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帰還した故郷では、何と300年の歳月が経過しており、父も友人もみな死んでいた。そしてオシーンが思わず地面に降りた時、たちまち彼は白髪の老人となってしまうのだった。(2)

ロキの子供たち

・ロキには、最初に妻とした巨人族のアングルボザとの間に3人の子供がいた。それが2人の息子、巨大な狼フェンリルと大蛇ヨルムンガンド、1人娘のヘルである。予言の力を得たオーディンがラグナロクでロキの子供たちが敵となることを予見していたため、神々はフェンリルを魔法の鎖で縛り、ヨルムンガンは海に捨てられ、ヘルは冥界の主という名目で地下へと送られていた。

ワルキューレ  勇ましき戦死者を天界と運ぶ乙女

北欧神話では、世界の終末であるラグナロクが到来すると、神々と巨人族による全面戦争が行われることが運命づけられている。この日まで重要な役目を果たすのが、半人半神の女性たち・ワルキューレである

 ワルキューレという名前は「戦死者を選ぶ者」という意味がある。ドイツ語ではヴァルキューレ、英語ではヴァルキリーと発音するが、北欧神話ではヴァルキュリアといった発音になる。ワルキューレはドイツ語の読みに由来する日本流の呼び名で、戦乙女と訳されることもある。

彼女たちワルキューレの役目は、ラグナロクに備えて「優秀な戦士たちの魂を集める」こと。鎧兜に身を固めて天馬に乗ったワルキューレたちは、人間世界ミズカルズで戦争が起きると戦場に姿を現す。そして、主人(オーディン)の定めによって選ばれた戦死が倒れると、その魂を死せる戦士たちが集う天上の館ヴァルハラへと連れて行く。

 ヴァルハラへ連れて行かれた戦士たちは、「英雄的死者たち」という意味のエインヘリヤルと呼ばれ、ワルキューレたちの世話を受けながらラグナロクの到来に備えて武事に励むことになる。主人たちが選んだ戦士の魂を集めるだけでなく、ラグナロクが到来するまで彼らの世話をすることも、ワルキューレの重要な仕事なのだ。

 現在では美しい乙女の姿で描かれることが多いワルキューレだが、死者を選ぶというだけに古くは死神や魔女と同一視され、恐れられる存在だった。

フリーメイソンリー  おもな秘密結社

秘密結社の代名詞的存在

「一部の団体が世界を裏から牛耳っている」というような陰謀論は現在でもあとを絶たない。こうした陰謀論の話で必ずといっていいほど登場するのが「秘密結社」であり、その代表格がフリーメイソンリーだ。この組織は300万人以上の会員がいるといわれる世界最大規模を誇る秘密結社で、「ロッジ」と呼ばれる拠点は日本にも存在する。結成の起源については諸説あるが、中世ヨーロッパの石工職人の組合が母体となったという説が有力だ。

 秘密結社という響きから怪しげなイメージを受けるが、実はフリーメイソンリーの実態はかけ離れている。公式ホームページでは「会員相互の特性と人格の向上をはかり、良き人々をさらに良くしようとする団体」と標榜し、会員は自らがフリーメイソンであることを公開してもよいまた、具体的な活動内容は非公開となっているが、学校や病院の設営、孤児や老人を保護する施設の経営、資金援助などを行っているとされる。

・こうした活動によってフリーメイソンリーは慈善団体というイメージが浸透しつつあるが、ある程度の秘密性は有しているため、存在を危ぶむ勢力も存在する。特にカトリック教会との対立は根深く、フリーメイソンリーへの入会は“破門に該当する行為”とされる。また、フリーメイソンには社会的な影響力が大きい有力者も多数いる。

マフィア  裏社会で暗躍する犯罪集団

・マフィアとは、世界中に存在する暴力や密売など非合法な方法で生計を立てる組織犯罪集団のことだ。もともとはイタリア南部にあるシチリア出身の犯罪集団を指す用語だったが、現在では犯罪集団全般を指す言葉として用いられることが多い。その起源については9世紀にアラブの侵入に対して結成されたというものや、19世紀初めにナポレオン軍に追われたナポリ王室がこの島に逃げ込んだのが契機となったというものなど諸説あり、詳細は不明だ。

いずれにせよ、マフィアはシチリアで誕生し、その後、一部のマフィアが移民としてアメリカに渡り、これがコーサ・ノストラなどのアメリカマフィアへと発展していく。ちなみに、アメリカのマフィアといえばアル・カポネが有名だが、彼はイタリア系ではあるが両親の出身がナポリで、シチリアではなかったため、マフィアの本流には加わっていない。そのため、アル・カポネについてはマフィアではなくギャングと呼ばれることが多い。

