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私も自分が経験するまでは、本で読んだ知識しかありませんでしたから、実際にその現場に当事者として参加すると、その日を境に人生観が変わりました(1)

『死ぬことが怖くなくなるたったひとつの方法』

「あの世」をめぐる方法

矢作直樹  坂本政道   徳間書店  2012/7/21

私たちは皆、他の惑星・星団からやってきた

モンロー研究所の話に戻しますが、参加者の多くが体験するのは「人生は今回だけじゃない」ということです。一般に輪廻転生と聞くと、1人の人間が時代ごとにさまざまな人物として生まれ変わり、さまざまな人生を経験するというイメージですよね。

・私の場合、それまではオリオンとかプレアデスとか、いろいろな星を体験して地球に来ましたが、地球に来たのはつい最近のような気がします。ここ100年とか、そこは正確にわかりませんが、その後、一挙にいろいろな時代の自分を体験しています。ちなみに1番初めの自分は60億年前の自分だと言われました。地球が出来る前の原始太陽系で、大きな岩を体験していたようです。今の自分と過去世の自分とで人間としての自分は大体100人くらいがいるようです。人以外にも多数の生命体を体験しています。

<向こう側のエネルギーをこちらへ降ろす>

・私は長年の自分の興味もあり、今いくつかの研究をスタートしています。

その一つに、うちの会社と別の機関による共同研究がありまして、そのうちの一つにフリーエネルギー関連の研究があります。

輪廻転生を誰もが理解できる時代へ

・こういう対談をしている間にも、世界中の大学の研究者や企業の研究機関で、さまざまな研究が進展しているのだと思いますが、同時にフリーエネルギーが世に出てきたら、今の経済や産業界の古い枠組みというか仕組みが、リセットされていくでしょう。

・そもそも私たちが生まれた理由は「意識変化」のためです。

 本書でも何度も出ている話ですが、輪廻を認めることのできない社会レベルでは進化も何もありません。しかし輪廻という事実を抜きに考えても、私たちが「この世」に生まれてくるのは意識変化のためだろうなということは、理屈抜きで感じます。

細かい設定はガイドとの共同作業でやる

・モンロー研究所の専門用語を使うと、フォーカス27という意識レベルがあります。輪廻の中継点とも呼ばれますが、生まれる前にはそこに必ず行き、そこを通過してから生まれてきます。

 そこで自分のガイドと、面と向かって2人で、あるいはもう1人くらいが加わって3人くらいで、「次の人生、どうしましょうか?」と相談するわけです。

 その時に、あなたの人生はこうですからと、いろいろ見せてくれます。今度はこれを学んだらどうでしょうか、いやそれは嫌だなみたいな、言ってみれば交渉ですね。いろいろとそこで議論しますが、最終的には「ではそれで」と落ち着きます。

モンロー研究所のあるプログラムで、今後の自分の人生について知る機会がありました。人生全体が1本のトンネル状になっているのです。そのトンネルの中に自分がいたんです。

 ちょうど私が50歳の時で3分の2くらいのところに自分がいて、手前側はトンネルの周囲がデータみたいなものでびっしり詰まっていました。その先3分の1は何もありません。一応、筒だけはありましたが、残りが3分の1くらいあったので、その時50歳だったから75歳くらいで死ぬのかと思いました。

 トンネルの向こう側にハッチがあり、ハッチを開けて出て行くと、女性が待っていました。アジア系、多分ポリネシア人っぽい感じですが顔はアジア系です。その人が誰なのかはいまだにわかりませんが、先に行くと、そこに未来の自分が待っていました。

多次元とも一瞬で全部つながる

・坂本さんが言われたように、前世が終わって後にミーティングをして次の人生を選ぶという仕組みは、私自身も以前からイメージとして感じています。

・点の密度とか、大きさの違いは当然あるけれど、それぞれの点が全部勝手に浮かんでいるわけではなく、相互にエネルギー面で作用しています。何かこう、だだっ広い空間ではなく、大きな世界は点の集まりという感じがします。

