると同時に、太陽系の惑星、金星に関連付けられる神である。また彼は、人類の形成や人類の食糧となるトウモロコシをもたらした「智恵の神」と呼ばれることもあり、様々な性格を合わせ持つ多重的な神である。

・類似の参照枠を探すためヨーロッパ神話の中で一番近い存在を挙げるとしたら人間に冷智恵をもたらしたプロメテウス的な存在であるということもできるだろう。

・マヤのホームグラウンドであるメソ・アメリカ(中央アメリカ)の信仰の中心に存在する神、それがケツァルコアトルである。

・マヤの記録によると、ケツァルコアトルに相当する神である「ククルカン」という名の神が、海路西から989年前後にユカタン半島にやって来て、そこに新しい国を建設したとある。新しい国とは、史実に基づけば「トルテカ王国」である。

<ケツァルコアトルは「キリストの再来」だった!?>

・トルテカ族は、現在のメキシコにあたる中央高原全域を支配し、トルテカ王国は繁栄を迎える。しかし、戦いや生贄の必要性を説く軍神ウイツィロポチトリのやり方に反対したケツァルコアトルは、やがて追放される。海岸にたどり着いたケツァルコアトルは、「私は、再び戻って来る」と言い残し、魔法の蛇の筏に乗って東方へと姿を消した。彼は西方よりやって来て、東方へと姿を消したのである。

<預言のシステムともなっていたマヤのカレンダー周期>

・マヤの暦で代表的なのは「大周期」(5125年間)の期間を示す長期計算暦(ロングカウント)である。この暦は、現代のグレゴリオ暦表記に直すと、暦の紀元を紀元前3113年に設定し、暦の終わりを紀元後の2012年に設定している。

・マヤの預言表の多くは、ケツァルコアトルの預言周期における「天国」と「地獄」の境目である16世紀以降、中央アメリカにやって来たスペイン人宣教師たちの手によって焚書となってしまった。

『世界の陰謀論を読み解く』 ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ

辻隆太郎  講談社現代新書   2012/2/17

<イルミナティの手足>

・望む結末を実現させるため、イルミナティは長い年月をかけて準備をおこなってきた。そしていままさに、その陰謀の完成は間近に迫っているのであるーと、何十年も前から陰謀論者は主張しつづけている。

・かくして、保守派の人びとにとってイルミナティは、世の邪悪な「自由主義者」どもの背後で糸を引く、すべての秩序を破壊せんと目論む悪魔崇拝集団と、容易にみなすことができたのである。

・一方で陰謀論のなかのイルミナティは、緻密で完璧な命令系統を備えた超大規模組織だ。ある論者は、イルミナティは経済、政治、市民生活、オカルトと宗教、芸術と文化の五部門に分かれていると述べる。別の論者は麻薬・ポルノ部、政治部、事業経営部、カルトの儀式部、世界通信部、マインドコントロール部に分かれていると主張する。いずれにせよイルミナティの陰謀は社会のあらゆる分野に浸透している。

・例えば、イルミナティの目的は世界統一政府の樹立であるから、あらゆる国際的な組織、越境的な活動はイルミナティの仕業、となる。

<すべての黒幕は・・・・爬虫類的異星人>

・ヴァイスハウプトのイルミナティは、その連綿とつづく、「イルミナティ」のごく一端が、たまたま表に出ただけにすぎない、というわけだ。

・「イルミナティ」の意味する「光」はルシファーを表すもの、すなわち悪魔崇拝だとする解釈は、イルミナティ陰謀論でよく見られるものである。

・「どこで世界はまちがったのか」を際限なく遡っていった結果、イルミナティの起源を古代文明どころか人類誕生以前にまで求めるものもある。イギリスのデーヴィッド・アイクによればすべての陰謀の黒幕は爬虫類的異星人である。地球上の文明のほとんどは、彼らが地球人類を奴隷化するために作り上げたものだ。彼らは自らと人類の混血種を生み出し、その者らに奴隷管理者として地球人類を支配させている。この混血種がロスチャイルドら地球エリートの正体である。そして地球はブラザーフッドと総称される各種秘密結社により支配運営されており、その頂点にあるのがイルミナティだ、ということである。

