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私は実際にそこで描いたんですよ。それは1人、2人じゃなくて、今まで安倍晋三だとかSMAPのキムタクだとか、みんなそこに行って、同じくやられているんですよ(1)

『世界一底なしの闇の国 NIPPON!』

もはや9割が頭脳メルトダウンか

管野ひろし、ベンジャミン・フルフォード、船瀬俊介

ヒカルランド    2014/7/22

4次元パーラー「あんでるせん」での驚愕体験

・(管野)私も、変な体験と言ってよく話しているんですけど、九州に「あんでるせん」という4次元パーラーと言われている喫茶店があって、そこに有名なマスターがいる。実はそこへ行ってきたんです。店にほかに10人くらいの人がいて、たまたま私が「あなた、ちょっとお願い

します」と言われたんですよ。紙を渡されて、これに名前と生年月日と好きな絵を描いてくれと言われたんですね。つまり、私が勝手に描くわけです。ただ、そこに額縁があるんですね。「あの額縁の中に紙が折って入っていますね。あの紙にあなたが描こうとする絵はもう描いてある」と言うんですよ。

私は実際にそこで描いたんですよ。それは1人、2人じゃなくて、今まで安倍晋三だとかSMAPのキムタクだとか、みんなそこに行って、同じくやられているんですよ。私はそこは初めてだったので、冗談じゃないと思ってやったら、本当にそのままだった。

・(船瀬)予知能力があるということだね。あなたが描く絵を事前に知っているということだから。そいつは宇宙人だよ。

・(管野)NASAの研究員をやっていた。(2枚の絵を見せて)これが私が描いた絵です。適当に描いたやつ。彼が描いたのがこれ。同じでしょう。重ねてください。ぴったり重なるんですよ。

・(管野)長崎のちっちゃな町です。インターネットで「あんでるせん」で出てきますから、ただし、予約者がいるから、3カ月か4カ月かかると思う。まだやっているはずです。

(船瀬)知り合いの社長が行ったら、あれは本物だと興奮していた。

・(管野)(テレビに)絶対出ないって。そのことを子どもたちに見せたい。こういうことは誰でもできるんですよということを知っていただきたい。大人なんかよりも、むしろ子どもに見せたい。あなたの力を発揮しなさいと。

 初めての人に「あなたはチイちゃんというんですよね。あなたの恋人の名前はオサム君ですね。オサム君とチイちゃんは半年後に結婚するよ」と予言するんですよ。「あなたは、ちょっと言えないけど、肝臓に変な物質がありますね」。その人は肝臓がんなんです。「治してあげますから」と言ってやっているうちに、肝臓がんが消えてしまう。「家に帰ったら、肝臓がんを調べてくださいね。医者に行っていいよ」。肝臓がんは消えている。その力も持っている。

・(管野)9歳ぐらいのある子どもに「こういうことがあったんだけど、どう思う?」と質問したんです。そしたら、「こんなの、簡単だ」「何で簡単なんだ」「僕らみたいな並みの人間は普通の3次元に生きているだろう。でも、4次元、5次元に生きている人間もいる。それは2500026000人いる。彼はその中の1人だ。僕らは普通、過去と現在と未来と言う流れで見ているでしょう。でも、シャッフルがかかっているような感じで、過去と現在と未来を一緒にして飛べる人間がいる。それが次元が違うということなんだ。そこから見れば簡単だ」というわけです。

<世の中どんどん不思議な経験が増えていっていないか>

<時間兵器が100万円でできる!?