 ですから、他の次元とも一瞬で全部つながるわけです。意思も通じます。

過去世にも他の惑星にも多くの自分が存在する

・自分もそうだし、物質もそうだし、自然もそうだという、そういう意味ですべてつながっているという言い方はできますが、それプラス、さらに自分というものが同時多発的にいろいろな場所に存在することも忘れないでほしいです。

 過去世にも他の惑星にも、いろんなところに他の自分がたくさん存在し、自分はすべての自分とつながっているということを、ヘミシンクは体験させてくれます。

振動数を上げて非物質のちょっと上のほうまで行くと、自分が大勢いて、その意識が全部つながっているなとわかることがあります。さらに上のほうへ行くと、もっと大きな自分になり、いろいろな自分だけでなく、いろいろな人たちとつながっている感覚がわかります。

 自分の仲間とか、過去世での知人とか、全部つながっています。

 さらに上に行くと、もっと大きな意味でのつながりを体験します。

 それは、ある程度の集団としての人類意識です。人類の集合意識と呼ばれるところにアクセスできるようになると、人類レベルでのつながりが理解できます。

 さらに上に行くと、今度はもっと大きな生命系単位でつながっている感覚や意識を実感します。自分が銀河系くらいの大きさにまで広がり、銀河系のあちこちに自分というかいろいろな生命体がいて、それらが全部つながっている感覚があります。

 ヘミシンクを使うと、みんな確かにつながっているのだなという事実を実感できます。

これはすごいなと思います。

 仏教で「自他同然」という言葉があります。まさにあの感覚です。

人間は本来、意識の壁を持たない存在

・とんでもないことでなければ、仕事はすべて何かしら社会の役に立つわけですから、どんなものを選んでもいいのかな、という気がします。それはまた、育った時代というか育った風潮というか、そういう影響も強く受ける感じがします。

 本来人間というのは、いい意味で意識の壁を持たない存在です。

 そういう縛りから離れて、本来の内なる声に従い、潜在能力を発揮する生き物です。

自分がつくる自分の人生

・自分の体験することはすべて自分がつくっているということは、いうことです。これまで、やれ社会のせいだ、会社のせいだ、親のせいだ、あいつのせいだと他者のせいにすることもあったのですが、そうではない。自分が自分の体験することをつくっているのだ、すべては自己責任だという事実に気づくのです。ある意味、自分が創造主だったと認識することなのです。

・でも高次の存在たちは異口同音に「そうじゃないんだ、人は皆自分の思い描いた通りに生きているんだ」と言います。なんでそんな違いがあるのかというと、「自分の思い」というときに、高次の存在たちは我々の潜在意識までを含めるからです。そして、顕在意識と潜在意識の両者からできている自分の思いがそのまま具現化されているのが自分の人生なのです。

 自分の意識のうち顕在意識は1割で、残りの9割は潜在意識と言われています。潜在意識には不安や恐れ、怒りなど抑圧された感情が隠れています。そのため潜在意識で思っていることと顕在意識で思っていることに大きな違いが出てきます。顕在意識ではこうしたいと思っても、潜在意識ではまったく逆のことを思っていることもあります。

 でも、潜在意識も自分の意識に変わりはありません。ですから、自分が自分の人生をつくっているというのは本当です。

輪廻回数と物欲は反比例する

・アメリカはいまだにシリコンバレーを見ても、新しいことにチャレンジする人がたくさんいます。もちろん世界中からの移民がそういう原動力になっていることも事実です。

 もしかしたらそれは、国が若いというか国民全体の平均的な輪廻回数が少ないから、そういう好奇心のエネルギーが爆発的に湧くのかもしれません。

 アメリカ人は新しいビジネスやお金が大好きですが、そういうのも輪廻の回数による意識レベルによる影響なのかもしれません。

思いは「あの世」に直に通じる

<「あの世」と「この世」はひと続き>

・多くの人が向こう側の世界がどういう世界なのかをよく理解し、実際に「この世」と「あの世」の往来が自由にできるようになり、その習慣に社会全体が馴染めば、不安や恐怖感は次第に薄れます。怖がる必要がありません。