<新世界秩序の陰謀>

<世界を覆う陰謀の網の目>

・以上のような、あらゆる出来事・集団・領域に陰謀の存在を見出し、それらすべてが「統一世界政府の樹立」といった目標のもと統一された陰謀の一大ネットワークを形成しているとみなす陰謀論は。「新世界秩序」の陰謀論と呼ばれている。

 これまでバラバラに語られていたような各種の陰謀説、さらにはUFO、オカルト、疑似科学など種々雑多なマージナルな言説を統合する、いわば最上層のレイヤーとして機能するのが新世界秩序陰謀論だ。

<人口削減と「グローバル2000報告」>

・コンピュータによる超管理社会の形成と並ぶ陰謀の柱が、大量虐殺計画である。多くの場合、「彼ら」の人類管理のため人口を適正人数にまで削減する「間引き」計画として説明されるが、「4人の天使は、人類の3分の1を殺すために解放された」(ヨハネの黙示録915節)のような聖書の記述を実現させるためなのだ、という主張もある。

・映画『ターミネーター2』の冒頭では、核戦争による30億人の死が描かれているが、これは「彼ら」による計画のほのめかしなのだ、と主張する者もいる。第三次世界大戦が方法として想定されることも多いが、現在もさまざまな手段で人口削減は進行中とされている。各種致死性ウイルスの開発利用は、多くの論者にとってこの削減の大きな柱である。アジア風邪、香港風邪、ラッサ熱、鳥インフルエンザなどの伝染病はすべて、「彼ら」が流行させたものだ。中世ヨーロッパで猛威をふるった黒死病も陰謀の産物とみなされている。エイズが「彼ら」によって開発された生物兵器であり、人口削減計画のための意図的に流行させられたものであることは、陰謀論者たちにとって論証の必要もない自明の前提となっている。

<「黒い貴族」「三百人委員会」「悪魔の十三血流」・・・>

・例えば、ユースタス・マリンズやデーヴィッド・アイクらが言及するのは「黒い貴族」だ。マリンズの説明では、「黒い貴族」とは古代より白人文明に寄生する「カナン人」の末裔であり、フェニキアからヴェネチアにわたった彼らはヨーロッパの貴族階級と混血して勢力を広げ、イギリス王室を乗っ取り、世界を支配しているとされる。

<東日本大震災と地震兵器>

<震災デマの流布>

・多くのデマはすぐに消えていくがいくつかは根を下ろし、社会に現実的な不利益を与えることになるだろうし、すでになっている。

 震災デマについての分析は『検証 東日本大震災の流言・デマ』(荻上チキ著、光文社新書)『検証 大地震の予言・陰謀論“震災文化人たち”の情報は正しいか』(ASIOS、アンドリュー・ウォールナー著、文芸社)といった優れた解説書がすでに出ている。ここでは震災にまつわる陰謀説の一例として、「東日本大震災は地震兵器による攻撃だった」という主張を取り上げたい。

 なお、「地震兵器」にまつわる主張は、主に疑似科学の領域で古くから存在するが、そのものについての詳しい解説は割愛する。たいていの場合エジソンのライバルと言われる発明家ニコラ・テスラの研究をもとにしてソ連かアメリカが開発していることになっていること、そんなものは存在しないことを知っておけばじゅうぶんだ。

『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』

スチュアート・A・スワードロー   徳間書店   2010/6/18

<エイリアン集団紳士録>

<アルデバラン   ゲルマン人とバイキングを創作・管理>

・典型的なアーリアン型で金髪で青い目を持つ。薄い茶色か中ぐらいの茶色の髪で、目がヘーゼル(はしばみ)色の人もいる。この集団は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当した。強い関心を持って、こと座文明の再創造を支援している。よくノルディック人と混同されることがあるが、ノルディック人は、もっと背が高く傲慢である。

<アルクトゥルス  ローマ帝国建設を手伝った精神性の高い種>

・非常に精神性の高い種である。原始的な形態の宇宙旅行技術(地球より発達しているが、シリウス人ほどハイテクではない)を保有している。白いローブを着た聖職者層が支配している。

<りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ>

・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。

 りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。

<プレアデス   こと座からの避難民、長身金髪のノルディック>

・ノルディック、背の高い金髪とも言われる。元々は、こと座(リ-ラ)文明からの避難民であるが、7つの恒星と15の入植済みの惑星からなるプレアデス星系の存在である。

1959年に米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、技術格差を埋めるためにプレアデス人が招聘された。だが、過去、彼らは、ヒトラーの人類浄化政策を画策し、仏教を堕落させた。チベットに広大な地下基地を持っている。

・プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある。プレアデス人の一集団(アトランと言われる)が、アトランティスに入植した。小柄で青い肌をした集団がプレアデス人と一緒に行動している。

<爬虫類人(レプティリアン)支援のシリウスB星人が作った仏教思想>

・こうした宗教の蔓延は、地下の爬虫類人たち(主にチベットの地下に集まっている)が、意図的にコントロールしていた。

この爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようと企むこと座人(リーライアン)の裏切り者集団もいた。奇妙な相棒だ。

・エジプトは、爬虫類人の神々は、オシリスとイシスとして知られていた。エジプトの万能薬的な効力を持つ神々には、極めて多様な合成物(半人半獣)が含まれていた。

・これはアトランティスの交配実験を懐古する気持ちがエジプトの文化になって表われたといえるが、爬虫類人の乗っ取りに向けてエジプトの文化を準備していたシリウス星人普及させたものである。

・アトランティス人は、昔からのこと座の信仰体系に揺るぎない愛着があったため、爬虫類人が文化的な拠点を築くまでに数千年の時間が必要だった。

<「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人>

その生物(透明人)は、私の思考に直接働きかけ、完全にテレパシーで交信してきた。もはや人間が存在しなくなった遠い未来から来たこと、そして、その生物種は、この現実界に由来するものではないことを伝えた。さらに、その生物種は、遠い過去に旅をして戻り、ある品種を作り(これは爬虫類人のことだ)、人間をテストするために敵対させたと伝えた。

・また、シリウスA星のシリウス人の協力を得て爬虫類人を作り、りゅう座(ドラコ)に配置したとも語った。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である。シリウスの二連星システムは、決してこと座文明に吸収されたことも、こと座の植民地にもなったこともない。

『深{地球史}宇宙人UFO大辞典』

ジム・マース 徳間書店      2002/2

<月宇宙船説とアルカディアの「月以前の人々(プロセレネ)」>

・旧ソ連の二人の学者は、この理論(月は地球外知的生命が創造したものか?)を発展させ、月はその全体が自然にできたわけではなく、数十億年の昔、宇宙の遥か彼方で人類より遥かに優れた科学技術を持つ知的生命が小惑星の内部を空洞に穿って作り出したものと考えた。

・この理論によって月が地球より非常に古く、そしておそらく太陽系よりも古いことを示す形跡が月に存在することが説明できる。

・アリストテレスはプロセレネと呼ばれる人々について言及している。プロセレネ人は、ギリシャ人がやってくるずっと以前から中央ギリシャの山岳地帯にあるアルカディアに住んでいた。セレネという名はーギリシャ神話の月の神―月それ自体をさしていて、プロセレネは「月の前」を意味することになる。

・古代伝説によれば、プロセレネ人は「天空に月が現れる前から」住んでいたとして、アルカディアに対する権利を主張した。ギリシャ時代の著述家プルタークもアルカディアの「月以前の人々」について触れているし、ローマ時代の詩人オヴィディウスも、アルカディア人は「月が出現する前から山地に住みドングリを食した」と書いている。

・チベットの古文書では「ゴンドワナ」という消えた大陸に住む人々について触れられていて、夜空に月が来る以前から文明化していたと記されている。

・常識を超えた理論を唱えるイマヌエル・ヴェリコフスキーも月が現れる以前の古代期のことについて書いている。そして「遠い昔のことだが、いまだに人間の記憶に残る『月のない地球』については、その補強証拠を様々な民族の伝統の中に見ることができる」と述べている。また、ヴェリコフスキーは、フインランドの叙事詩『カレワラ』から「月が軌道に乗った」ときに関する一説を引用している。


[PR]
by karasusan | 2016-05-18 22:12 | UFO | Comments(0)