・(船瀬)1週間くらい前に夜の勉強会に行ったら、変わった人がいた。僕の隣に座っていたのが、僕と同い年で63歳。東大の物理学の大学院を出て、教授をやっていて、ロシア科学アカデミーのメンバーなんです。物理学者であることは間違いない。彼が、新しい紛争が始まったときに、自分たちは紛争を防ぐ兵器を開発すると言った。兵器って何かと聞いたら、時間兵器だというんですよ。時間兵器なんてSF映画みたいでしょう。でも、SFじゃないと言うんだ。要するに空間が3次元でしょう。時間は4次元でしょう。これは全部、反世界があるから、8次元になると言うんだ。時間兵器って何かと聞いたら、向こうが弾を撃ったとすると、それに時間兵器を当てると時間が戻るというんですよ。信じられる?僕は「SFみたいだね」と言って笑ったら、彼は本気で大丈夫だと言っていたね。

<陰の支配者からの真の解放>

<ホントは大恐慌以上?アメリカの失業率>

・(管野)フードチケットで買いに行く。パンだとか、限定だけどね。その人たちの数、すごいんですよ。アメリカ人31000人中、たしか3000万人か4000万人、受けているんですよ。

・(フルフォード)今アメリカではもっと。5000万人近く。アメリカの失業率は37%。クリントン時代の前の統計のまとめ方だと17%。1年以上仕事が見つかってないと失業者として計算しないというからくりだけれども、それ以上失業している人たちも入れると17%。前は高給をもらっていたサラリーマンが、今度マクドナルドのアルバイトに転落した人たちを入れると37%。だから、大恐慌以上です。

<銀行と教育のシステムこそ、世界を底知れぬ闇へと導いた陰謀システム>

<アメリカは国家ではなく、株式会社>

・(フルフォード)去年(2013年)9月末に1回不渡りをやったんですよ。政府がとまったでしょう。あの手この手を使って何とかしのいだんですね。1017日までに何とかしろと言って、日本からまた分捕って、イランからももらって、あと、医療保険にやったおカネを盗んで、何とがアメリカ政府を延命させたんですけれども、今度、また不渡りが発生すると言われている。そうすると、また同じように……。

・(フルフォード)ただ、幾つかの問題がある。アメリカ共和国と株式会社ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカは別なんですよ。1871年に株式会社ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカが発表された。扱っている法律が違うし、アメリカの憲法には、おカネをつくる権利はアメリカ政府にしかない。それで、米連銀というのはおカネをつくってないんです。借金札を使っている。その借金札を使ってアメリカを乗っ取った米連銀が破綻しようとしている。

<中央銀行の国営化>

(管野)FRB主導のやつを、アメリカの財務省主導にしようとして最初にやったのが、ジョン・F・ケネディじゃないの。

(フルフォード)じゃなくて、リンカーン。リンカーンは、内戦のときにそれを使っていて、戦争費用を調達した。

(管野)自分でやったんですね。

(フルフォード)そう、政府紙幣。それをとめるためには、彼は暗殺された。ケネディは2回目なんですよ。

(フルフォード)ケネディもそうだけど、カナダの場合、マッケンジー・キングという総理大臣がいたんですよ。合計22年間、総理大臣だった。うちの家族とすごく親しかった人です。1938年にカナダの中央銀行を国営化したんです。それで第2次世界大戦のときも大量の戦艦をつくって、人口が少ない割に物すごい貢献をしたんですね。借金を一切しないで、税金を使わずにできたんですよ。戦後、国民健康保険とか大学の費用、公共事業、例えば五大湖を大西洋につなげる運河のシステムとか、世界で一番長い高速道路トランス・カナダ・ハイウェイとか、全部、借金と税金なしでつくれた。政府紙幣で。いろんな圧力があって、1973年にまた民営化されて、そこからカナダ人の生活水準が下がり始めた。

 日本も、日本銀行を国営化すれば、政府のおカネでまず健康保険を払える。健康保険料を引かれることはない。老人の生活費用をそれで出せる。税金をかけずに。

(管野)ロシアでプーチンがやっているね。

(フルフォード)あと、日本の借金を全部チャラにできる。今の永田町人たちはみんな奴隷役者だから、それができないんですよ。

(管野)みんなアメリカから袖の下をもらっているから。

(フルフォード)例えば、小泉ジュニアの上はサッスーン財団です。小泉ジュニアが自分の派閥を立ち上げるとき、その傘下の議員が各自数千万円もらった。そのことをサッスーン自身に確認を求めたら、ノーコメントだった。永田町も完全に汚染されている。本当に純粋な人たちはいるんだけれども、何もできない。

