人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『 Floating 'Interdimensional' City-Like UFO Witnessed by Hundreds in Africa』(2)

『SF百科図鑑』

ブライアン・アッシュ   サンリオ  1978/11

<宇宙放浪文明>

・ジェイムズ・ブリッシュ『渡り鳥都市』シリーズで宇宙を飛行する都市は、特定の目的地をもたないために、こうした“世代船”とはよべないが、宇宙放浪文明ともいうべきものの原点とみなしうるものであろう。反重力推進法が開発され、どんなに大量の物質でも宇宙空間に送り出せるようになると、人類には地球上での変化のない生活にしばられる必然性はなくなるのだ。

・これに類似した途方もない発想は、エドモンド・ハミルトンの『浮遊都市(Cities in the Air)』(1929)においても具体化されています。この作品の予言する未来では、人間はすべて地上を離れ、重力に逆らって空中に浮かぶ巨大な円盤の上に都市をつくり、嵐や地震などの心配をせずに生活できるようになっている。

<都市と文明>

・完全にカプセル化され、天蓋におおわれた都市(地上にあることもあれば、地下にあることもある)というアイデアは、ウェルズをも含めた初期の作家たちが用いはじめたものであり、多くの作家が作品の背景としてこの発想を使ってきた。

『ホマティア星の宇宙船に乗って』

 八田佳枝  たま出版  2010/7

・夢と現実が入れ替わったときー夢と思っていたものが現実に、現実だと思っていたものが、夢になったとき私たちは、本当の目覚めを迎えるのでしょう。

<UFO>

・私が一番たくさんのUFOを見たのは、アリゾナのセドナだ。セドナに行く前は、セドナの空にはいつでもUFOが飛んでいるものだと思っていたが、到着してみると、どこにもUFOの姿はなかった。

・ずっと星だと思っていたのは、星ではなかった。UFOだったのだ。次の日の昼間はUFOを全く見かけなかったが、夜になって空を見上げると、細長い円柱状のUFOが回転しながら停泊していた。それをその場にいたみんなが見た。他の人と一緒にUFOを見たのは、この時が初めてだった。このUFOの目撃を皮切りにセドナ滞在中、何十機ものUFOを見ることになった。

『世界百不思議』 UFOスペシャル 

    講談社   2010/8/10

<エハン・デラヴィ氏が語るエイリアンは異次元の“意識体”>

・多くの人がUFOを異星人の乗り物だと考えています。確かにそうした面もありますが、UFOの90%は非物質的なるもの多次元を移動する意識体なのです。

・私達が、生きる3次元世界は、いわゆる“意識の世界”である5次元という時空に取り囲まれており、非物質的UFOはそうした異なる次元を移動するため、空間が歪むのだという。

・彼は、UFOの90%は異次元の存在だとしながらも、非物質的なUFO、エイリアンの存在を認めている。

・特に、20万年前に地球上で人類が突然進化した背景には、異星人による遺伝子操作があったとしか考えられないと主張する。

セドナー全米一のパワースポットで巨大な三角UFOが!

・私(フォト・ジャーナリスト)は、過去、幾度かUFOらしき物体を見てきたが、2006年にアメリカ、アリゾナ州セドナで見たUFOは、それまで見たいかなるUFOとも違う、強烈なものだった。

・ある番組の取材で、地元のUFO研究家、トム・ドンゴ氏とUFOウオッチングをしていた時のことだ。

・振り向くと、遥か先の上空に赤い光を放つ三角形のUFOがぽっかりと浮かんでいた。

・居合わせた全員が目撃したが、現場は興奮というより、ほとんど唖然とした空気に包まれた。その物体があまりにも巨大だったからだ。物体が見えたのは、50キロメートル以上の先の上空、飛行機なら豆粒に見える距離だが、それは少なくとも全長1キロメートルあろうかという巨大さで、私は、自分の視覚に自信を失ったように感じたほどだった。物体は1分ほどして、上空に吸い込まれるようにして消えた。