 なお、マフィアの各組織はファミリーと呼ばれ、原則として1都市につき1ファミリーが存在している。ただし、メンバーの多いニューヨークのアメリカマフィアだけは、5つのファミリー(ボナンノ一家、ジェノヴェーゼ一家、ガンビーノ一家、ルッケーゼ一家、コロンボ一家)が存在しており、これを「5大ファミリー」と呼ぶ

エーテル  現代の量子力学がとってかわる

・その昔、人は音が空気を伝い、波が海水を伝うように、光を伝える物質が宇宙にあると考えた。古代ギリシアで空気の上層をあらわす言葉であった「エーテル」は、アリストテレスによって神学的な意味で“天を満たすもの”だと定められた。この用語が物理の領域で意味をもち始めたのは、まだ量子力学の基礎が確立される以前の17世紀、ルネ・デカルトは1644年に『哲学原理』で「宇宙は真空ではなく、隙間なくエーテルに埋められている」と主張した。サー・アイザック・ニュートンは光は粒子であるといい、クリスティアーン・ホイヘンスは光の波動説を唱えたが、共にエーテル説を支持していた。しかし、それならエーテルの中を進んでいる地球にはエーテルの風が吹いているはずであり、科学者たちはその存在を立証しようとした実験をしたものの、エーテルの風は検出されなかった。

・その後、アルベルト・アインシュタインが1905年には「特殊相対性理論」を発表、電磁波の伝達に媒介物質は不要だとしてエーテル理論を事実上破棄した。宇宙に進出した現在では、宇宙空間がエーテルに満ちているという概念がいかに前時代的だということが分かる。

 しかし眼に見える光が電磁波の一種と解明されたことを考えると、波を伝える何かがあるとする発想自体は、無駄だったと言いきれないのではないだろうか。

ガブリエル 神の意志を告げるメッセンジャー

大天使ミカエルと同様『旧約聖書』に名前が明記されている天使。名前は「神の人」「神は力強い」を意味し、イギリスの詩人ジョン・ミルトン著作『失楽園』では、ミカエルやラファエルなどと同じく、熾天使(セラフィム)とされている。

 ガブリエルの主な任務は、選ばれた人間に神の意志を伝えること。最も有名なエピソードとしては、聖母マリアへの受胎告知が挙げられる。『新約聖書』でも文学的に優れた歴史的叙述とされる『ルカによる福音書』によると、ガブリエルは処女マリアに懐妊を告知し、胎内の子をイエスと名づけることを啓示した。更に、その子がのちに救世主になることも告げたという。

 天使といえば羽を生やした男性というイメージが強いが、ガブリエルは女性で描かれることが多い。

・ただし、ガブリエル女性説はあくまで一説にしか過ぎず、断定はできない。

サリエル  見つめた者を不幸にする邪眼

サリエルは天使が神の掟に背かぬように監視し、法を犯した天使の運命を決定する役目を負った熾天使(セラフィム)、または大天使。人間の魂を天国や地獄へ導く存在でもあり、一説には死を拒む相手を脅して魂を刈り取るともいわれ、恐怖の対象とされている。

 サリエルの能力といえば、見つめた者にさまざまな呪いをかける「邪眼(イーヴル・アイ)が有名。

・実際にキリスト教社会では邪眼の存在は信じられており、サリエルの名前が書かれた護符には、ほかの邪眼から身を守る魔除けの力があるという言い伝えも残されている。

 不吉なイメージが強いサリエルは、『旧約聖書』外典『エノク書』では月の運行を司る天使として登場する。そのなかでサリエルは、月の禁断の秘密を知り、それを人間に教えてしまう。そしてその罪を問われ、神への反逆者というレッテルを貼られて自ら堕天したという。

ゼウス

オリュンポス12神の1

農耕の神クロノスとレアの息子として生まれたゼウス。彼はオリュンポス12神で、天界を統べる全知全能の神だ。ゼウスがもつ職能は、雨や雷などの天候で、戦闘においては雷を武器に戦う。ほかの神々と比べて圧倒的な力を誇るゼウスだが、その王座は父親から奪ったものだ。