<過去の支配体制の崩壊>

(フルフォード)北朝鮮というのは、リンクもしているけど、派閥もあるわけですね。第2次世界大戦で勝った派閥は、2000年のアメリカ大統領選で結構失脚した。あの人たちは温暖化の派閥、アル・ゴア。世界エコ税をかけて世界政府を誕生させようとした。避妊とかそういう形

で人口を減らすという穏健派です。

 第2次世界大戦で負けたナチスと日本軍がつくった北朝鮮という国は、戦後ずっと連携をしているんです。ドイツの潜水艦基地がサオトメ(SAOTOME)という大西洋の島とニューギニアにあって、それを使って世界の麻薬を密輸した。北朝鮮は覚醒剤、中国の国民党の残党などがヘロイン、南米のナチスはコカイン、それで自分たちが世界ファシスト政府を誕生させるニューワールドオーダーのたくらみがずっとあった。

<日本人に必要な処方箋“正しい情報”>

(管野)本当にお伝えしたいことは、教育もさっき言ったとおり、頭の悪い生徒は1人もいないし、認知症になって完全にほうけているみたいなおじいちゃん、おばあちゃんもきちっと正常に戻れる新しい医療がもう始まっている。常識をまず払拭することが1つと、それから、医療もそうですね。例えば今、いろんな病気があって、治せない病気が全世界に7000くらいあるわけです。病気の種類は何十万とありますけど、そのうちの7000が、答えも何も出ないという病気です。でも、これも実はそうじゃないということですね。いろんな治し方がある。

 その原因を考えたときに、同時に出てくるのが治療の仕方ですね。原因も考えないで最初から治療をしようとすること自体に問題がある。そういう対症療法にいつの間にか僕らは毒されてしまっている。本当の情報をかき集めましょうということ。

<ドラゴンファミリー>

(フルフォード)ドルやユーロをつくる権利の大もとを持っているドラゴンファミリーというのは、これが終わったらすごいおカネを出すんだってね。世界のために、天文学的な数字をワーッと世界中に出すと話している。

<ロスチャイルドが下っ端?>

(船瀬)東インド会社で、300人委員会ができた。

(フルフォード)結局、全部の資源を買ったために、インド人の3割が餓死したとかいろいろあったんです。別に彼らは悪いことをしているつもりはない。ただ全部買いあさって、「みんな餓死しているね。かわいそうにね」という感じで、さかのぼると、そのメンバーがまだいる。その人たちが本当の世界のトップだった。上が変わると、下にぶら下がっているものが変わることになってしまう。

(船瀬)陰に隠れていた連中が少しずつあらわれてきたということなのかな。

7兆ドルを有効に使え!>

(フルフォード) 僕も、最初、民主党から立候補して、日本の外貨担当の仕事を何とか手に入れて、7兆ドルを使って世界をよくしようと思っていた。日本に帰化して、民主党の青年キャンプに行って、ペコペコしていろんなところに根回しした。民主党が与党だったときの上院のトップ、石井一さんに会って、外貨を使って世界をよくしようと言ったら、「彼に聞いてください」と。永田町の裏のビルにいるおじさん。

――川坂信二さん?何かの本に書いていました。

(船瀬)いわゆる民主党の黒幕だ。

(フルフォード)彼は100人くらいの政治家を操っているというわけ。上院のトップの上にいる。わけのわからない研究所の人。その人は選挙で選ばれたわけでもないし、国家試験に受かったわけでもない。その人の上に行くと、今度は外国人が出てくる。ボイス・オブ・アメリカのスティ-ブ・ハーマンとか。そこからサッスーンとかロックフェラーとか、ああいう人たちが出てくる。要は、自分で探って、日本の永田町は全部劇場だということがわかった。

