「秘密の首領(シークレット・チーフ)」と自らが仰ぐ人々との交信を行った彼女は、同年《内光友愛会》を創設するのだった。(1)

『魔術の人類史』

スーザン・グリーンウッド   東洋書林    2015/9

<ダイアン・フォーチュン>

・同時代の先進的オカルティストのひとりと目されていたダイアン・フォーチュンは、心理学からの示唆、特にユングとフロイトによるそれを受けて魔術とヘルメス学の思索を考察した、最初のオカルト作家に数えられるだろう。彼女の果たした役割は目覚ましく、残された文献は今日でも利用され、儀式に関する豊富な情報量や異教徒を扱うそのテーマ性にとりわけ価値が認められている。

・こうした信念のもと、フォーチュンの活動は続く。1923年、キリスト教の神智学的解釈と神智学のキリスト教的解釈とを目的とするロッジを《神智学協会》内に設置するのだが、1927年にはとうとう協会の思想を拒絶するまでになっている。既にその数年前から、自身の魔術結社の創設に取りかかっていたのである。

 フォーチュンは一方で、アトランティスにおいて初めて提唱されて以来、ホルス、ミトラ、ケツァルコアトル、そしてブッダを通じて世に問われてきたという「救い主の原理」を説いたオカルティスト、セオドア・モリアーティに私淑し、独自の魔術的な交流を形成し始めてもいた。1923年から翌24年にかけての冬、「秘密の首領(シークレット・チーフ)」と自らが仰ぐ人々との交信を行った彼女は、同年、《内光友愛会》を創設するのだった(同会はフォーチュンの死後も《内光協会》として存続している)。

・フォーチュンが交信した「秘密の首領」の中には、サレムのメルキゼデク(旧約聖書に登場する大司祭。この場合神の代理とも解釈される)に起源を求める三位一体のマスター(大師)がいた。彼らは「哲学と儀式に関わるヘルメス学」、「御子の謎に関わる神秘の光線」、「地上の謎に身を捧げるオルペウスの、もしくは緑の光線」と定義される三条の明晰な叡智の「光線」を放つのだという。

<調和的合一>

・ダイアン・フォーチュンは自身の魔術小説の中で、男性が女性性を、女性が男性性を各々発達させるための力として、ユングが提唱したアニマとアニムスの概念を活用した。

『海の女司祭』に登場する女司祭と司祭は神秘の島アトランティスから来訪し、魔術的伝承を伝えるための選抜育種の儀式に従事する。他のオカルティストと同様、フォーチュンにとってもこの島は聖なる知恵の故郷だった。

・そして海の女司祭は、自然と大地の肥沃を司る女神として、太陽神を魔術的合一へ引き入れるのだった。

 母なる自然としてのイシスは、彼女の太陽神を待つ。彼女は彼に呼びかける。あらゆるものが忘れ去られる死者の国、アメンティの王国から太陽神を呼び寄せるのだ。すると太陽神が「幾百万年」という名の小舟に乗って彼女の眼前に顕れ、大地は穀物の芽吹きと共に緑に覆われる。オシリスはその欲望をもって、イシスの呼びかけに応える。この出来事は、永遠に人心に留まり続ける。神々は、そのように人を創られたのだ。

・第2次大戦の初期、ダイアン・フォーチュンは数々の反ドイツ的な魔術の実践に関わるようになった。イギリスが邪なる力の脅威にさらされていると考えた彼女は、ヒトラー率いるナチス軍の悪に対抗するべく、《内光友愛会》の中で魔術を行使する瞑想集団を組織したのである。彼女は1939年から42年までの間、自身の弟子らに毎週手紙を書き、日曜昼の1215分から1230分にかけて、悪を滅ぼす善の力についての瞑想を促している。

<魔術結社>

・秘密結社に対する人々の関心は17世紀を通じて高まりを見せたが、薔薇十字思想とフリーメイソン思想が顕在化するようになったのもまた同じ時代のことである。

<薔薇十字団>

・イエズス会になり代わり、神との契約で定められた楽園への回帰を錬金術、カバラ、福音信仰の応用を通じて約束した《薔薇十字団》が目指すのは「世界の改革」であり、それはすなわち宗教と科学の刷新を意味していた。