 もともと、世界を統べていたのはゼウスの祖父にあたる天空の神ウラノスであった。しかし、彼は実の息子であるクロノスに男根を切り取られ、王座を追われてしまう。その際、クロノスに対して「お前もまた自身の息子に王座を奪われるだろう」と予言を残した。

もっと2次元に強くなる雑学 歴史遍

こじらせイメージの強すぎる、信長、龍馬

・まず歴史ものでありがちなのが、後年になってやけにイメージが作れ上がった人物が多いこと。典型的なのは戦国武将「織田信長」だ。彼の偉業や逸話は今更挙げるまでもないが、革命児・破壊者のようなイメージはルイス・フロイスの『日本史』にある「第六天魔王を自称した」という記述が発端だ第六天魔王に関する史料は実はこれしかないのだが、インパクトが強すぎるのか、後年かなり信長像が一人歩きしてしまう結果となった。

 幕末の風雲児「坂本龍馬」も同様である。彼はもちろん何もしなかった人物ではないが、立場的にはただの素浪人の1人であるし、肝心の船中八策も書面が現存していない。現在の一般的な龍馬像は、実は司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』が発端になる。フィクション発信なことを踏まえると、歴史上の評価と比べて温度差があるのは否めない。

ヘブライ文字 ユダヤ民族による奇跡の復活劇?

・へブライ文字とはイスラエルの公用語で使われる文字で古代ユダヤ人の国家は古代ローマ帝国に滅ぼされてしまい、そのためユダヤ人たちの言葉、ヘブライ語も日常生活では使われなくなっていった。ただ、ユダヤ教会ではヘブライ語で『旧約聖書』や文書を読み、使っていたので、現代までヘブライ語の知識は失われずに済んだのだ。そして19世紀、ロシアからパレスチナに移り住んだエリエゼル・ベン・イェフダーがヘブライ語を日常語で使うことを実践、ヘブライ語を復活させた。やがてヘブライ語は建国されたイスラエルの公用語になるが、2000年間も使われていなかった古代の言葉を、現代に復活させたのは奇跡とまで言われている。

ヘブライ語と日本語の共通点⁉

・ヘブライ語やその文字は、イスラエルの言葉で、使っているのはユダヤ人だ。日本とは距離的にも心理的に非常に遠く、接点もない。普通ならそう考えるのだが、実はヘブライ語と日本語の共通点を指摘する声があがっているのだ。

 その主張は、日本語のカタカナとヘブライ語が似ている。いくつかの文字では、文字とその読みが同じだというのだ。確かにいくつかの文字を並べてみると、似ているような気もする。ただ、これだけなら不思議な偶然、面白いこともあるものだとへえと唸るぐらいだ。

・しかし、この2つが似ているということが、更なるミステリーへと繋がる。それが日ユ同祖論これは簡単にいえば、日本人とユダヤ人は共通の先祖をもつ兄弟民族だという説だ。紀元前722年にアッシリアに滅ぼされた北イスラエル王国、その民がシルクロードを渡り、日本まで来ていたという。荒唐無稽の話に聞こえるが、ヘブライ語と日本語が似ていること、鳥居や山伏のほら貝など古代ユダヤ文化を彷彿とさせるものがあるというのが、その根拠だ。

ルーン文字 北欧神話に伝わる魔術文字

ルーン文字とは、2世紀ごろから北欧、ドイツを中心にゲルマン語の表記に使われた文字で、石や木、骨に刻んで使われていた。「ルーン」という言葉には神秘、秘密、ささやきといった意味がある。このルーン文字だが、ただの古い言葉という以上に、呪術、魔術的な力のある文字として知られている。

ちなみに北欧神話では、このルーンは最高神であり魔術師でもあるオーディンの叡智によってもたらされたとされる彼はルーン文字の奥義を獲得するために、自ら木で首を吊り、己を槍で刺し9日間瞑想を続けた。こうして冥界へと向かったオーディンはそこでルーンの神髄を獲得。命を失う寸前に蘇生し、現世へと戻ったのだ。つまり冥界に行かなければならないほどの神秘、力を秘めているとこの神話が語っている。

・当然、現在でも占いや呪術にルーン文字は使われているほか、ナチス・ドイツの親衛隊がロゴにルーン文字を使用。更にはフィクションの世界でも、魔術文字としてルーン文字は取り入れられ、『指輪物語』をはじめとした名作にも登場している。