・しばらくの間、私は、自分の見たものが信じられなかった。しかし、数日後、ニュースを見ていると、セドナ近郊で再び巨大なUFOの目撃事件があり、その時の目撃者は、「物体の大きさをサッカー場ほど」と表現していたことを知った。やはり目の錯覚ではなかったのだ。

・最近全米で目撃が続くこの三角型UFOは、新たな軍事兵器だという説もある。しかし、人間の手によるものとは到底信じられない大きさだ。それは明らかに人間の理解を超えた、何かだったのだ。

『UFOとアセンション』

直前に迫った2012年の地球激変とホピ族の終末大予言

中丸薫    Gakken  2010/2/10

<UFO体験>

もちろん、セドナ(アリゾナ州)に着いたらすぐに、ホピ族が住む居留地へ直行した。ところがその途中―砂漠の中で自動車を走らせている私に、ある神秘体験が起こる。

 ふと気がつくと、頭の上のほうから、なにやらテレパシーらしきものが感じられたことだ。

・なにしろ、頭の中に直接、言葉が響いているのだ。あまりにも不思議な感覚に驚いて、ふと窓から空を見あげると、なんとUFOが滞空しているではないか!

 そして私の頭の中に、「アシュター・コマンド・・・・」という言葉が聞こえてきた。

<出会いの連鎖>

・ちなみにアシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスター・フッド)」の空挺部隊のことである。彼らは、2012年のアセンションに向けて、地球上にさまざまなメッセージをテレパシーで送っている。

<クエンティンさんとのコンタクト>

・念のために書いておくと、彼(クエンティン)は決して私の妄想や空想の人物などではない、たとえば、私以外にも、オスカー・マゴッチというカナダのトロント在住の人物が著したUFO搭乗と異星人とのコンタクト記録『オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記』にも登場している。

・なお彼の書の中ではクエンティンさんは、自らを「コズミック・トラベラー=宇宙の旅人」と称し、ある重大な使命を果たすためにいくつかの領域や多次元宇宙を自由に移動する存在:と説明している。

<地底世界>

・高僧アダマによれば、地底には人類が知らないもうひとつの「世界」があるという。

 テロスは、そんな地底世界の都市のひとつで、現在、150万人以上の人々が永遠の平和と繁栄のもとに暮らしている。これはかっては失われた大陸レムリアのコロニーのひとつであり、12人のアセンディッド・マスターからなるカウンシル(評議会)と、そのひとりである高僧アダマによって結成されている。

・光の地底都市は、なんと2500以上もあり、それぞれの都市は、「アガルタ・ネットワーク」と呼ばれる光のネットワークで統合されている。テロスの位置は、地表から1.6キロもの地中だ。

 さらに地底世界で最も優勢な都市は「シャンバラ」と呼ばれ、地球のまさに中央―「空洞地球」-に位置している。ちなみにここへは、北極と南極に存在する「穴」からアクセスが可能になっている。極地にあるとされる有名な空洞地球への入口は、実はこの「シャンバラ」への入口なのである。

・この「地球製」UFOは「シルバー・フリート(銀艦隊)」と呼ばれ、空洞地球世界の都市アガルタで製造されている。空洞地球にはこのUFOを格納する倉庫があり、地上との行き来もまったく自由にできるようになっているのだ。

<ミリアムのUFO体験>

・路上に出ると彼女は、そこに身長1メートルほどの小さい異星人らしきものがいることに気付いた。なぜか恐怖はまったく感じなかったという。彼女は、ごく自然にその異星人に手を引かれ、導かれた。そして、気がつくとUFOに乗せられていたのだ。