(管野)あそこにあるホテルは、地下で国会とつながっている。

(船瀬)ディレクターとプロデューサーが上にいたわけだ。

(フルフォード)そのルートでダメだったから、僕は蚊帳の外で活動する羽目になった。

・(管野)ずっとさかのぼると、今の話の延長線でいくと、例えばレーニン、スターリン、あの辺から全部、出来レースじゃないですか。

(船瀬)ロシア革命からね。

(フルフォード)要はロシアの王様が石油利権をロックフェラーに渡したくないために、ロックフェラーがレーニンとかトロツキーにおカネを出して、軍隊を提供して、革命を起こした。当時、カナダはレーニンとかトロツキーを一回逮捕したんですよ。ニューヨークからニューファウンドランドに行って、カナダに捕まった。こいつら、革命を起こすから、ロシアに送るわけにはいかないと言ったけど、カナダに相当圧力がかかって、結局行かせた。それでロシアで革命が起きてしまった。当時のツァーリは英国王室のいとこなんですね。

(管野)基本的には、ロスチャイルドとしては、ロマノフ王朝の財宝を全部取りたかったんでしょう。もう1つは、自分の格を上げる。

(フルフォード)だからロックフェラーなんですよ。ロスチャイルドとロマノフは既にいとこ同士ですから。みんなビクトリア女王の孫なんです。ドイツの王様もイギリスの王様もスウェーデンもみんな家族で、ロックフェラーは外の者だけど。だから、ロシア革命というのはロックフェラー対ロスチャイルドでもあった。

<歴史は全部“やつら”が創作する出来レースに過ぎないことを知れ!>

『陰謀論とは何か』  権力者共同謀議のすべて

 副島隆彦   幻冬舎新書    2012/11/23

<陰謀論の一覧 ウィキペディアから抜粋   2012.9.5現在>

<陰謀論の主体とされた組織>

・陰謀論では、特定の集団を陰謀の主体として槍玉に挙げる傾向がある。

•ユダヤ陰謀論

1.ユダヤ人が紀元前の時代から世界の政治、経済、軍事を支配し、強く影響を及ぼしていた事に端を発する陰謀論。

•新世界秩序陰謀論

ビルダーバーグ会議、外交問題評議会(CFR)、英王立国際問題研究所(RIIA)、日米欧三極委員会など4つの会議又は委員会の主催者はデイヴィッド・ロックフェラーである。存在は公式には確認されていないが「三百人委員会」、「33人評議会」、「13人評議会」等の組織を陰謀論者は総称して「新世界秩序」と呼ぶ。

 フリーメイソン陰謀論やイルミナティ陰謀論もこれに含めて考えることがある。

•財閥陰謀論、王室陰謀論

1.ロスチャイルド、ロックフェラーなどの巨大財閥や、イギリス王室、オランダ王室などが陰謀の主体であるという考え方。

•アポロ計画陰謀論、5.地震兵器、6.中央銀行陰謀説、7.ノーベル賞陰謀論、8.冷戦やらせ説、9.日露戦争陰謀説、10.ホロコースト捏造陰謀説、11.真珠湾攻撃についての陰謀説、12.イラク戦争陰謀説、13.ジョン・F・ケネディこん暗殺についての陰謀説、14.ダイアナ元英国皇太子妃暗殺疑惑、15.エイズウイルス陰謀説、16.新型肺炎SARS、鳥インフルエンザ陰謀説

・このウィキペディアの×「陰謀論」の項目は、全部で80数項目あります。

<宇宙人、イルミナティ、ロックフェラー話をどこまで同列に扱うか>

――あのー。ここで編集部からのお願い(要望)です。陰謀論と言っても中身はさまざまです。宇宙人の話もあります。UFOや、爬虫類人が人類になりすまして地球を支配しているといったものまであります。それから日本でも1980年代に入ってから騒がれたユダヤ陰謀説、イルミナティ、フリーメイソン、ロスチャイルド、ロックフェラー陰謀説まであります。この本ではとりあえず、宇宙人の話(笑)は、この物語をそれぞれ独自に楽しんでいる独特の皆さんにゆだねまして、ユダヤ人やロックフェラー、ロスチャイルドなど、実在して巨大な金融や財力を持っていることがほぼはっきりしている人々の陰謀を中心に、話を進めてもらいたいのですが。