・ちなみに死後世界にはさまざまな世界があり、中には変な世界がありますから、そういうところに行ってしまって苦しむことがないようにするにはどうしたらいいのかとか、そういう知識もノウハウとして知っていれば、変な世界に行くこともないでしょう。

 生きている間に死後世界を体験し、その中の輪廻の中継点と呼ばれる世界へ行けるように練習しておく、さらに自分のガイドとつながりをつけておけば大丈夫です。

ヘミシンクには、そろそろあの世が近づきつつある方のためのCDもあります。

ときには死について考えてみる

・ヨガで言えば「マハーサマディ」(自らの意思で肉体を離れること)ですね。ヨガの聖者は自分の最期の瞬間がわかるといいます。向こう側と通じていますからね、そろそろお暇しますと言って、ちゃんとこう3回回転して、ヨガをしたまま亡くなるというのを普通にやられているそうです。究極はやはり、そういう体験学習ということになるんでしょうね。

この部分に関しては、欧米諸国の中でもアメリカが進んでいるように見えます。アメリカはスピリチュアル先進国ですので、実にいろいろな書物とか文献があります。

 終末医療をやっている医師が書いた本もあって、うち1人の著者は、亡くなる人はそれまでにさまざまな葛藤がありつつ、最期の数日から数時間のオーダーで周囲に無関心になることを見つけています。その時間で死の準備をしているというか、向こう側が見えているのではということまで書いています。

・私は母を降霊していただいた経験がありますが、それこそ降霊を見ていると、一瞬にして「個性の存続」を感じます。

 それは現在、我々が持っている物理や医学程度の知識で想像のつくものとは全然違います。本当にそこにいるわけです。ですから、それまで自分が持っていた価値観が変わるのは本当に一瞬です。

 ちなみに降霊は国学では帰神法と呼ばれるそうです。

 本物の降霊は、霊媒と降霊役兼審神者役(サニワ)による2人の合作です。霊媒に降霊させ、降りてきた存在がどういう霊であるかを判断できる審神者の方が一致しないとダメです。

 私も自分が経験するまでは、本で読んだ知識しかありませんでしたから、実際にその現場に当事者として参加すると、その日を境に人生観が変わりました。母親しか知らない、身内しか知らない話を、すらすらと始めた時には何事かと思いました。

<第3密度から第4密度の価値観へと移行する>

今、個人的にワクワクするのは、さっきの話で出たフリーエネルギーとか、エコ関連の究極商品とか、UFOとか、要するにその手のものですが、(笑)、そういうのが世の中に出てくれると私だけでなく、恐らく世界中でワクワクする人が続出すると思います。

 ここ10年ほどで世界的なスピリチュアル・ブームになったこともあり、前世占いとか、異次元の情報とか、見えない世界の話全般にワクワク感を抱く人が増えています。

 そしてそのワクワク感が時間を追って知識となり、現在の世界が第3密度からさらに上の世界である第4密度的な価値観へ移行する、つまり我々自身が変容していく必要があるわけです。

 その価値観のシフトこそがアセンションです。

<良心は大自然のエネルギーで増幅する>

・ちなみに生命エネルギーは大自然から受け取るエネルギーで増幅します。都会に住んでいると心が荒んだり、寂しくなったり、ストレスが増幅するのは、自然環境が極端に少ないからです。周囲への思いやりも減少を続け、気がつくとおかしなものに憑依されます。

 だから定期的に自然と触れ合えることが理想です。

 触れ合うことで、生命エネルギーの枯渇分をチャージできるのです。

やはり日本のハイテクは切り札になる

・いろいろなことを妄想というか連想すると、やはり日本が世界に誇る技術と言えば、自然に優しい方向のビジネスであり、その産業と、それを生み出すイノベーション(技術核心)です。