 UFOの中には、さっきの異星人らしき人物とはまったく違って、身長が2メートルはあろうかという大きな異星人がいた。ただ、こちらの異星人は、金髪で青い目をしていた。

 ちなみにこの長身で金髪碧眼という北欧のヨーロッパ人のような外観は、アンドロメダ星雲の人々の特徴でもある。

 私が、「じゃきっと、アンドロメダの人でしょう?」というと、ミリアムは、「そうかもしれませんね」と言っていた。

 そのとき、「アンドロメダ星人」は、なぜか彼女にホピ族について語りかけてきた。

『天使クラブへようこそ』

(山川紘矢)(マガジンハウス)   1999/9

<宇宙人に会える日がすぐそこに来る予感がします>

「そういうこの僕も、一度だけ、確かにUFOを見たことがあります。それはもう10年ほども前のことですが、ある日、知り合いの方で、UFOをいつも見るという若い女性が、赤坂の我が家を訪ねてきたことがありました。彼女には、いつもUFOがくっついていて、彼女を守っているらしいのです。でも、彼女以外には見えないなんて、ちょっと残念、その若い女性が、帰る時、地下鉄の青山1丁目駅まで送っていきました。草月会館の横から青山通りに出て、高橋是清公園のところを左に曲がったときのことです。前方の西の空に、何か不思議な光が見えるのです。あまり大きくない光間のですが、その動きがとても奇妙、クルクルと輪を描くような動き方で、今まで見たこともないようなものです!思わず彼女の顔をのぞき込んで、「あれ、あの光は何?」と聞いてしまったんです。「UFOよ」と彼女は平然として、別にとりたてて驚くことも、喜ぶこともなげでした。やれやれ。

・というわけで、僕もとうとう、彼女と一緒にいたおかげで、UFOを見てしまったらしいんです。そんなに大きなものでもなく、単なる光で、たいしたものではなかった、というのが、僕の感想です。もっとちゃんとしたコーヒー皿みたいな形のUFOか、ぜいたくかもしれませんが、UFOが編隊を組んで飛んでいるのとかを見てみたいのです。

・最近、アリゾナ州で大勢の人が目撃したそうですが、日本ではあまりニュースになりませんでしたね。皆さんの中で、UFOだけでなく、宇宙人が見える人がいますか?この間、バシャールあや子さんという方に会ったら、彼女は、アリゾナ州のセドナに行った時、宇宙人に会ったのだと言ってました。背が低くて可愛いのだそうです。そして、とても友好的なんだということで、その宇宙人と話をしたとも言っていました。彼女は、宇宙人の口真似、動作までもしてくれたのです。でたらめな作り話をする人とも思えないから、きっと本当のことなんだろうと思います。彼女は、エササニ星の住人、バシャールをチャネルする人なのだから、宇宙人にあっても、不思議ではないということでしょうか。しかし、同じ場所にいた人でも、その宇宙人が見えない人もいるそうです。特定の人にだけ見える透明人間のようなものなのかな? やっぱり、見えない僕にとっては不思議です。

UFOを見たという人の話はよく聞きます。有名なちゃんとした人もいっぱいいるんです。一人一人の体験は、本当にそれぞれです。僕たちが最初に翻訳したシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』(地湧社、角川文庫)には、UFOを見た人の話、さらにはマヤンという名の宇宙人に会ったという話が出てきます。マヤンは小柄な女性で、アーモンド形の眼をしていたそうです。その『アウト・オン・ア・リム』には精霊も出てくるのですが、僕は訳している時、精霊の話も、宇宙人の話も、まさか、そんなことはありうるはずがない、って思っていました。

・そうしたら、精霊のほうは本当に出てきちゃったんです。サン・ジェルマン伯爵という人《?》です。最初はアメリカ人のリア・バイヤースというチャネラーを通してでてきたのですが、初めて、サン・ジェルマン伯爵と話した時、『近い将来、チャネラーを通さないで、直接、お前たちと交信するから』と言われたのです。でも、その話は、とても信じられなかった。しかし、それは本当だったのです。サン・ジェルマン伯爵からのメッセージを、直接テレパシーで受け取ることが出来るようになり、それを自動書記でノートに書き写し、いろいろなことを教えてもらいました。講演会やセミナーの時は、僕たちのまわりにいて、精霊たちがすべてを取り仕切ってくれるのです。実際に自分に起こっていることですから、これはもう疑いことはできません。このことから察しえるに、友好的な宇宙人だって、いつ何時、僕の目の前に現れるかもしれない、ということになります。