<フリーメイソン>

1717年にグランド・ロッジが組織されると、そうした西洋従来の神秘主義概念と共に「腕自慢の石工」らの社会を基調にした象徴的な位階やシンボルマークが用いられた。

<神智学協会>

・ブラヴァツキーは、自らの宇宙観を《大いなる白色同胞団》と呼ばれるヒマラヤのマスター(大師)たちの同胞からそもそも授かったとしている。このマスターたちが、宇宙を支配する聖なる位階制度の長たちと人類とを結ぶ宇宙無線電信とでも言える「網」構造を創ったのである。

 1888年、ブラヴァツキーは、『シークレット・ドクトリン』を執筆した。宇宙の創造を、不顕の聖存在である原初の統一体が恣意的な進化を果たす諸存在へと浸透する計画として説き明かそうと目論んだのである。精霊は、一連の再生と宇宙における惑星間の移動を通じて、堕罪の状態から神の恩寵のもとへと回帰しようと試みている。ブラヴァツキーの見解によれば、世界の王は数名の従者を伴って金星から来訪したのだという。その従者らを権威ある順に並べると、ブッダ、マハコハン、マヌ(補佐役はマスター・モリヤこと「M」)、そしてマイトレーヤ(補佐役はマスター・クートフーミこと「KH」)となる。マスター・モリヤとマスター・クートフーミというふたりの補佐役はブラヴァツキーのマスターであり、《神智学協会》の創設に際して大きな役割を果たしたものと思われる。

1909年、神智学の牽引者チャールズ・レッドベターが、マイトレーヤの物質的アヴァター、つまり地球における聖意識の化身で、新たな救世主にして「世界教師」と彼が考える、ジッドゥ・クリシュナムルティという名のインド人少年を発見した。女権の提唱者で有力な自由思想家、社会主義者であるアニー・ベサントがクリシュナムルティの母親役を務めたが、彼は最終的に神智学から距離を置き、裡なる真理の発見と組織的宗教からの解放についての霊的な教えを発展させていくことになる。

<黄金の夜明け団>

・ところが1891年、アンナ・シュプレンゲルとの文通が途絶してしまう。ウェストコットのもとに届いたドイツからの連絡によると、シュプレンゲルが亡くなったためこれ以上イングランドの「学徒ら」に情報を提供することができないのだという。団が「秘密の首領」(世界のどこかの物質界を超越した次元に棲まうとされる、結社の認可を指示する超人)とのつながりを確立しようというのならば、これからは独力で行わなければならなくなったのである。

・メイザーズとウェストコットはいずれもマダム・ブラヴァツキーの友人であったため、彼女の存命中、《神智学協会》と《黄金の夜明け団》の間には友好的な協力関係が存在した。両結社の根は深く結ばれ合っており、どちらも自らをヒューマニティの進化に向けて秘密裡に活動する選良と捉えていたのである。1892年にブラヴァツキーが亡くなると、メイザースは「秘密の首領」とのつながりを確立したと主張し、《黄金の夜明け団》の第二団となるクリスティアン・ローゼンクロイツの伝説に基づく《ルビーの薔薇と金の十字架団》に儀式の数々を提供した。

『世界不思議百科』

コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2

<歴史と文化の黒幕 神秘の人びと>

<ブラヴァツキー夫人の奇跡>

1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

<生来の「霊媒」>

・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

<心霊は存在するのか>

・ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

<超能力と進化>

・ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

<洞察力あふれる哲学者の相貌>

・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトン、アリストテレス、旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

<時代を越えて伝世されるオカルト教義>

20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスはプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教的グノーシス派もこの神を認めている)。

・デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

<文化の進展と地球の進化>

・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。

 

・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。

 

・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

<「隠れた首領」という知能>

・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。

 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。

 

・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。

 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。

『世界史と西洋占星術』

ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1

19世紀  神智学的啓蒙主義>

・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であ

り、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(18881974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(18951985)がいる。

・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

・春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。

『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化

アリス・A・ベイリー   (アルテ)  2008/9

<ディヴァチャン(天国)>

・ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

<敷居の住者>

・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。

『「宇宙人と地球」の超真相!』 

工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10

<オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)>

・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

1、ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

2、アセンディド・マスター(高級教師)ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

3、創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

4、コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する。肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。