 原発を世界に売ろうとしても、うまくいきません。一部の儲け重視の人以外、誰も楽しくありません。世の99%以上の人がワクワクしません。

 フリーエネルギーまで一気に行かずとも、既存のものでもそれらを改良するとか、開発レベルを上げるという研究努力で、まだまだありそうな気がします。

<地球と共に生きていく思想>

・最近、世界中で起きている天変地異も、地球つまりガイアが怒り狂っているじゃないかと私は思います。

・ここでのポイントは、どうすればコミュニティー単位でもっと農業回帰ができるかという点です。日本は素晴らしい農業国家です。水資源も豊富で、土もいい。やはり、農地に関するこれまでの足かせというか、多くの規制を思い切って取り外していくことも検討課題の一つかもしれません。

<日本の水を世界に提案すること>

フランスとかスイスとか、はるばる遠くから持ってきた水を日本人はありがたがって買って飲んでいますが、私に言わせるとこれほどバカな話はありません。

 日本には素晴らしい水がたくさんあるわけですから、もっと自信を持って日本の水を世界に提案しましょう。真っ当なビジネスにできると思います。これが本当の水商売(笑)。

 水がない国、枯渇している国は、世界的に見ると結構、多いのです。水そのものはあっても、飲めないのです。

<「知足」と「利他」の精神>

・そういう技術力と並び、日本が世界に誇れるのが「知足」の精神と「利他」の精神です。知足の精神というのは、足るを知る、つまり必要以上に欲しがらないことを説いているのだと私は理解しています。

だからこそ、矢作さんが言われたように自分ができる範囲で、それがとても小さく、ささやかであっても、まず自分が今できることをやるのが一番正しいと思います。

 「この世」にいる段階で利他をすることは、決してムダではありません。むしろありがたいことです。

常識の壁を越えて

・死の恐怖を解消することができれば、人は心から安心し、自由な生き方をできるようになります。それだけ、死は人にとって大きな問題なのですが、それについて真剣に考える人はまれです。

 私はこれまでにヘミシンクを使って死後世界を探索し、それを『死後世界』シリーズ等に著してきました。

・しかも、彼のようなお医者さんは、口には出さないけど、結構いるそうです。対談中にも出てきましたが、実際の医療現場では物質オンリーの考え方では絶対に説明できないことが起こっているのです。それは患者の体外離脱体験とか、医療行為を伴わないヒーリングによる治癒という現象です。

 こういう現象を目の当たりにすると、そこに物質ではない何かの存在を仮定せざるを得ないことになるのです。医療現場に携わる方の中にはこちらが考えている以上に、こういうことに興味を持たれる方が多いようです。

・これからこういう方が医療だけでなく、さまざまな分野が出てくるのではないでしょうか。いわゆるオピニオン・リーダーと呼ばれる人たちです。

 そういう権威ある方々が、これまでの常識の壁を越えて、死後の存続とか輪廻とか、UFOや地球外知的生命体の存在についてまじめに話し出すようになるとき、日本は大きく変わっていくのではないでしょうか。その時いよいよアセンションし始めたと考えていいんだと思います。

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー 70人 Part4

全国の70人の専門家を徹底取材‼

  三楽舎プロダクション  2010/10/1

あなたの中にある無限の可能性の扉を開く  SARAH先生>

<オーラは内面を映し出す鏡>

・「今の生活や環境があなたのオーラの色に反映されます。そのため光輝いているオーラ、濁っているオーラが存在するのですが、疲れてオーラの

色が濁ってしまっているとき、それを悪いと判断するのではなく“今はちょっと疲れているだけ!”と前向きに解釈することで輝きが変わってきます」色や輝きにただ一喜一憂するのではなく、オーラの状態を深く読み取ることで現在の自分の状況に気づくことができるのだという。

・実際に取材者もオーラ撮影をしていただいた。方法は簡単で、パソコンにつなげたバイオセンサーに左手を置いてCCDカメラを見るだけ。するとパソコン画面にオーラの色が鮮明に映った。

<一度会ったらSARAH先生のファンに>

・先生は今年の7月、アメリカバージニア州にあるモンロー研究所でヘミシンクセミナーを受けた。ヘミシンクは人間の意識をさまざまな状態へと導くオーディオ・ガイダンス技術で深くリラックスした状態・睡眠・瞑想・知覚が拡大した状態・至高体験など通常とは異なる意識状態を体感するものである。一般的によく知られているのが体外離脱だが、亡くなった人と対面することもできるようになるという。