・ある知り合いの男性のことなんですが、彼は宇宙船の中で行なわれた国際会議ならぬ、宇宙会議に出席したことがあると、声をひそめて僕に言ったんです。彼は何か怖がっている様子で、詳しい話はしてくれませんでした。他人には話してはいけないと口止めされていると言っていました。怪しいよね。この話は、いくらこの僕でも、素直には信じられないのですが・・・・・。でも仮に、この僕が自分には天使がくっついていて、いろいろ教えてくれるんだ、とそこらの人に言っても、『まさか、そんなこと』と人には思われることでしょう。僕も、宇宙人に会った、と言う人ぐらいまでなら信じられるけれど、宇宙船の中で、会議に出席したという話を聞いても、『まさか、そんなこと』となかなか信じられません」。

『三島由紀夫の霊界からの大予言』

(霊界通信が警告する地球破局後の人類)

(太田千寿)(にちぶん文庫)  1984/10

・編集部「霊界へ行ってから、肉親とか親類とかいう血縁者や、生前親しくしていた人たちに会えるのでしょうか?」

三島「めぐり会える人と、なかなか会えない人といます。霊界へ行くと輪廻転生のもとへもとへと帰っていくのです。だから、かならずしも会えるというものではありません。霊界に来て、すぐに三段も四段も上がってしまう霊魂もあるのです。それは、霊界では霊力の強い魂が修行している段階に、引っ張られていってしまうのです。そういう仕組みになっていますから、肉親と霊界でのサイクルが、よっぽど同じでなければ会えないでしょうね。僕は、妹にはすぐに会えましたけれど、まだ父にも祖母にもめぐり合っていません。いつか会うときがあるかもしれませんが、それがすぐくるのか、何十年、何百年先か分からないのが実情です」。

「たとえば、幽霊の出るのも、霊界の一種の演技です。霊界には完全にコンピュータ式になっている映像システムがあって、それを使って幽霊を人間界に送り込んでみる」。

『銀河のスクロール』

(星乃遊子) (太陽出版)  1999/1

<日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、天使の存在だった。現代人はテレパシー能力を失ってしまった。>

<シリウス人の贈り物>「シリウスの幾何学模様のネット」

・地球の次元上昇に積極的に係わる決定をした宇宙の存在たちは、縄文時代に肉体を持ち、日本に居住していました。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部や岩手県全域に渡り活躍していました。

非常に博学で穏やかなシリウス人は、縄文人に文明の手ほどきをし、精神性を高める導きをしました。そして、東北の地で統合を目指す人種の交配に携わり、その種を縄文人に植え付け、『統合を目指すアジア人種』を作り出し、幾世紀にも渡って種を増やし、人間のグリッドとして存在し続けるように計画したのです。この混合種を生み出す遺伝子操作の知恵を与えてくれたのは、外宇宙(私たちの住む銀河の外)の創造の役割を担う大マゼラン銀河の存在でした。

現在も東北地方一帯は、大切な役割をする地場としてボルテックスやグリッドが設定され健在であり、崇高なエネルギーを感じとれる場として静かに控えています。シリウス人の居住範囲は、北海道、東北、信越、関東、中部、西から南は瀬戸内周辺全域に広がりましたが、日本海側の新潟、北陸、鳥取、島根までは、グリッドの設定も限られており、居住という形はとっておりません。