(副島)そうか……。残念ですね。私はまず、宇宙人、とりわけ爬虫類人(レプティリアン)の話から始めたかったのですが、みんな本当は胸をドキドキさせながら、こういう話を聞きたいんですよ。残念だなあ。「陰謀論なんか信じているようなヤツは、頭がおかしいんだよ。バカな奴らなんだよ」と、こういう宇宙人や霊魂の存在の話を、鼻で笑って、せせら笑う人たちがいます。

 ところが、ですね。そういうマジメ人間の「おれはまともだ。正常だ。あんな頭のオカシイ連中とは違う。おれ(ワタシ)は社会常識のあるきちんとした人間なんだ」と自分のことを正常人として立派に生活していると思い込んでいる、そういう人ほど、案外、この手の陰謀論の本を隠れてコソコソ書店で手に取って、読んでいたりするんですよ。…………そう、アナタ、アナタのことですよ。胸はドキドキしてワクワクするでしょう。

・ですからこういう途轍もない、異星人による地球の支配とかの、バカ話を、それを密かに読んでいる、マジメ人間たちが案外たくさんいるんです。私には分かるんです。そういう人たちの存在が、それでもいいんですよ。地球外生命体の話の(書物の)面白さに引き込まれてゆくのも、人生の楽しい過ごし方だと思いますよ。陰謀論の本にあえてハマってみることも新しい世界の発見です。それは新しい癒しの方法です。

・今、陰謀論は、スピリチュアル(精神世界)の世界と融合しつつあるのです。こんなにキツい世の中に生きていて、頭(脳)が壊れそうな厳しい競争ばっかりさせられている。本当に私たちに必要なのは、陰謀論の世界という新しい癒しだ。それは「アレ?ヘンだな」と疑ってみることから始まります。私の書く本は、そういう生マジメ人間たちにもかなり読まれています。

<世界の財閥による「共同謀議」は確かに有る>

・まず、金融ユダヤ人という言葉でいいと思うのですが、世界の金融・経済の一番大きなお金、資金を握っている人々が、おそらく今の世界を公職の人事面から操っている人々だと私は思います。このことを私は否定しません。むしろ肯定します。

 世の中はやっぱり平等でも公平でもありません。民主政治というのは形だけで、実質は、特権的な人々によって、私たちの日本も上から動かされているのだと思います。

・米欧日の先進諸国の大銀行や大企業の運命までも、ずっとずっと上の方で決められている。当然、小さな国々の運命も制御されている。そのように世界が動いている、と私は思っています。つまりお金の力で各国の大統領や首相や閣僚(大臣)たちの人事まで動かされている、ということです。だから、やっぱり本当のお金の話が大事なんです。

・項目の3つ目の、欧州のロスチャイルド財閥とアメリカのロックフェラー財閥を筆頭とする世界的な巨大財閥の動きを中心に描いた金融・経済の本を、私はもう20冊ぐらいこれまでに書いています。それらは、かなり売れまして、日本の読者層に広く読まれています。自分で言うのも何ですが、私の考えはそれなりに流布して浸透しています。

<「陰謀」と「権力者共同謀議」は意味が違う>

・国家とか巨大企業や世界的な大事件などを、上の方から操って動かす人々が実在します。現在で言えば、ニューヨークの金融財閥たちで、世界を現に支配している。「彼らこそは、巨悪なのだ」と糾弾する立場がコンスピラシー・セオリーです。私はこの立場です。だからこれは「権力者共同謀議(は有る)理論」と訳すのが正しい。世界の一番上の方にいる、一番ワルい権力者たちによる共同謀議というのが有るのだ、という立場です。このことをはっきり言っておきます。

<ケネディ暗殺以後に始まった「権力者共同謀議(は有る)理論」>

・(副島)1963年の1122日にジョン・F・ケネディ大統領が現職のままテキサス州のダラスで暗殺されました。アメリカ国民に大変人気のある優れた大統領でした。世界中で人気があった。私はこの時10歳で、小学4年生でした。

・ケネディが殺された直後から、アメリカ国内でいわゆるコンスピラシー・セオリストと呼ばれる人々が湧き起こったのです。アメリカの本物のデモクラシー(代議制民主政治体制)が、一部の特殊な人間たちによって破壊され奪い取られていった。そのことに激しく怒り、絶望した人々の中から大きな疑念が生まれました。自分たちは支配され、操られている……と。