・「ヘミシンクを利用して意識的に体外離脱したいと思ったのが最初の、目的でした。そして亡くなった父に会いたいとも思いました。それらを自分で体験して“私は知っている”ことで、お客様に対してより安心していただけるようなカウンセリングをしていけるようになればと思ったんです。私にとってヘミシンクは対外離脱よりも、もっとすばらしい気づきを与えてもらえた、とても意味のあるツールでした。ここでの体験を生かして、意識や物事をネガティブからポジティブに変換させるアドバイスもさせていただいています」と先生は語る。

モンロー研究所では元FBI超能力捜査官“最強の千里眼を持つ”として知られているジョー・マクモニーグル氏にお会いした。もう個人セッションを行っていないマクモニーグル氏だが、彼は特別にSARAH先生をリーディングし、笑顔でこういったのだった。

あなたは寛大な人で、若いから未熟である、という理由で人を差別したりしない。だから多くの若い方があなたのまわりに集まってくるでしょう」と。マクモニーグル氏にはSARAH先生を慕い、サロンを訪れる若い女性たちの姿が見えていたのだろう。

ポジティブになることで必ず未来は変わる!

SARAH先生のカウンセリングや占いを受けた人から、たくさんの感謝の声が寄せられている。

・オーラカウンセリングやタロット占いを受けたほとんどの人が、現状をいい当てられたり、思いがけない未来展開に驚くが、SARAH先生は、「クライアントの方が気づき、ポジティブになることで、未来が変わるんです。私はただ、気づきのお手伝いをさせていただいているだけです」と語る。

・「どういうわけか、ユングやフロイトに興味を持ち始めました。その後、臨死体験をし、予知夢を見たり、体外離脱や明晰夢など、数々の不思議な体験をしてきました。そして、あらゆるスピリチュアルな勉強をしながら、自分の体験したことを、探求するようになりました。それからオーラ写真との出会いがあり、導かれるようにカモワンタロット占い、オーラソーマ、西洋占星術を学び、ようやくヘミシンクにたどり着いたと思っています。自分自身の探求はまだまだ続きますが、これらのすばらしいツールを活用し、結婚、仕事、同居、流産、子育て、介護、離婚などの経験を活かして、より多くの悩んでいる方にアドバイスしていけたらといいなと思っています」

『超意識 あなたの願いを叶える力』

究極の成功法則は自分の中にある!

坂本政道    ダイヤモンド社     2005/1/27

知らず知らずのうちに願望を実現してきている

・私は今までの半生を振り返ってみると、いろいろな時点で抱いた願望が、その後、曲がりなりにも実現されてきていることに驚かされます。それは、私自身が願望実現に向けて努力してきたということに負う面もあります。ただ、それだけでは説明がつかない不思議な巡り合わせや、はたから見れば運が良かったとしか言えないようなことも起こっています。

<マーフィーが説く潜在意識>

・マーフィー理論では、潜在意識の活用ということを説きます。潜在意識を活用することで、無限の富と成功が手に入り、あらゆる夢が実現できるとします。実はマーフィーの理論は、19世紀半ばにアメリカで始まったニューソートという思想の流れを受けています。それを20世紀に大きく躍進させたと言っていいでしょう

 マーフィー理論は潜在意識の力として、願望を実現する力と、ひらめきや夢での啓示をもたらす力(直感力)のふたつを挙げています。

・今の段階では、仮説の域を出ていないと言うのが正しいでしょう。

<願望実現の方法>

・マーフィーは願望を実現し、成功するための方法として、その著書でいくつものことを述べています。その中でマーフィー理論の根幹となる理論は次のように要約できます。つまり願望を実現するための秘訣は、以下の4点になります。