『世界不思議大全』

 泉保也 GAKKEN   2004/6

<パリの「薔薇十字団」>

<完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎>

・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

<パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団>

<目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している>

・団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

『イルミナティの知られざる真実!』 

 有澤玲  徳間書店   2009/6/11

世界を支配する秘密結社

<地下王国の幻想―“アガルタ”“世界の王”“シャンバラ”>

・「・・・インドの使命・・・・」によるとアガルタは、インド、チベット、ヒマラヤ山脈の地下に位置する無限大の王国で、未知の光源によって照らされているーということになっています。そこでは霊的な存在と化した“梵天王(ぼんてんおう)”が最高の指導者として君臨し、シナーキーという理想的な体制を敷いて、数千万もの民を平和裡に治めているのです。

 梵天王は網の目のように張り巡らされた地下のトンネルのネットワークを通じて、あるいは“アストラル投射”を通じて、地上の世界にも影響を及ぼすことができます。地上であれ地下であれ、過去、現在、未来に生起するすべての出来事は、アガルタの地下図書館に記録として蓄えられているのです。いつの日にか地上の世界がつまらない争いをやめて、シナーキーの体制を取り戻したあかつきには、梵天王が全人類の眼前へと降臨することになるでしょう・・・・。

・そうこうしているうちに、アガルタはチベット仏教の伝承に登場する時空を超越した不可視の桃源郷、“シャンバラ”とも混同されて、新たな展開を見せることになります。欧米人の心にインドやチベットに対する憧憬の念を植えつけた要因のひとつが、アガルタやシャンバラにまつわるロマンチックな伝説であることは、言を俟ちません。

<地下王国に対するナチスのこだわり>

・一方、極地に対するナチスのなみなみならぬ関心も無視するわけにはいきません。たとえば、トゥーレ協会の“トゥーレ”というのは金髪碧眼(へきがん)のアーリア人種を育んだ揺籃(ようらん)の地で、極北の最果てに位置する究極の理想郷とされていた“ウルティマ・トゥーレ”の略です。(アトランティス大陸と関連づけて考察を加えている人も少なくありません)。その伝説があまりにも人気を博したため、ドイツでは18世紀以来、民族の故郷に当たるゲルマン文明発祥の地は、北極圏に存在するという見解が完全に定着してしまっていたのです。

・以上のような地下王国と極地に対する強い憧憬の念は、ナチスのオカルティズムを特徴づけるきわめてユニークな要素して、その背後に見え隠れしている。これが陰謀論の領域では地下から発進するUFOや南極の秘密基地と言った方向へ発展していったわけです。

『失われたメシアの神殿『ピラミッド』の謎』

飛鳥昭雄、三神たける   学研   2010/1

<秘密組織フリーメーソン>

・預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。

・預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密儀宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行きつく。もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。

・すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

<地底王国シャンバラ><チベット密教とカッバーラ>

・シャンバラは、チベット密教において語られる世界である。一般の仏教では語られることのない思想である。仏教には表と裏がある。表が顕教であり、裏が密教である。

・最終経典にシャンバラが説かれているように、シャンバラの存在を最初に説いたのは仏教の開祖、釈迦なのだ。釈迦は自ら、北の果てにシャンバラへの入口があると説いた。なぜ釈迦はシャンバラの存在を知っていたのか。

<釈迦はセムメーソンだった!>

・釈迦がカッバーリストであり、預言者であったことは間違いない。神を信じ、神とまみえ、そして、神の言葉を授かったフリーメーソンだったはずである。

 注意してほしいのは、ヤフェトメーソンではなく、セムメーソンだという点にある。バラモン教はアーリア人の宗教であり、それを担ったのは、ヤフェトメーソンだが、釈迦はセムメーソンだった。

・モンゴロイドはアーリア系ではない。有色アジア系であり、ユダヤ人やアラブ人、そしてトルコ人と同じセム系なのである。したがって、釈迦がカッバーリストならば、民族的にセムメーソンだったと考えられるのだ。

 しかも、それだけではない。釈迦はシャンバラの住民と同じ血を引いていた可能性がある。鍵となるのは、釈迦族=サカ族を生み出したスキタイにある。

<釈迦は失われたイスラエル10支族だった>

<地球内天体アルザルとは、まさにシャンバラのことなのだ>

・では、シャンバラはどういう形で存在するのか、これを現行科学で理解するには少しむずかしい。まだ、一般に認められていない現象を前提とするからだ。その未知なる現象は、プラズマ・トンネルである。