<「シリウスの黄金のネット」>

・「宇宙の中心太陽とシリウス、プレアデスのエネルギーが点火され、さらにマヤ、天王星のエネルギーが添加、黄金色に光り輝くエネルギーグリッドが完成しました」。

「惑星ニビルと木星、土星の生命体は、宗教で地球人を簡単に洗脳できることを見抜き、『示し申したもの=神』となりました。ニビルや木星、土星の選民になりたがった者に権力支配の力を与えたのです。そこで、高次元の存在をはじめシリウスの存在は、三次元の地球上の生命体全てが四次元以上の彼らと同様に、魂の自由な選択ができ、多次元宇宙とテレパシーで交流ができるようにするため、太古の昔から今にいたるまで、努力をしているのです」。

2012年にパワーをもらう生き方』

 セドナUFOコネクション

リチャード・ダネリー  徳間書店  2009/9/17

<指揮官アシュタール>

・クウェッツアルによれば、アシュタールは本命をアルスィークと言い「最も高等なギゼー知性体」と呼ぶ者の従兄弟にあたりギゼーの知性体はしばしばセミヤーゼのグループと対立しているのだという。

クウェッツアルはまた、アシュタールの一派がアドルフ・ヒトラーの後ろ盾だったという、かなり奇抜な主張を唱える。アシュタールが常に愛についてキリストの教えについて話そうとしている事実に照らして考えると、これは相当大胆な主張である。実はアシュタールは、かってイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいる、と言っているのである。さらにクウェッツアルはファティマの奇跡を起こしたのもアシュタールの一派であるという。もしそれが本当ならアシュタールがヒトラーの後援者であったという主張とまったく相容れない。

・ビリー・マイヤーと接触のあるプレアデス星人、「セミヤーゼの一派」がアシュタール及び「高度に進化した者」と対立していることは確実と思われる。

『ルシフェリアン』 

世界と日本の絶対支配者

ベンジャミン・フルフォード   講談社 2011/12/21

2012年が人類の転換点に>

・私は、2012年が人類の転換点の年になると思っている。なぜなら、この年に、ルシフェリアンが巨大な陰謀を実現させるため、何か仕掛けてくる可能性が高いと判断しているからだ。

その根拠は、まず2012年という年代そのものである。というのも、この年の1223日にマヤ歴が終わるのだ。マヤ暦は遥か昔に作られたものだが、天体観測を正確に行っており、1年を365.2420日とする正確な暦である。この暦の終焉を、ルシフェリアンが終末思想とリンクさせ、利用するのではないかと私は危惧している。

・また、2012年というのは、フォトン・ベルト、すなわち銀河系にあるといわれている高エネルギー光子のドーナツ状のものに、地球が突入する年とされている。

一部のオカルティストが主張するには、このときに人類の遺伝子構造が変化し進化するという。もちろん、私は、このような話を信じていない。しかし、この人類の進化にひっかけてルシフェリアンが何か企んでいるのではないかと警告を発したい。

『怪談四代記』   人霊のいたずら

小泉凡     講談社   2014/7/24

<異界への想像力――アイルランドの不思議な出会い>

<バンシー>

・スライゴは別名イェイツ・カントリーともいわれ、妖精譚を採集し再話したノーベル文学賞詩人のウィリアム・バトラー・イェイツがとりわけ心の故郷と感じた場所だ。イェイツはこの地でおもにパディ・フリンという老人から採話した妖精譚を『ケルトの薄明』(The Celtic Twilight)として上梓した。その中には、神隠しにあったという人の話や家付きの妖精の話などさまざまな妖精譚が収録されている。たとえばこんな話だ。

 大体どこの谷間や山の辺でも、住民の中から誰かがさらわれている。ハート・レークから23マイル離れたところに、若い頃さらわれたことがあるという老婆が住んでいた。彼女はどうしたわけか、7年後にまた家に戻されたのであるが、その時には足の指がなくなっていた。踊り続けて、足の爪先がなくなってしまったのである。

       (井村君江訳『ケルトの薄明』ちくま文庫)