<●●インターネット情報から●●>

毎日新聞2016/1/3東京朝刊より

米国 カリフォルニア、大麻解禁に列 6州目、合法化加速か

サンディエゴ(米西部カリフォルニア州)長野宏美】2016年11月の住民投票で娯楽用大麻の合法化が承認されたカリフォルニア州で今月1日、大麻の販売が始まった。娯楽使用の大麻販売解禁は6州目。全米最大の人口を抱える同州の解禁で、合法化の流れが進むという見方があり注目されている。

 今回の措置で、米国では5人に1人が娯楽用大麻の購入が可能になった。サンディエゴの販売店「トリー・ホリスティックス」では1日午前7時の開店前から行列ができた。荷物検査や身分証明書の確認などを行って店内に入る。同店は大麻の鉢植えや大麻入りキャンディーなど400種類を扱う。カップルで来店した女子学生(23)は「アルコールより健康的で経済効果もあると思う」と歓迎し、1グラム20ドルの大麻などを購入した。店員のリーフさん(25)は「ストレス解消などで、ビール代わりとして広がると思う」と期待した。

 同州では1996年に住民投票で医療用大麻が全米で初めて認められ、16年に娯楽目的も承認された。大麻を酒やたばこと同様に嗜好(しこう)品として扱い、21歳以上は一定の条件で所持や栽培などが可能。公共の場での使用は禁じられ、販売を認めない自治体もある。

 合法化の背景には、闇取引が横行する中、当局が管理して課税する方が州の財源にでき、現実的だという判断がある。ロイター通信によると、解禁により年間10億ドル(約1130億円)の税収が見込まれるという。一方、西部コロラド州では合法化後、大麻使用者の交通死亡事故が増加し、身体への影響に懸念もある。

 大麻は連邦法で禁じられているが、全米では西部ネバダ州など8州と首都ワシントンで娯楽用大麻が合法化されている。16年の住民投票で認められた東部マサチューセッツとメーンの両州は年内に販売が始まる見通し。

『『竹内文書』と月の先住宇宙人』

ロズウェルのエイリアン(異邦人)【日本人とおなじモンゴロイド】

飛鳥昭雄   徳間書店  2004/11/20

月の住民を記す古史古伝の登場!

日本は世界の中心だった!

・『竹内文書』は、天皇が日本国だけの天皇になったのは神武天皇以降だとしている。

 それ以前の天皇は、一代につき一度は天空浮舟で天空を飛翔し、世界を巡幸したというから、スケールが違う。つまり「皇祖皇太神宮」は、神武以前の天皇を「世界天皇」としているのである。

 驚くのは、不合朝58代・御中主幸玉身光天津日嗣天皇の時に、古代中国から「伏羲(ふくぎ)」と「神農」が朝貢したとあることだ。

彼らは古代中国の伝説的な皇帝「皇帝三皇」のうちの2人とされ、伏羲は結婚制度、狩猟、漁猟、牧畜、火を使った料理などを民に教え、宇宙の構造を示す「八卦」を作ったとされている。一方の神農は、農業、薬学医学を伝えた帝である。市を造り、物々交換を教えたことから、薬と商売の神とされ、火徳を有するために炎帝とも呼ばれる。

 それだけではない。不合朝69代・神足別豊鋤身光天津日嗣天皇の頃には、古代ヘブライ人の大預言者であるモーセまでが訪朝したとある。

・モーセは出エジプト以降、古代ヘブライ人を連れてシナイ半島をさまよい、40年にしてようやく約束の地カナンへと導いた預言者である。そのモーセがようやく義務を果たし終え、ヨシュアを後任に立てたので、安心して日本に渡来したというのだ。

 一方、不合朝70代・神心伝物部建身光天津日嗣天皇の時には、古代インド北部地方(現在のネパール南部付近)から、釈迦が訪朝し、万物の奥義を学んでいったと記されている。

 その流れは神倭期になっても続き、初代・神武天皇の時には中国から老子が訪朝したとある。

・そのキリスト教を起こしたイエス・キリストまでもが、日本に訪朝していたと記されてあるから驚きである。イエスの訪朝は第11代・垂仁天皇の頃とされ、もしそれが事実であれば、イエスは日本で様々な奥義を身につけて、救世主として相応しく成長したことになる。

 驚きはまだ続く、第29代・欽明天皇の時には、中東からムハンマド(マホメット)までが訪朝したと記されているのだ。

 これでは、いわゆる「4大宗教」の全てが日本から生まれたことになり、儒教までが日本産となると、大変な宗教系譜が出来上がってしまう。

 はたして、これらは本当のことだったのだろうか?

イエスの来朝は本当か?