1) あなたの潜在意識は無限の可能性を秘めている。

2) だから潜在意識の力を引き出せば、何でも可能になる。富も名声もすべてあなたの思いどおりに手に入れることができる。

3) そのためには、「なりたい自分」をあらゆる機会を通して潜在意識に植えつける。成功をしている自分の姿を強く思い描く、その際、感謝の心を抱くようにする。

4) 良いことを考え、プラス思考で生きよう。

・自分の心での思いがすべてを決めているのだから、思いから変えていきましょうというのが、この理論の基本です。

 潜在意識は万能の機会であり、それを意識的にコントロールすれば、どんな夢も現実化すると言うのです。

 たとえば、「自分は豊かである」と心の底から思うのです。そうすれば、努力しないでも金持ちになれると、この理論は主張します。

 マーフィーの本には潜在意識を活用して、つまり「なりたい自分」を強く心に思い描くことで、願いを達成した人の実例がいくつも登場します。

・この手の実例がマーフィー本にはたくさん紹介されています。マーフィーはこういった実例を元に、次のように主張します。

「無限の富も、健康も、地位も、あなたが望むありとあらゆるものが、あなたのものになります。きょう、ただ今からあなたの人生に奇跡は起こるのです」

<直感力を与える>

・潜在意識はあなたのあらゆる願望を実現してくれるだけではありません。あなたが、難問に直面し、にっちもさっちもいかなくなったときに、「解決策がひらめく」という形で手を指し伸べてくれます。

 あるいは、事故に遭うのを夢の中で警告し、危機に遭うのを未然に防いでくれます。この例もいくつかマーフィーの本に登場します。

 つまり、潜在意識はさまざまなひらめきや、直感をもたらしてくれたり、また、夢の中で啓示や警告を与えてくれるのです。

<潜在意識とは>

・ここで潜在意識とは、私たちの通常の意識の奥にある、通常とはまったく意識されない意識のことです。

 人の意識の奥深くに入っていくと、そこには無意識が、そしてそのさらに奥に潜在意識と呼ばれる世界が広がっていると言われます。潜在意識の世界は、私たちが普段把握している部分に比べてはるかに大きいのです。私たちの意識も認知されている部分は、潜在意識層を含めた意識全体のほんの一部です。意識の奥深くには私たちが普段把握していない広大な領域が広がっています。

 その領域は個人の意識を超えて、広い範囲の人の意識とつながっていると言われます。カール・ユングはそれを集合的無意識と呼びました。

<マーフィー理論の主張は正しいか>

・マーフィーら潜在意識を活用した成功哲学を推奨する人たちは、潜在意識の持つ願望実現力と直感力を世に初めて明らかにしたという点で、私たちに大きな貢献をしたと言えるでしょう。

 私も、潜在意識と呼ぶべきかどうかは別にして、何か自分の力を超えたものが、自分の願望実現の手助けをしてくれていると思うことが、時々あります。また、それは、ひらめきや直感、心の声を、時として与えてくれるのです。

 私の今までの人生を振り返ってみると、こういった大きな力に随分とお世話になってきていると思えるのです。

<努力の有無>

・ただマーフィーの主張は、何か肝心なところが違うのです。マーフィー理論では、成功するのにもっとも本質的な「努力」という面があまりに軽視されているのです。何か、この理論は努力なしで何でも実現するかのような印象を与えます。

 マーフィーらが主張するように、潜在意識を活用すれば、あらゆる願望が実現できるのでしょうか。

<因果律は超えられるか>

・もうひとつ、マーフィー理論は、因果律を無視しているところが見受けられます。願望が実現するにしても、それは因果律を超えることはない、というのが私の体験してきたことです。

 因果律とは、手短に言うと、自分に起こることは、一切が、自分が今までに行ったことの結果であるという原理です。善いも悪いもすべて今までに自分がやった善悪の行為の結果で、それ以上でも、それ以下でもないのです。