・このケネディ暗殺の真の犯人たちのこともはっきり言わなきゃいけない。それは、イスラエルの情報機関モサドとアメリカの中央情報局のCIAの一番悪質な一部、それにFBIのフーバー長官の周辺とそれから、やはりケネディ家という勃興したアイリッシュ(アイルランド系)の新興財閥に対して、憎しみを持っていたロックフェラー家を筆頭とするニューヨークの石油・金融財閥が一番上にいて、彼らが共同で行ったものである。

2039年には、アメリカ政府の調査資料が公開されることになっています。これから27年後です。その時には大きな真実が公然と明らかにされることになっています。

<私、副島隆彦の立ち位置>

・大きな真実を求めて、それらを探り当て、表に出して、皆に伝えるべきなのだ。

・私自身の内面の炎を分かってくださる人はまだまだ少ない。それでも我慢強く、もう30年近くも物書き、言論人として書き続けて、100冊以上の本を出版した。だから、それなりに理解者を日本国内に持つようになった。5万人から10万人位の読者の味方を得ていると思っています。そんなにはいないかなあ…(笑)。

<共同謀議をする側は結社(組織)を作り、社会を操る>

・それに対して、私たちコンスピラシー・セオリスト(真実の言論派)に対して、権力者共同謀議をする側の人々というのは大きな資金を持っていますから、大きな結社を作っています。この秘密結社というのは、英語で言うとザ・ソサイエティthe societyと「ザ」theがつく。特別なものなのです。秘密結社は、ザ・シークレット・ソサエティですね。そして、そこで世界の大きな流れを自分たち、特別な最高支配者たちが予め決める動きをします。

・これらの表面に出ている表側の団体が、いわゆるダボス会議です。正式名称は、「世界経済フォーラム」WorldEconomic Forumと言われています。これには日本の首相たちも喜んで飛んで行く。たった2時間ぐらいのレセプションに参加するためだけに、わざわざ政府専用機で飛んで行きます。出席すると何か特別な秘密のお金をもらえるらしい。本当ですよ(笑)。公式の公的な会議でもないのに。まったくの特別扱いです。

 日本人は、ヨーロッパの貴族たちから嫌われて「あんなアジア人たちなんか中に入れるな」と仲間はずれにされた。それでビルダーバーグ会議の他に、もう一つ作られた。それが「日米欧三極委員会」です。これが1972年にできました。アメリカ白人の、主にロックフェラー系の財界人たちを顔つなぎに日本にまで連れてくるための箱です。

・「陰謀論」は日本では「一般的によく知られた事件や歴史の背後に別の策略があったとする、信憑性に乏しい説」とされる。だが元のconspiracy theoryを正しく訳せば「権力者共同謀議理論」。1963年のケネディ大統領暗殺をきっかけに、米国の民主政治が特殊な権力者たちに操られているのではないかという疑念と怒りから広まった理論である――。

『最高支配層だけが知っている「日本の真実」』

副島隆彦 編著   SNSI福島国家戦略研究所  2007/2/15

<なぜ一般国民には大きな真実が知らされないのか?>

・本書が提供するのは「日本の最高支配層の人間たちだけ」が知識と情報として占有し、隠し通し、一般国民には絶対に近づくことをさせなかった諸真実である。

・その理由は、現在の世界覇権国であるアメリカ合衆国の属国群のひとつであり、しかも属国の優等生として卑屈極まりない現状にある私たち日本国の支配層の人間たちが、帝国からもたらされる高度の情報と知識を独占することによって、それら最高情報が生み出す価値を自分たちだけで享受し、そのことから来る圧倒的な優位性によって国内権力者層として存在しているからである。

<安倍晋三の奇怪な変節と「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」 副島孝彦>

<「ザ・カルト・オブ・靖国」と名指しされた安倍新政権>

・昨20069月に成立した安倍晋三政権は、もともとの性質であるタカ派から一転して、中国への奇怪な謝罪外交に転じた。今の安倍政権の裏側で起きている真相をこれから暴くことにする。