・『竹内文書』を世に広めるのに貢献したのは、酒井勝軍だけではない。昭和12年(1937年)、キリストが日本で死んだとする『光は東方より』(日本と世界社)という1冊の本が世に出て、世間をあっと言わせた。その本の作者は、山根キク(菊子)という女性である。

 キクはクリスチャンだったが、同時に天津教の信者でもあり、婦人運動家としても広く世に知られた人物だった。

『光は東方より』は、『竹内文書』をベースにしているだけあって、さすがに驚天動地な内容である。

 なにしろ、救世主であるイエス・キリストが、12使徒を召して伝道を開始する前、はるばる日本まで来ていたとしており、イエスの墓までが日本にあるというのだから大変である。そして巨麿が封印して保管する御神宝の中にも、それを証明する品があるという。

『光は東方より』によると、垂仁天皇の即位10年後、イエスは21歳の時に能登半島に上陸している。その時期はちょうど『新約聖書』最大の謎とされるイエスの空白期間(18年間)に該当し、その間、「皇祖皇太神宮」の神主・武雄心親王を通して修行して、言葉、文字、神学を身に付けたという。その修行の期間は約5年と記されている。

・来朝以降のイエスについて、『竹内文書』は、およそ次のように語っている。ゴルゴダの丘で十字架にかかったのはイエスの4歳下の弟で、名を「イスキリ」と呼んだ。イエス自身は、磔刑の難をのがれて北欧、アフリカ、中央アジア、アラスカを経て4年後に青森県の八戸に到着した。

 イエスはそこから西へ向かい、ある処で定着するが、そこをヘブライにちなんで「戸来」と名付けたとされる。イエスは自分の名を「十来太郎大天空」、あるいは「八戸太郎天空坊」と改め、沢口家の丘の上に居を定める。沢口家から娘のミユ子を娶ったからである。

 イエスは鼻が高く、赤ら顔で長いマントを着ていたため、村人たちは「天狗様」として尊敬したという。この村でイエスは畑を耕すだけの白髪の老人となり、三女をもうけて118歳で他界した。

・これを単なる夢物語とは片づけられない事実がある。青森県三戸郡にある十和田湖の東に、当時、実際に「戸来村」という寒村があって、そこでは古代ヘブライの風習がそのまま残されていたのである。

モーセの墓も実在する!?

・山根キクは、著書『キリストは日本で死んでいる』の中で、来朝したのはイエス・キリストだけではなく、モーセまでが日本を訪れていたと述べている。

 そのあらましは、次のとおりである。

 モーセが絶対神ヤハウェから十戒石板を得たのは、シナイ山ではなく石川県押水町の宝達山であるとする。この山は能登半島の最高峰で、後にイエスが修行するために天空浮舟で舞い降りた地でもある。

カタカナは神代文字から作られた!?

・「皇祖皇太神宮」は、「カタカナ」のベースになっているのは、漢字ではなく神代文字だと表明している。

「天空浮舟」ミステリー!

・『竹内文書』は、この天空浮舟の飛翔速度を1800011000里と記している。「一理=4キロ」にした場合、1日に3200044000キロを飛ぶ計算になり、地球の円周が約4万キロなので、ほぼ1日で地球を1周してしまう。

 これを時速に換算すると、時速13331833キロ、秒速なら37035092メートル。いやはや、猛烈なスピードである。

しかし、記紀の神武天皇に担当するニギハヤヒが、「天磐船(あめのいわふね)」に乗って降臨したという伝説が、現実に、「磐船神社」(大阪府交野市)に残されているのだ。

 ニギハヤヒは天照大御神の詔によって天孫降臨したとあり、物部氏の祖神である。

「多次元同時存在の法則」の下では、時間や人数の概念は一切通用しない。何億年もの寿命や数百世代の隔たりがあっても、たったひとりの人間や神に集約されてしまうからだ。

・それは記紀も同様で、初代・神武天皇と第10代・崇神天皇の間の8代の天皇が、「神武天皇=崇神天皇」の結果、神代では天照大神に、人間界では神武天皇にすべて引っくり返ってしまうのだ。

世界のひな型日本の天皇がかつて「世界の王」だったことが証明される!!

ロズウェルのエイリアン(異邦人)は日本人(皇室)と同じモンゴロイドだった!!

「ベルギー事件」はアメリカへのメッセージだった!