・この話を読むと、多くの読者の方は柳田國男の『遠野物語』第8を思い出すだろう。

 黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。

 松崎村の寒戸というところの民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎおきたるまま行方を知らずなり、三十年あまり過ぎたりしに、ある日親類知音の人々その家に集まりてあるし処へ、きわめて老いさらぼいてその女帰り来たれり。いかにして帰って来たかと問えば、人々に逢いたかりしゆえ帰りしなり。さらばまた行かんとて、ふたたび跡を留めず行き失せたり。その日は風の烈しく吹く日なりき。されば、遠野郷の人は、今でも風の騒がしき日には、今日はサムトの婆が帰って来そうな日なりという。

(柳田国男『新版 遠野物語 付 遠野物語拾遺』角川ソフィア文庫)

・「サムトの婆」は、梨の木の下で神隠しに逢った娘が、30年あまりたって束の間戻ってきて、また異界に帰って行くという話だ。さらに『遠野物語拾遺』の135話には青笹村中沢の新蔵という家の先祖に美しい娘があり、神隠しにあって六角牛山の主のところへ嫁に行ったが家が恋しくなって束の間戻ってきたという話もみえる。

ここでアイルランドと日本の神隠し譚に共通するのは、連れ去られるのは女性であるという点と、何年かして一度は戻ってくるという点、さらにこういったふしぎな出来事は、町中ではなく異界に近い村はずれや山麓などで起こりやすいという点だ。時間帯は概して日没や夜明け前の薄明の頃。The Celtic Twilightという書名も当然、妖精出没の時間帯を意識しての命名だったと思われる。また、行方不明者が出た場合に、失踪事件ではなく神隠しとしてとらえ、異界の力の関与を認め、異界への畏怖の念を物語として伝えていくという点も両者に共通する精神性だ。

・しかし違いもある。柳田國男は「天狗の話」(『妖怪談義』)の中で「フェアリーの快活で悪戯好でしかも又人懐こいような気風はたしかにセルチック(ケルト的)である。フェアリーは世界のお化け中まさに一異色である。これに比べると天狗はやや憂鬱である。前者が海洋的であれば、これは山地的である」と、日本とアイルランドの神隠しの容疑者のイメージの差異を述懐している。

・アイルランドには家付き妖精の話も多い。イェイツは「家につく幽霊は、普通は無害で人に好意的なものである。人はその幽霊に、出来るだけ長くとどまってもらおうとする。こうした幽霊は、自分の居る家の人々に、幸運をもたらす」と言っている。また柳田國男やハーンが親しんだトマス・カイトリー『フェアリー神話学』(The Fairy Mythology,1850)にもアイルランド南部コーク州の紳士の家に住みついたクリルコーンという家付きの妖精の話が載っている。クリルコーンは家事を手伝うが時に待遇が下がると仕返しをした。煩わしくなった家族は引っ越しを決意するが、自分も連れて行けと妖精に駄々を捏ねられ、引っ越しを断念し、妖精は主人の死後もその家に住み続けたという話だ。

・柳田國男はイェイツの『ケルトの薄明』などを読んで、アイルランドのこんな家付き妖精の存在を知り、柳田に原「遠野物語」を語った話者佐々木喜善に興奮して「愛蘭(アイルランド)のフェアリーズにはザシキワラシに似たるものもあり」と手紙を認めたほどだった。ケルト世界では家に住んで仕事を手伝う妖精は一般にブラウニーという名で知られている。アイルランドではプーカと呼ばれる。見られるのを嫌がるので夜の間に仕事を手伝い、少しの食物を与えたりすると、それを自慢しに妖精の国に帰ってしまうと言われている。

 ケルトと日本の超自然的存在には共通する神性がある。ハーンも柳田もそれに気づいていた。

・余りの寒さで、海岸の近くにあった小さな店に飛び込んだ。日用品のほかにポストカードなど観光客向けのお土産も扱っている小さなよろず屋だった。店の奥に手作りのセント・ブリッジド・クロスが置いてあったので思わず手にとって眺めてしまった。