・安倍晋三首相たちはなんと、現在、アメリカの政治家たちから、「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」すなわち、「靖国神社を狂信するカルト集団」と、ひそひそと呼ばれているのである。ここに至る異常事態について、一連の出来事の裏側で起きていることを、9月に成立したとたんに、タカ派から一転して謝罪外交に転じたのである。

<タカ派側近の「異様な沈黙」は何を物語るのか>

・安倍首相は、「自分の(自民党総裁としての3年の任期を2回更新することで)任期があるこれからの6年間のうちに、憲法改正を、粛々と行いたい」などと、新聞に言うだけは言った。しかし、その声は、どもり勝ちであり、控えめなどというものではなかった。

 安倍は、明らかにうろたえている。一体、日米関係の裏側で、何があったのか。

<「昭和天皇・富田メモ」は米国の意思がリークさせた>

<民族派・愛国派の構想を瓦解させた「異変」>

・安倍政権が成立する以前には、安倍は明らかに“強硬なタカ派”として名実共に知られていた。国内外のほとんどの勢力から、安倍が後継首相に就任したら、小泉純一郎政権と同じ程度か、いやそれ以上に強烈に親米的で、対アジア外交で強硬な軍事政策までをも推進する政権になると警戒する人々が多かった。この私も、てっきりそうなる、と思っていた。ところがこの直後に急激に反転した。8月ぐらいから雲行きが怪しくなって、安倍たちは、どんどん追い詰められるようになった。

<アメリカの手先「ポチ保守」連中の狡猾な立ち回り>

・これまで何十年の間、「自分こそは、アメリカと共通の価値観を共有する自由の国の、もっとも誇り高い人間だ。中国やアジア諸国の肩を持つような、左翼やリベラル派の人間たちのような精神の曲がった人間たちを軽蔑する」と豪語してきた人々だ。自他共に、強気一点張りの親米派の代表だと思ってきた。それが、こともあろうことか、アメリカの国家情報機関から、「彼ら、日本の保守言論人たちは、密かに、アメリカからの日本の自立、離反を目指しているようだ。どうも危険な煽動家たちです。戦前と同じような日本軍国主義の勢力である」と、分析され認定されることが一番怖いのだ。

<アメリカ大使館が仕掛けた「日本の思想警察」復活説>

・このようにして、安倍応援団は目下、激しい意欲喪失と絶望感に見舞われていると言っても過言ではない。ポチ保守雑誌の二大筆頭であり、一時期は今にも「日本のネオコン派」を名乗ろうとまでしていた、文藝春秋の『諸君!』誌と、産経新聞社の『正論』誌の編集部の内部の、内心での周章と狼狽ぶりは、聞きしに勝るものである。今や、どうやってこの自分たち自身が蒔いた種の煽動言論で自ら招いた難局を乗り切れるか否かで、激しい混乱の極致にいる。

・日本におけるまっとうな保守派の健全なオピニオン・リーダーを自認してきた者たちとしては、自分たちが、アメリカからこともあろうに、「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」すなわち、「靖国神社を狂信するカルト集団」とまで言われることになろうとは、思いもしなかったことだろう。まさしく晴天の霹靂であろう。

・このヤスクニ参拝問題が、実は、日本国内にある「秘密の、自力での核兵器保有計画の実施勢力」の問題と重なって、日本国の安全保障までをも危うくしたことの責任問題が、今のところは、日本国民に見えないように上手に隠されている。だが、そのうち露見するだろう。アメリカには鋭く察知されているのだ。

<「奴隷国家・日本」を世界に暴露した「ヤスクニ火遊び」>

・このように、小泉がはじめた数年前からの靖国参拝の政争化の狂騒は、日本の対外的・外交関係としても、絶対にやるべきではなかった。私たちは、アジア諸国の怒りと不安を本当に掻き立てたのだ、と知らなければ済まない。

・首相の靖国参拝問題(小泉の狂騒)はまさしく、子供の火遊びであり、児戯であった。それがどれくらい今の日本を結果的に追い詰めたかを、率先して音頭を取った人々は深く反省しなければならない。自業自得の罪である。今はまだ強がりを言って、日本のアメリカの手先=ポチ保守の保守言論人たちは、何事もなかったかのように居直っている。