・ベルギーで5万人が目撃したUFO事件が発生した。これを「ベルギー事件」と言う。

これら一連のベルギー騒動に先立つ19891129日には、国道68号線をエイナッテンからオイペンまで行軍していた軍人が、無音で飛行する巨大な葉巻型UFOを目撃していた。この時に現れたUFOは母船だった。

20世紀最大のミステリー「ロズウェル事件」

実はエイリアンの姿は、カエルのようなグレイでも金髪の白人でもなく、背の低い(1メートル50センチ前後)の東洋人であることが判明している!!

 彼らは髪の毛を剃った僧侶のようなモンゴロイドで、著者が入手した元NSA(国家安全保障局)高官からの情報によると、3体の遺体はまさに日本人そのものだと記されている。それがエイリアンの正体である。

 彼らがモンゴロイドであることは、切れ長の目と低い鼻というアジア人の容姿から歴然としており、当然、アジア人の祖先である古代セムの末裔であることは間違いない。

 エイリアンのDNAと日本人は極めて近く、最近の調査でそれが明らかにされている。「YAP(―)因子」が発見されたことで、そのことが確証されているのである。

「YAP/ヤップ」とは、Y染色体のDNAの中の特定の場所に挿入された約300の塩基からなる遺伝子のことである。このYAP(―)因子は、極東では日本人特有のものと考えられている。

 日本人のYAP(+)因子は、縄文人によりもたらされ、YAP(-)因子は弥生人の移住によりもたらされたというのが従来の学説だが、アメリカはそうは見ていない。

竹内文書中の地日玉国はやはり地球以外にあり、そこに、もうひとつ、本物の日本が存在する――というのが筆者の説である。

NSA(国家安全保障局)はこのことに強い関心を持っており、アメリカ政府も日本人(特に皇室)とエイリアンの遺伝的つながりに興味を抱いている。

「ロズウェル事件」はアメリカの国防システムまで変えた

・現在、1945年から49年末までのロズウェル基地における書類は一切存在していない。通信記録も破棄されたという。これはあまりに奇妙すぎる。

マザーシップが出現していた!

・『Mファイル』によると、UFO墜落の直前、ロズウェル基地では大変な事件が起きていた。194772日、ロズウェルの北方は、夜半から猛烈な嵐に見舞われていた。発達した低気圧が局地的な嵐を引き起こし、雷鳴が轟き、異様な雲が渦巻いていたのだ。雨を伴わない大陸内部特有の乾いた雷雲は、時にそれが巨大な竜巻を生み出すことがある。

 午後815分過ぎ、ロズウェル基地上空に、突如として巨大な物体が飛来した。それは全長1キロを超える飛行物体だった。

 

・軍人や職員が外に出て夜空を見上げた時、真黒で巨大な影が星空をシルエットのように隠していたのが見えたという。その後、飛行物体の底から、オレンジ色に輝く小型の飛行物体(ホームベース型)が2機飛び出すのが確認されている。

『竹内文書』と月の人類!

アポロ11号のはるか以前から月面を占有し、地球の上空を我が物顔に飛翔するUFOの操縦者が、モンゴロイドだということを、アメリカ軍は「ロズウェル事件」を通して知っていた。

 セムの末裔がエイリアンの正体なのだ。つまりはイエス・キリストと同族ということになる。

 実は「エイリアン」には意味が2つある。「異星人」と「異邦人」である。だからエイリアン情報を軍を通して垂れ流すアメリカは嘘を言っていないことになる。エイリアンを異星人と思い込む方が悪いのだ。『竹内文書』を巨麿版として改竄させた手口と全く同じである。

 アメリカは、日本から絶対に目を離さない。近い将来、アメリカがエイリアンと戦闘状態に陥るような場合、日本が対エイリアン戦争のキーパーソンになる可能性が出てくるからだ。アメリカにとっては、日本人(特に皇室)はエイリアンに対する貴重な人質とも言えるからである。

 このように、『竹内文書』にある、太陽の「天日球国」と地球の「地美(ちみ)」の間に存在する世界が「月」だった可能性が出てくる。そしてそこには、YAP(-)因子を持った日本人と同じ民族が住んでいる。

 確かに月には酸素を含む大気は存在しない。が、月の地下が完全な空洞になっているというデータも存在するのだ。

 月の地震である「月震」(3メートルの振幅で3年間の周期)が、800年間も鎮まらないのは、月が釣鐘のように中身がないからである。

 これは800年ほど前に月に大衝突した隕石による震動で、この衝突の記録はイギリスのジャーベイズ司祭が『年代記』の中に書き残していて、実際、記録通りの場所に新しい隕石孔が存在した。「ジョルダーノ・ブルーノ・クレーター」である!