・プラズマ・トンネルは地球内部に通じており、そこには巨大な亜空間が形成されているのである。まさに、この亜空間の中心に、実は地球よりもひと回り小さい天体が浮かんでいるのである。

・アメリカ軍は50年以上も前に、この地球内天体の存在に気がつき『旧約聖書』の外典にちなんで、コードネーム「アルザル」と名づけている。コードネームでわかるように、失われたイスラエル10支族が北極圏から入り込んだ世界こそ、この地球内天体アルザルなのである。

・日本人の中には古代イスラエルの血が流れている。そういっても、多くの人は、すぐに信じることができないであろう。

『大予言事典・悪魔の黙示666』

(高橋良典)(学研)   1982/11

<シャンバラ大予言>

アメリカのUFO、アトランティス研究家チャールズ・ベルリッツが、1981年に出版した「ドゥームズディ1999年」の中で紹介している“世界王”の大予言。

(・・・・・・次の50年以内に、18年間の戦争と大変災があるだろう・・・・・・そのあとアガルタの諸民族が、地底洞窟を出て、地表に姿を現すだろう・・・・・・)

・数百万年から数千万年前、モンゴル・チベットの砂漠は青々とした水をたたえる大きな湖だったという。金星からやって来た宇宙人サナート・クマラは、この湖の中央の“白い島”に降り、シャンバラという楽園を造った。島の中央には、“世界の王”サナートの住むアガルタという壮麗な地下宮殿があり、さらに湖の地下には放射状のトンネルが広がっていた。このトンネルは、中央アジア、アメリカ、インド、ヨーロッパ、アフリカの各地方都市を互いに結びつけるためのものであった。

19世紀のロシアの偉大なオカルティスト、ブラバツキー夫人の「秘密教義」によって広まった、このシャンバラと呼ばれる伝説的な地下王国は、フリーメーソンのメンバーによれば、いまなお存在する“見えざる政府”の中心で、そこにいる“世界の王”は、24人の長老に補佐されて、この地球上の全てを支配しているという。

チャールズ・ベルリッツは、このシャンバラに数百年前から伝わる予言をふとしたことから手にいれたという。

『オカルティズム事典』

 (アンドレ・ナタフ)(三交社)  1998/7

<アガルタ、世界の中心=ナチとトゥーレ>

・<世界の中心>という考え方はギリシア文化、ヘブライ文化の中に見出される。それは、オカルティズムの中にも存在する。

 この「アガルタ」というチベット語は、「地球の中心にあり、<世界の王>が君臨する地中王国」という意味である。「地球の中心」は明らかに象徴的な場である。ギリシア人は大地の中心である「デルポイ」をいわばへそ(オンパロス)と呼んだ。大きな都市国家はすべて周辺空間を神聖化した。また、そうした都市国家をつくること自体、宗教的意味合いを持っていたから、それは「世界の中心」といわれたのである。中心がいくつか同時に存在したため問題を生じたが、これは政治的に解決された。

 <中心>という観念には興味をそそるものがある。というのも、その観念はミクロコスモスとマクロコスモスの照応を連想させるからだ。また哲学的にいうと、<普遍>と<個>との一致をも想起させる。<地球の中心>の観念はジュール・ヴェルヌが『地底旅行』で利用した神話とも暗に呼応している。しかし、中には、この神話をめぐって放埓な空想をほしいままにした者もいる。神秘主義者サン=ティーブ・ダルヴェードルは<アガルタ>という語をリバァイバァルさせた張本人だが、彼はそれに「霊的な親近性」を認めることで、自分のシナーキー運動を正当化させようとしたのである。探検家F・オッセンドフスキーの『獣、人間、神話』によれば、1922年、モンゴルで、アガルタに身を潜める<世界の王>の密使に出会ったという。『世界の王』という著作をものにした神秘主義者ルネ・ゲノンにいたって、ようやく放縦な空想からの誘惑に屈しなくなる。

 トゥーレのような<北方楽土>をめぐるシンボリスム(トゥーレはナチの御用学者ローゼンベルグ『二十世紀の神話』の中でゆがめられ、骨抜きにされている)が存在するが、それらはいずれもアガルタになぞらえることの可能な形象である。


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by karasusan | 2016-06-05 01:14 | その他 | Comments(0)