・せっかく日本の力、とりわけ経済力と技術力を期待してきた、東アジアのASEAN諸国の期待も大きく裏切っている。「日本は、アメリカの言いなりになって、何も出来ない国らしい」と、ASEAN諸国の指導者たちからも、失望と幻滅を買っている。

<「美しい二番目国家」から「衰退国家」へ転落した日本>

・だから、前で言ったごとく、「何があっても日米同盟優先で、アメリカに振り捨てられないように、しっかりとついてゆく。美しい二番目国家」などと、くだらないことを言い続けた者たち(代表、岡崎久彦氏)の責任は、ものすごく大きいのである。彼らの深慮遠謀の無さが、結果的に日本を窮地に追いやった。自分たちでは勝手に自惚れて、自分は深い策謀の出来る人たちだと、思い違いをしてきた分だけ、それだけ日本の外交戦略を深く誤ったのである。それが、上述した、「対外関係を無視した、靖国神社への首相による強行、という子供の火遊び」と私が言う所以である。

<靖国神社「遊就館」展示を恫喝した「岡崎圧力」>

2006年の靖国騒動を契機に、東アジアでの外交に於いてメイン・プレーヤー(主要な交渉者、出演者)の位置から、引き摺り下された。このことが明白になりつつある。その前に、199810月からの「金融ビッグバン」の策動、すなわち「外国為替管理法の大改正」で、外資が自由に流れ込んでくることを許してしまった。そのために金融・経済の場面でアメリカに国内資金を流出させられ、かつ金融部門をはじめとする国内の大企業群を次々に乗っ取られた。このために、この10年で日本は国力をひどく低下させた。このことが日本が陥った苦境の最大の要因であり下地、土台だ。

・日本のこの衰退、低迷を外交・政治場面から仕上げたのが、「首相の靖国参拝という火遊び」である。だからこれをやった者たちの責任は重い。小泉は、ただ単に金融経済政策でアメリカのお先棒をかついで国民を騙したことで大失策を演じただけでなく、外交・政治の場面でも「ヤスクニ」という大失策をやらかしたのである。

<「呼び出された」麻生外相、「アメリカに疑われた」安倍首相>

・ライス国務長官は、この時の首脳会談の席で、日本および韓国の両国の首脳に、「日本と韓国は、独自の核兵器保有のための核開発は絶対にやりません」と堅く約束させたのである。安倍首相自身が、そのようにライスに約束したのだ。

・同じアジア人どうしが、たがいに争いあって、憎しみあって、軽蔑しあって、よいことなど何もない。アメリカにまたしても煽動されて、争いと憎しみをアジア圏にまき散らされるだけだ。それには公然と反対しなければならない。

<「みんなで参拝する国会議員」の呆れた暢気ぶり>

・「戦争をやめて世界中が平和になれ」と言ったからといって、現実の世界はそんなに甘くは動かない。そういうことは私もよく分かっている。人間の世界に、どうして必要以上に争いと憎しみと悲劇がこんなに持ち込まれるのか。それは、ウォー・エコノミー(戦争経済)、ウォー・ブースト・エコノミー(戦争“刺激”経済)という思想のせいである。戦争をすることで、それによる大破壊で、兵器と物資を大量に燃やし尽くすことで、それで経済を刺激する。溜まった在庫(過剰生産、サープラス)と、過剰生産設備を破壊することがどうしても必要だ。戦争という大破壊で人もたくさん死ぬ。だが同時にそれで国民経済を刺激して、それで新たな需要を生んで、それで経済を活性化させる。そうやって戦争で好景気を計画的に出現させる。そうしないと、人間世界の経済は保たないのだ。

 戦争は悪だ。だが経済と景気にとっては、無くてはならないものなのだ。このことを私たちは知らなくてはならない。この理屈も現実も私は、普通の人の百倍は知っている。


by karasusan | 2016-12-14 20:24 | その他 | Comments(0)