 月の内部の核が外部に滲み出して黒い海を形成している事実を考え合わせれば、これは月の内部が歪とはいえ、空洞になっている可能性を示唆するデータと言える。

 はたして「地日王国」とは月のことなのだろうか?

『ユダヤ陰謀説の正体』 

松浦寛 ちくま書房   1999/11

UFOとホロコースト

UFOを操っているのはだれか

ホロコーストとUFOとはいかにも奇妙な取り合わせのように思われるが、ユダヤ人に関する偏見には、他のどの民族に関する偏見にもまして奇妙なものがある。

・「UFO問題の一番深い根幹部にあるのは、実は『ユダヤ問題』だったのである!」と説くのは、「サイセンス・エンターティナー」を自称する飛鳥明雄である。飛鳥は、「子供の頃から古代古墳に囲まれた環境で育つが、UFOを目撃したことで超常現象の世界に興味を持つようになった」という人物である。

・飛鳥によれば、1947年7月4日にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルで米軍が発見したというUFOに乗っていたエイリアンの4遺体は実はモンゴロイド系で、UFOを飛行させるほどの高度科学技術の担い手は日本人を含むモンゴロイド系であるという。

そして、モンゴロイド系を中心とするアジア系諸民族こそ、古代イスラエルの失われた十支族の末裔だというのである。すぐに分かるように、失われた十支族云々は、飛鳥の信奉する、一夫多妻制などの主張でとかく周囲と摩擦を起こすことの多いアメリカの新興宗教の教義(インディアンと俗称されるネイティブ・アメリカンは移住したイスラエルの失われた支族との由)のヴァリエーションで、それを飛鳥は、われわれが先に論じた「日本=ユダヤ同祖論」と折衷したわけである。

UFO研究家とナチス

・実はこれと似た話が、『UFO研究家』として知られるテレビ・ディレクター、矢追純一の『ついに突き止めた超兵器の秘密 ナチスがUFOを造っていた』(1994年)なる題名の書物にも載っている。

19801022日、「英国上院議員UFO研究会」(未詳)の委員長だというクランカーティ伯爵と同会委員のキンバリー伯爵をロンドンに訪ねた矢追は、別の惑星から来ているものと、旧ナチスの科学者による地球製の二種類のUFOの話を両委員から聞き、少し前に会った「実名を出すとさしさわりがある」Xなる西ドイツの商社の実業家の話を思い出す。Xは、矢追に「ナチスの目的は、東西が衝突して第三次世界大戦に突入したとき、UFOをひっさげて現れ、世界制覇を成し遂げようというものです」と語ったという。

前大戦末期、幽閉されていたムッソリーニの奪回作戦を指揮したオットー・スコルツェニー大佐を乗せたUFOを見たと言い張るフランク・ストレンジ博士の話を紹介した後、矢追は、「ドイツのナチスと、その秘密計画に詳しいエルンスト・ズンデル」に会うべくニューヨーク州のプリンストンに赴く。

「ホロコースト否定興行師」の商魂

・矢追がツンデルから聞いたという話は、実に驚くべきものである。なにしろ大戦末期のナチスは、「超伝導モーターによるUFO」ばかりか、核弾頭を装備できる大陸間弾道弾、衝撃波で目標物をなぎ倒す「音響砲」、さらには巨大な凹面鏡を利用した「太陽砲」までも開発していたという。なぜそれほどナチスの科学技術が発達していたかというと、ツンデルが推測するには、「何らかの方法で宇宙人とコンタクトを取り、優れたテクノロジーを手に入れたのではないか」との由、その根拠たるやヒトラー自身が「かなりの霊能力をもった超能力者」で、親衛隊の長官ヒムラーも「優れた霊能者」であったからというのだからすさまじい。

・矢追は、ツンデルに会うのにずいぶん苦労したようだが、ツンデルのUFO情報の入手にそれほどの手間は不要である。

 なぜなら、このツンデルは、現代史の研究者の間でも好事家の間でもとりわけ有名な「ナチスおたくのおっさん」(山本弘)で、インターネットに13のサイトを持ち、その内の8つの記事が「未成年者に有害」との理由からドイツで公開禁止となったという逸話で知られる「ホロコースト否定興行師」(マヌエル・ブルツキの評言)だからである。

『大いなる秘密』 (レプティリアン爬虫類人)