<物欲を満たすだけでいいのか>

<努力なしでも願望は実現するのか>

・物理学の法則に反する願いは実現しない。

・生物学の法則に反する願いは実現しない。

・努力なしで実現できることは限られている。

・何かを実現したいと思うとき、その実現を手助けするような、自分を超える力は確かに存在します。

 ただし、マーフィー理論は、「なりたい自分の姿を心に強く思い描く」だけで、ありとあらゆる願望が実現するようなことを主張していますが、これは、明らかに拡大解釈です。

<因果律を超える願望は実現するのか>

・因果律から「思いは実現する」は出てこない。

・ただ、欲に基づいた願望だけが中心主題であるマーフィー理論はおかしいと言えるでしょう。

<願望実現の方法>

・願望実現には3つの方法があります。

(A)超意識(ガイド、高次の意識存在)を活用する方法

(B)宇宙と一体になり、思い・願望と一体になって思いを具現化する(願望を実現する)

(C)自分の力で思いを具現化させる(願望を実現させる)方法

・いずれにせよ、無欲・無心の境地が達成できれば、ガイドなどの超意識との交信が可能になります。ひらめきが得られたり、願望が実現させてもらえたりします。まず、これができるようになることを目指すのがいいと思います。そのためには、ヘミシンクを聞くことが近道でしょう。

『世界の自己啓発50の名著』  エッセンスを読む

T・バトラー=ボードン   Discover 2005/1/10

<精神圏とオメガ・ポイント>

1925年、テイヤーが、「精神圏」という言葉を生み出した。生物圏が、地球人を取り巻く全生物の生存圏であるのに比較して精神圏は、精神の面からそれに対応する。それは地球を覆う目に見ない想念の層であり、人類の精神的そして霊的状態、あらゆる文化、愛、知識の総体だ。それぞれの人間が自分自身を物質と精神の両面から養うためには、地球全体から必要なものを得なければならなくなると、テイヤーは予見した。

・最終的には、人類は物性から完全に自由になるだろう。私たちは、新しい形の存在になった時、すべての潜在能力は現実のものとなっているだろう。テイヤーは、この到達点を「オメガ・ポイント」と呼んだ。

<自分の独自性を理解し、表現することが、そのまま世界の進化につながる>

・人生がフラストレーションであり、幸福が人間には不可能であると叫んではいけない。自分の燃料を確認することだ。それは諸君が行きたかった場所に連れてきてくれただけなのだから。

<お金を稼ぐことの尊さ>

・ランドにとって、富はその人が重要な思想を持っている証だった。何かを創造し、それを通してお金を稼ぐことは、人間の徳の本質以外の何物でもない。ナポレオン・ヒルは、このことをあからさまにこういった。「考えよ。そして儲けよ」

・最良の社会というものは、自分が生み出した最良のもので、他人が生み出した最良のものを買うことができる社会だ。

・長い間、嘲笑の的であったランドの思想の多くは、現在ではあたり前の知恵になっている。

・資本主義が純粋であるほど、各個人の本能を最大限に活用でき、よりすぐれた製品やサービスを提供できることは、今日では、自明のことと思われる。

・ランドは21世紀の起業家の守護神だ。なぜなら、精力的に創造することの徳を説いたからである。

・「人には誰でも仕事がある。家を建てるのが、仕事の人もいれば、私のように生きるための戦略を立てるのが仕事の者もいる」

<人生の法則><法廷は人生の縮図>

・自分が所有するのは正当なのだと主張しない限り、人は様々なものをあなたから奪い去ろうとするものだ。人生は法廷よりもずっと長い時間の枠組みの中にあるので、明確な戦略なしに負けていたとしても、その事実に気が付かないことがある。