 これは、インボルグと呼ばれるケルト民族の節分行事の際に、悪霊退散、無病息災を念じて麦わらやイグサでつくる魔除けだ。日本の各地でも節分のころにヒイラギの枝に鰯の頭を刺して門口に飾る習慣があるが、それと心意は同じものだ。地域によって形状が違うが、スライゴのものは4枚の麦わらでつくった羽根を組み合わせて十字形に仕上げている。お土産用として小奇麗に加工されたものはダブリンでも見たことがあったが、こんな素朴な手作りのものははじめて見たのでやや興奮気味だった。インボルグは21日に行われ、現在でもアイルランドの小学校では子どもたちがこの魔除けの作り方を習っているという。カトリックの国でありながらこんな根強く民衆の間に浸透した民間信仰があるのが、アイルランドの文化を奥行き深く多彩にしている。

・地元のお客と会話を楽しんでいた店員の老婆が、3人の中で私をめがけて近づいてきた。セント・ブリッジ・クロスに興奮していたのできっと説明してくれるのだと思って微笑みながら挨拶を交わした。ところが、こう切り出された。

「あなた、妖精好きでしょう?」

何で、3人の中で自分を選んでそんなことを訊くのだろうか。

「はい、興味があります」と正直に答える。

「聞いて欲しい話があるのよ。私は48歳の時に夫に先立たれたの。夫が亡くなる前の晩、バンシーが枕元にやってきて目を赤くはらして泣いたのよ」

・バンシーとは、アイルランドの裕福で家格のある旧家に住み着くといわれる妖精だ。「シー」はアイルランド語で「妖精」、「バン」は「女性」をあらわすので、まさに「女の妖精」。裕福な家に住みつくという点では座敷わらしとも似ているが、家族の死を予兆する妖精として知られ、その不気味さは座敷わらしのイメージとは異なっている。老婆はその姿を詳しく語ってはくれなかった。

・しかし一般にバンシーとは天寿をまっとうできず亡くなったその家の女の霊で、青白い顔で流れるような長い髪をもち、常に泣いている目は火のように赤い。緑の服の上に灰色のマントを着ているといわれる。バンシーの話を人にすることはある意味では自分の家筋への誇りを語ることになるのかもしれない。

「私はその場面を今もはっきり思い出すことができるの。その後まもなく私の夫は死んでしまったの。バンシーが告げた通りになったわ。だから私はバンシーの存在を信じているの」

<ハッピー・ゴースト>

・「娘のキアラは今、中学生になったけど、この子は小さい頃いつも暖炉のまわりで家族以外のものと会話を楽しんでいたんだ」

「家族以外の?」

「そう、もちろんそれはゴーストだよ。一人っ子のキアラはいつも暖炉のそばで老婆と遊んでいたんだ。老婆といっても上品なきちっとした身なりをしていたらしいよ。キアラが学校に行くときは彼女が門まで見送りに来て、キアラも彼女に手を振るんだ。きっとこの城の住人だったんだろう。でも、安心して!祟りをするようなゴーストはこの家にはいないよ。むしろハッピー・ゴーストだよ。ガーディアン・エンジェル(守護天使)といってもいいかもしれないな」

・その数日後、日本へ帰国し、撮影した写真のデータを妻がパソコンに取り込んだ。もちろん、ショーンの家でもずいぶん写真を撮っていた。一枚ずつ、クリックしてみると、何枚かにどうも気になる共通点が感じられた。それは、ショーンの家の暖炉の前で撮った写真だけにみられたのだ。白っぽいぼやっとした球状のものが写っている。まあ、光線の加減でこんなオーブが写ることも珍しくないことと自分で納得するしかなかった。