(デーヴィッド・アイク)  (三交社)   2000/8

アーリア人の祖先たちの故郷

シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」

・「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ」のエッカルトと、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレがヒトラーを精神操作。

・スカンディナヴィアの伝説によると、ウルティマ・トゥーレは、太陽の沈むことなき極北の楽園であり、アーリア人の祖先たちの故郷であったと言われている。ヒュペルボーリアが水没し始めたとき、ヒマラヤ山脈の地下に高度な科学技術を持っていたアーリア人たちは、地殻にトンネルを掘り抜き、ヒマラヤ山脈の地下に巨大な地底都市を建設したのだった。これはのちに、シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」として知られるようになった。少なくともトゥーレ協会の人々はそう信じていた。ペルシア人たちは、その地域をアーリアナと呼んでいたが、これは「アーリア人の土地」という意味である。

・ナチスの教義では、アガルタの人々が「善者」で、シャンバラが「悪者」ということになっている。この両勢力の争いは、何千年も続いており、ナチスは、アガルタの「善者」たちと同盟して、「悪者」のシャンバラが操る「フリーメーソンやシオニスト」と戦っていた。少なくともナチス自身はそのように信じていたのだ。

非常に長期にわたるこの争いは、「火星由来のアーリア人対アヌンナキ・レプティリアン」の戦いだったのではないのだろうか?彼らは最初、火星上で戦いを繰り広げ、続いて戦場を月に移し、さらに地球へと下りて争いを続けた。アーリア支配種との接触を果たさんとしたヒトラーは、この地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたが、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレによる精神操作を受けていた彼は、事実上レプティリアンの繰り人形であった。

トゥーレ協会から派生したドイツ労働者党

・これまでに述べてきたように、地球の完全支配をもくろむレプティリアンが、他の異星人や地球内部種族との争いを続けてきた可能性は非常に高い。またレプティリアンたちは、低層四次元においても他の意識体たちと競合関係にあると考えられる。

・トゥーレ協会を創始したのは、ゼボッテンドルフ男爵などという大仰な名に改名した占星術師、ルドルフ・グラウエルであった。反ユダヤ・反マルクス主義を提唱した彼の影響によって、反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった。このトゥーレ協会から派生したドイツ労働者党が、ナチスとなったのであった。これに関して重要な役割を果たしたのが、ゼボッテンドルフの友人にして熱烈なオカルティスト、ディートリッヒ・エッカルトであった。大酒飲みで麻薬中毒の作家であった彼は、自分には来るべきドイツの独裁者のために道を開くという使命がある、と信じていた。

1919年にヒトラーに会ったエッカルトは、ヒトラーこそが自らの探し求めていたメシアであると確信した。レプティリアンの波動に接続するための黒魔術儀式を中心とする秘教の知識、これらをヒトラーに授けたのはエッカルトであった。1923年エッカルトは、友人に宛てた手紙の中で次のように語っている。

 「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ。我々は、ヒトラーに、彼らとの通信方法を教えた。私が死んでも悲しむことはない。私は歴史に最も大きな影響を与えたドイツ人なのだ

68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人

牡牛座のアルデバラン

・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『二十世紀の秘密』のなかで「ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという2人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリル・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともにすさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星のあいだ、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々は、そう信じていた。

金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)

ヴリル・ソサイエティーのチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた。

彼らのテーマはこうだ。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった。彼ら支配種は高度なシュメール文明の発祥にインスピレーションを与え、この地球に純粋な血流を植えつけた。以来このgodsは、地下都市から地上の人類をコントロールし続けている。

しかし一つ言い忘れていることがある。それは、アーリア人の中にレプティリアンの血流が潜んでいるという事実だ。ブラザーフッド内部の者から聞いた話だが、レプティリアンは金髪碧眼の人間の血を必要としており、アーリア支配種の純粋性を維持するというナチスの教義はそのためのものであったという。

・トゥーレ協会の名は、伝説の都市ウルティマ・トゥーレに由来している。このウルティマ・トゥーレは、アルデバラン太陽系からやってきたアーリア人が最初に入植したという北方の大陸、ヒュペルボーリアにあったと言われている。

 さらにまた、このヒュペルボーリアは、アトランティスやレムリア(ムー)よりもずっと以前の大陸だったとも、アトランティスそれ自体であったとも言われている。はたまた地球の内部にあったという説すらある。


by karasusan | 2018-11-18 17:14 | 森羅万象 | Comments(0)