・『ライフストラテジー』の目的は、読者に揺さぶりをかけ「裁判」は常に行われており、休廷はないということを理解させることだ。

<人生は行動に報いる>

・「世間は、行動をともなわない思考にはあまり関心がない」ことを覚えておこう。

・「勝者と敗者の違いは、敗者がしたがらないことを勝者はするという点だ」

<事実なんてない。あるのは認識だけ>

1、人生は管理するもの。癒すものではない。

2、私たちは、自分の扱い方を人に教えている。

3、許しには力がある。 4、まず自分が求めているものを明確に知る。

<奇跡を生む考え方を身につける>

1、ものごとを決めつけない。 2、直感をみがく。

3、現実は心構え次第で変わることを知る。

4、必要なものをすべて与えてくれる宇宙に身をゆだねる。

<自己、より高度な自己、そして自分の目的が一直線に結ばれていれば、奇跡のような素晴らしいことが起こる>

<心の知能指数が成功の鍵>

・ゴールマンは「希望を持ち続ける」ことが成功へ向かうための姿勢であると述べ、科学的な裏付けを試みている。

得意なことを見つけ、もっとそれに力を注げば、成功はたやすく手に入る

相手が感じていることを尊重すれば、どんなことでも心から聞いてもらえるだろう

<環境はその人そのもの><思いを変えれば世界が変わる>

・私たちは、自分が望むものではなく、現在の自分と同じものを引き寄せる。自分の思いを変えてはじめて、自分の人生を変えることができる。

・「我々は、たやすく夢を諦めてしまう。しかし、宇宙は常に夢の実現を支えようとしている」

・楽観的な考え方を鍛えれば、健康になりお金持ちになり、幸福になる可能性が増す。

<責任を持つ7つの習慣>

1、主体性を発揮する  2、目的をもって始める

3、重要事項を優先する  4、WinWinを考える

5、相手を理解してから理解されることを求める

6、相乗効果を発揮する  7、刃を研ぐ

<変化した状態が習慣になってこそ、真の変化と言える>

<神経言語プログラミング>

1、地図は現地そのものではない  2、体験には構造がある

3、誰かにできたことは誰もが学ぶことができる

4、身体と心はともに同じシステムの一部である

5、人間はすでに必要なものをみな持っている 

6、気持ちは必ずどこかに表れる  

7、コミュニケーションの意味は相手の反応にある

8、すべての行動の根底は、肯定的な意図である

9、人間は常に自分に可能な最高の選択をする

10、うまくいかなかったら、違うことをしてみる

新しい思考、行動、感情でプログラムを組めば、新しい人生を手にできる

潜在意識の働きを理解すれば、夢を現実にする方法がわかる

<人生に奇跡をもたらす7つの法則>

1、カルマ(原因と結果の法則) 2、ダルマ(人生の目的の法則)

3、純粋な潜在力の法則  4、与える事の法則 5、最小限の努力の法則  6、意図と願望の法則  7、執着しないことの法則

<人生から望みのものを受け取るための簡単な方法がある。大自然と宇宙に波長を合わせることが必要だ>

・「人生は困難なものである」と認めてしまえば、事実はそう深刻ではなくなる。責任を引き受けてしまえば、よりよい選択ができるようになる。

・人生がゲームなら自分が幸せになるための法則を学び、行動に移してみよう。

『肩をすくめるアトラス』を貫く主題は「$=ドルマーク」である。アメリカの理想を愛し、移民としてやってきたランドにとって、この聖なる記号は国家、宗教、伝統に対する創造的な精神の勝利を象徴するものだった。

自己啓発は「可能性の文学」

・自己啓発書は20世紀に大当たりしたものの一つだ。どれほど売れたかを正確に数えることは不可能だが、ここに取り上げた本でも15千万冊を超えている。おびただしい数にのぼるその他の本を含めれば5億冊を超えるだろう。このような大衆現象になったのは20世紀になってのことだ。

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみると、

ジョセフ・マーフィー(Joseph Murphy,1898520 - 19811215日)は、米国で活動したアイルランド出身の宗教者、著述家。ニューソート派に属し、主に牧師として活動した。

潜在意識を利用することによって自らや周りの人さえも成功、幸福へと導く「潜在意識の法則」を提唱した。関連著作は自己啓発書として広く流通している。ニューソート関係の思想家では、もっとも愛好された人物のひとりである。

日本には渡部昇一(大島淳一)や島津幸一(しまずこういち)によって、産業能率大学出版部や三笠書房の出版を通して紹介された。なお、いわゆる「マーフィーの法則」とは関係ない(こちらはマーフィー・アメリカ空軍大尉によって唱えられたもの)。


by karasusan | 2017-11-16 18:18 | その他 | Comments(0)