 数日後、パソコンを開いて、少しだけドキドキしながらその写真を開いてみる。するとどうだろう。玉が移動している。直感的に思った。でもそんな馬鹿なことはあり得ない。記憶が曖昧なだけだ。自分にそう言い聞かせた。

・そして1週間後、今度はかなりドキドキしながら例の写真を開いてみる。するとどうしたことか、明らかに玉が場所を変え、サイズも大きくなっている。おまけに増殖し光度を増しているではないか。もう我慢できない。

 ショーンが来日した時、妻が実際の写真を見せながらショーンに「オーブが動くよ!」と説明した。

「そんなことはよくあるさ。ハッピー・ゴーストだよ。からかって遊んでるだけさ!心配しなくていい。俺が連れて帰るからもう動かなくなるよ」

・アイルランドの田舎に暮らしていると、異界と現世は今も日ごろから交渉を続けているようだ。そんな豊かな心が羨ましいと思った。ハーンもダブリンの家で過ごした少年時代、「夜となく昼となくそれを見たという理由で、その当時、私は幽霊とお化けを信じていた」と自叙伝「私の守護天使」に回想していたことを思い出す。

 ショーンの言葉通り、その後、オーブは決して動かなくなった。

<ゴーストツアー>

・人気のあるツアーのようだ。翌朝、9時前に再訪し、無事、チケットを手に入れた。そして夜8時にゴーストバスに乗り込んだ。魔女のようないでたちのガイドがさっそくダブリンの怪談を語り始める。ほとんど俳優の域に達している。「ダブリンの取り憑かれた聖堂の謎解き」をテーマに掲げているこのツアーは、クライスト・チャーチという12世紀にできた石造りの有名な大聖堂をまず訪ねる。

10時ちょうどに、オコンネル通りのダブリン市交通局本社前に戻ってきた。これは、実に魅力的だ。参加者の遊び心と恐怖心と知的好奇心をバランスよく刺激するツアーである。そのバランス感覚が絶妙。こんな気持ちにさせるのはひとえにガイドの力量によるものであろう。そしてノーベル文学賞作家をここ100年以内に3人も輩出した文学の都ダブリンの特長を現代的感覚で巧みに生かしているようにも感じた。

・帰国後、ただちに2006(平成18)年から松江市内の観光文化施設の管理運営をはじめたNPO法人松江ツーリズム研究会と相談し、同年夏に試験的に松江市交通局からレトロ調のバスを借り上げ、自分がガイドをつとめるゴーストツアーを実施した。参加者から好評を得て、その後、恒常的な観光プランとして実施しようという意欲をかきたてられた。

『オーブは希望のメッセージを伝える』

愛と癒しの使命をもつもの

クラウス・ハイネマン / グンディ・ハイネマン 

   ダイヤモンド社   2011/7/29

<ハイネマン夫妻はアメリカや南米やヨーロッパなど世界中を旅してオーブ写真を撮ってきた>

・彼らは、オーブとそのヒ―リングの意図について非常に多くの証拠を提供してきました。

<オーブ現象は私達が、スピリチュアルな次元へ移りつつあることを示している>

<オーブ 謎の超知性体>

・オーブは、スピリットそのものではなく、スピリットからの放射であると思われます。

・技術の進歩により、オーブがデジタル写真に現れるには、ごくわずかな物理的なエネルギーしか必要でない。

・オーブは写真に現れてほしいという要求に答えます。たとえ、その存在に気づいてもらえないだろうと予想しても、写真に写ることを厭いません。

・デジタル写真の中で人に見えるように放射を行うスピリットが知性や意識をもつとするならば、彼らは何の理由もなく写真に現れることはないと考えるのが妥当でしょう。

・ここで使う「スピリット」という言葉は、知性と意識をもつ異次元の生命体を簡略化したものです。

・本書は、ハイネマン博士夫妻によって「オーブはどのようなメッセージを伝えようとしているのか」をテーマに書かれたオーブの入門書である。


by karasusan | 2016-07-06 06:54 | UFO | Comments(0)